絶望を希望に変える

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    2013年08月09日 22:24 visibility48

先般のハマスタ、

対読売3連戦で

突如登場したデータ

「横浜の、対読売平均失点が、1試合あたり約7点」

 

実際この3試合も、ほぼ同じ、データ通りと言ってもいい状況で

6失点、12失点、7失点。

結果は、すべて負け。

チーム防御率が4点台半ばまで落ちたのであるが、それを上回る悪さ。

 

そして8連敗、というより、8月に入って1勝もしていない。

 

相変わらず、やってくれるチームで、

ちょっと落ち着けば、何をいまさら、という状況ではある。

これまでのほうがひどかったし、

いつだったかの、秋口の14連敗など悲惨であった。

 

が、今年も久々にあり得るかもしれないといえる、連敗記録。

世間では、監督続投記事以降、という見方もあるようだが、

あくまでも、今年については、前回の日記に記した、友利分析も踏まえたうえで、

上記の、対読売戦の1試合あたり平均失点、

このデータをもとに考えれば、

答えは出てしまっている。

 

果てしなく投手力がない分を、この上ない打力で補うチーム。

 

旧来の大洋系譜をきっちり引き継いだチームが今年のチームなのだ。

チーム打率リーグ2位、チーム得点リーグトップ。

これに惑わされたのだろう、他球団と3か月も互角に戦ってしまった上に、

三浦と藤井が良く、時折三嶋が頑張ってくれたのと、ソーサの存在のおかげで

どうにか勝ってきたのだ。

ついでに言えば、ラミレスを切ったり、甘えている若手を続々二軍に落としたりして、

ピリッとさせていった反面、

連盟表彰記録へのチャレンジをお祭りにつなげ、

ラミレス、ノリ、金城、藤井、三浦などの記録達成試合を盛り上げにかかったのだ。

だもんで、そういうところは、たいがい勝ってきている。

 

打ちまくって、あとはノリと勢いで勝つ、のである。

 

ただ、この祭りが、7月いっぱいでだいたい終わってしまったのだろう。

あとは、とにかく打つだけになってしまった。

守りの良さが取り上げられたとたんにほころびているのも気になるが。

 

あとは、とにかく、打つだけになってしまった。

これが課題。

 

走らせなくなってしまっているのも含めて、打つことしかできない。

だが、それだけの戦力は、あるといえばある。

 

読売戦を見ながら、高橋由伸が代打で出てくると「やばいなあ」と思うのと同じで、

うちで代打多村が残っていながら、代打金城とかあると、可能性を見いだせるようになった。

どのチームにも決して劣っていないし、

そもそもここに、トレード前は渡辺直人までいたのだ。

 

野手に関しては、100点なのだ。守りをも含めて。

だから、失策数の少なさがリーグトップ争いをしているのは、決してフロックではなかったのだ。

これをもって、「狭い横浜スタジアムにおける投手力の問題」を

前回の友利分析から記しましたが、

野手力をもってすれば「投手力の、それはそれ」だったのではなかろうか。

 

つまり、5点取れば、投手防御率が仮に4点台半ばだったとしても、

互角に戦える。

それは、走力が覚醒した場合、であるが。

だが、それが、投手力を含めて野手が頑張った場合は、勝利をもぎ取れる。

ハマスタで互角にいけばの話だが。

 

・・・・・・というところまで仮にGMがもくろんで補強していたとすれば、

読売戦で7点取られても8点取れば勝てる、と思っていたのではないか?

その最大試合が5月の7点差逆転試合であって、あれはハマスタであった。

 

ついでにいえば、友利分析を踏まえれば、

腕が縮こまってハマスタでは投げられなくても、

広い甲子園やマツダでは投げられる、というならば、

今季のビジターで5割近いという戦績の説明がついてしまう。

ビジターへ行っても、他球団より上回っている打力があれば、

勝てる。

 

これで、もう少し縮こまらないでハマスタで投手陣が投げられるならば、

ハマスタでも勝率が上がるのだが、

そのためのソーサであったのだろうし、

リリーフ陣が2年前の水準ならば、5割近いはずで、

 

 

行けたはずなのだ。

 

つまり具体的には、俗に一番面白いといわれるスコア、

常に8対7で勝つ。

 

これをGMが「今季のベイスターズの戦い方」としてもくろんでいたならば、

他球団がずっこけがちな今季、

 

たとえ8連敗中でも、

へばりが来ている投手陣を踏まえれば、

打力で負けていないベイスターズでも、勝てる。

 

・・・・・・ああ、やっと、3位以上になるための

投手力度外視のベイスターズの戦い方としての理屈を、見出すことが、できました。

 

まあこれは、どの選手も怪我なく、まんべんなく戦った場合、という注釈つきで、

この夏場に、ノリやラミレスあたりがへばってきても、

筒香や井手あたりが順当に伸びてきたならば、という

想定通りに行った場合だったのでしょうが、

筒香が伸び悩んじゃったのでねえ、というのはあります。

 

とは言いながら、ここまで読んでやっていたならば、

割り切っているところも含めて、

高田GMは恐ろしい。

 

その分、すっかり壊れっちまったブルペンや投手陣については、

来季以降、また手を加えなければならないが、

 

そろそろ佐々木の入閣を望むところ。

 

とにかくこの8連敗で、

明日は初物で、ついにヤクルト、ライアン小川との初対決になる。

 

正念場とかじゃなくて、

今季戦力の組閣の原点に戻ればいいだけなのだ。

 

使えなくなっていた足を使える連中も

ぼちぼち復調気味だし、

 

きっかけひとつで、阿呆みたいに何も考えず

バットを振りなさい!

 

今季のベイスターズは、それだけで勝てるのだ。

 

 

 

こうして私は

 

 

「絶望」を「希望」に変えた。

 

 

開幕前のGMの狙いがここだったとしたら、今季に関しては凄い、ということになる。

 

だもんで

>6失点、12失点、7失点。

 結果は、すべて負け。

 

たらればも含め、8点取っていれば、2勝1敗だった。

 

この3試合の得点は、0点、6点、6点ですから、

あと少し足を使ったりすれば、どうにかなるかもしれませんよ。

相手投手がどうこうではなく、

3戦目を悔しいと思うならばなおさらで、

どうにかなる、かもしれませんよ。

 

だから、欲をかかず、何も考えずに攻めること。それだけでいい。

それをやってくれるだけでいい。

 

それが、最後の希望だ。

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