後半だけの観戦でしたが。

サッカーは９０分間を通じて見て評価すべきだと思うので、後半のみを見て、このガンバの体たらくめ！と悪態をつくのはいかがなものか？と思うが、しかしねぇ。

海外の強豪といわれるクラブ（そう、ガンバはリーグチャンピオンなんですよ）だったら、０−６なんて試合は絶対しないし、させないだろう。たとえそれが練習試合でも。それが強豪の強豪たるゆえんで、相手に「こりゃかなわないや」と常に思わせることによって、いつ対戦しても試合前には既に精神的に有利に立つことができる。しかも今日の試合は公式戦。相手はライバル韓国のチャンピオン。絶対にやってはいけないことをガンバはやってしまったと言えるのではないか？

選手で最もイマイチだったのはキャプテンマークを付けた左のバックを務めていた山口。バックスタンドにいたが、彼が目の前でプレイしたためよく見えた。攻め込んだときの判断が遅くリズムが乱れる。守っても球際のねばりがなかった。ＣＢの宮本も決して良くなかったですが。

０−２から攻め込んでボールをとられカウンターを喰らう。それを後半だけで４回。

李にハットトリックを決められるなんて、情けない。赤もらう覚悟で削らんかい！（・・・決して暴力を是としているわけではありません。あくまでも心構えの話です。）

試合終了後、観客全体が蔚山現代に拍手をしていたのが印象的だった。こんな暑い中今一マイナーな大会Ａ３を生で見ようという観客だから素直に蔚山のプレイを褒め称えたのだろう。いや、ガンバに対するアテツケか？いや、それとも韓流ブーム？