ひきつる笑顔

  • smiles
    2013年07月29日 20:52 visibility54

「DeNAがまだこんなところにいますよ(笑)」

『サンデーモーニング』にて、関口宏氏がかく語ったところで

浅井信夫氏がいない限りは、何ともコメントのしようがない解説が多いことは、

ベイスターズに限らず、読売中心主義で育まれた人たちからすれば

普通のことで、

コメントなどできるわけがないのだ。

見ていないのだから。

それは、ベイスターズファンからして、他球団を語れないのと一緒。

 

ただ、春先の枕詞と異なって

「春の珍事」として嘲笑されていた時期とは異なり、

(笑)でありながら、嘲笑感は減ってきた。

 

ベイスターズの成績が、冗談では済ませられなくなっている。

 

それでもいまだに冗談で言っている方がいるなら、それは情報が古いか、

興味なく見ている人の言うことだから、

我々ベイスターズファン的には、放っておけばいい。

 

事実、昨日の阪神主体中継でさえ、

解説の佐野慈紀氏から、

途中でベイスターズの試合運びや技術面を素直に認めた発言が増えた。

 

とはいえ、これまでがこれまでだから、冷静になると、

これがほんまもんだとは、まだ受け止めきれずにいる。

 

ただ、

忍びがたきをしのび、耐えがたきを耐えてきたここ5年間。

その地獄のような日々からすれば、

まだまだ内容は粗っぽいとはいえ、

昨夜の『プロ野球ニュース』における笘篠氏だったか、言葉を借りれば

「前へ前へ」の精神が大事で、

走塁ミスだろうが細かなエラーだろうが、

それを超えていこうとする強い意志が、チーム全体の塊となって、

一戦に賭けているのが見えてくる。

だもんで、昨晩については、驚かされることに、

途中で9割がた勝利を確信できるという、

近年にない安心感をも抱かせてくれた。

 

どうやら本当に、奈落から這い上がろうとしてくれているようである。

こんな想定はしていなかった。

一縷の望みはあったとはいえ・・・・・・。

 

そのポイントは、交流戦明け、5カードで5勝10敗だったあの時期にさかのぼる。

一番苦しい時期であったが、

どこだろう?

 

偽統一球の確定と、波留のトラブルはあったが・・・・・・。

 

あと、本(『4522敗の記憶』)の発売はあった・・・・・・あれか?

あれで禊みたいなものか、すべての。

 

現場としては、須田の完封か、東京ドームの1勝あたりか?

 

確かにあの15試合で借金5だったが、

5カードすべて、3試合で1勝はできていたわけで、

 

考えてみると、もう、わけのわからない強烈な意志が

この頃には生まれていたみたいだ。

 

負の遺産となった雰囲気は

モーガンがすべて受け止めてくれているようだし、

ラミレスをも二軍に落とし、

コーコラン、長田、西森、富田と、GMにて手は尽くしてくれたようだ。

あと、井手の存在というか、使い方。その辺かな。

 

結果的に打つ方でかぶりすぎと言われた外野手陣が

実際は守りの面できっちりしたことにより、

これまで使われてきた生え抜きも盤石ではなくなっている。

 

一軍と二軍の連携について、チームとして機能してきた感じは強いし、

投手陣は相変わらずだが、

暫定抑えの中で、中継ぎのメンツさえどうにかなれば、

あれ?という思いが生まれてきてしまっている。

 

ファン心理としても、これまでとは勝利の受け止め方が違ってきているのは

わかるはずだ。

内容も悪くないし、強くあろうとしている。

 

ただ、ギアをトップに入れるのがあまりに早すぎるので、

くたびれてきたら誰か変わって出てきてね、というのはある。

 

あと怖いのは怪我ですから、無いことを祈りたい。

とはいえ、今年は異常にいろんなものに守られているところもあるし、

他球団にひきずられる、という感じではなくなった。

 

となると、敵は広島だな。

キラをどう抑えるか、になる。

 

このペナントレースの展開は、ベイと広島の一騎打ちにでもなりかねない。

どう考えても流れがそうだもの。

 

あとは、実質周回遅れの我々が、どこまで広島に抵抗できるか、だな。

 

マツダ、とにかく一戦一戦、目いっぱい戦ってほしい。

その結果で、微笑みがひきつることなく、本当のものになると、いいな。

 

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