
イチロー(4)
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J
2007年06月13日 01:23 visibility49
凄い生意気でエラそうで、「何様だ?」と言われそうなことですが・・・、
内野安打って、嬉しくないです。
野球で内野安打といえば、
「三遊間深いところに打球が飛んで、ショートが逆シングルでキャッチしてノーステップで投げるも、間一髪セーフ!」
というプレーがよく見られます。
まぁ、これはまだ良いです。
僕が普段プレーしているレベルでは、例えばショート正面・三塁線・セカンドはおろか、時にはピッチャー正面に緩いゴロを打った時にも、「内野安打」の可能性があるのが現状です。
それで、一生懸命に走った後、どうにか1塁を陥れた後の、あのちょっと恥ずかしい感覚が厭なのです。もちろん、チームや次の打者のために一生懸命走っているのですが、心のどこかで「早く投げて(きちんとアウトにして)くれ〜!」と叫んでいる自分がいます。
「ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ、コラッ!」という声が聞こえてきそうですが、クリーンヒットで1塁に立ちたいんですね、当たり前ですが。
凡打を打ってしまった時には、あざ笑うかのように、ビシッとファーストに送球してもらい、誰がどこからどう見ても何の文句もつけようがない「アウト(出直して来い)!」を喰らいたい。本気でそう思います。
生意気言って本当にすみません。
内野安打といえば、ご存知シアトルの#51、イチロー選手。
あれほどプライドの高い選手です。
どう思っているんでしょうか。本当のところは。
レフト前にポトリと落とすヒットをよく見るのですが、試合後のインタビューでは「(あそこに落とすのも)技術です。」とジョークでなく、コメントしたこともありました。
毎年、年間200を大きく超える安打数を放つイチロー選手にしてみれば、彼一流の研ぎ澄まされた身体の感覚の領域で、本当に「そこ」にイメージして打球を飛ばしているのかも知れませんが、こればっかりは、素人の僕からすると「うーん・・・。」と思ってしまいます。
「スウィングの途中で(このままでは凡打で終わってしまう!と感じて)わざと空振りする」、細いバットを使う理由は「細い分、芯を外れた場所にボールが当たる心配が少ない(つまりそれだけミートに自信がある)」から、等など、彼ならではのコメントは枚挙に暇がありません。
イチロー選手は現在33歳です。
僕は、彼のあの脚力に衰えが見え始める時が、今から(非常に不謹慎で申し訳ないのですが)楽しみで仕方がないです。きっと、内野安打の本数は年々減少していくでしょう。数字を追うことの嫌いなイチロー選手が現在、唯一明確に意識していると言われている「年間200安打」も、今の打ち方では厳しくなる時代が来るでしょう。新しい目標が必要となるかもしれません。
「その時こそ、彼の真の姿を拝見できるのではないか!?」と期待してしまうのです。
もうしばらく、メジャー有数のヒットメーカーとしてのイチロー選手の活躍を応援しながら、その日を楽しみに待ちたいと思います。
中・長距離打者へ生まれ変わる日を・・。
(終わり)
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- 事務局に通報しました。
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