見事な城福采配!

この手の試合は結果が全て。前半は東京Vに押されたが、逆転勝ち。

スカパーで試合後の塩田(GK)のインタビューを見たが、今日の試合の展開は城福監督の想定範囲内だったということがわかった。前半は押し込まれて0−0でいい。0−1でもOKだと。 恐るべし城福監督の読みだった。
中盤の先発メンバーは先週の札幌戦と同じでトレス(3)ボランチ。今野、梶山、浅利。後半途中に浅利と大竹を交代。0−0もしくは0−1だったら後半はこのような選手起用をしようと城福監督は決めていたのだろう。 しかもその予想、交代が当たるとは、城福監督の采配アッパレではないか。(でもサポーターからすると大竹のプレイをもっと見たいというのが本音)

前半のフッキのゴールは仕方なかったろう。90分間ディフェンスは頑張った。CBを誰にするのか?と思っていたら佐原と藤山。ベルディの攻撃で足りないのは「高さ」。ディエゴもフッキも上背は小さくないがヘディングは強くない。 だからフッキにいやらしくまとわりつけるディフェンダーをということで藤山が起用されたか。前半はマンツーマンでつく場面もあった。あとの時間帯は必ず2人のディフェンダーでマークして左右から挟みこみ、ファウルをするにしてもゴールから遠いところで、というのが徹底できていた。このあたり監督の指示がどうだったか、小平グランドで藤山あたりに今度聞いてみようと思う。

攻撃は大竹が入ってから活性化した。羽生の同点ゴールは素晴らしいシュートだったが、大竹が0.3点くらい取ったと言っていいだろう。
その場面を振り返ってみる。 右タッチライン際で徳永がディエゴからボールを奪い中央右よりの大竹へ。大竹が右前にいるカボレにボールをはたくとそのまま相手ゴールに前進。このときに大竹をマークして、いや大竹につられてベルディの選手が2人引っ張られる。カボレが20mほどの浮き球のパスを中央赤嶺にそれを赤嶺がダイレクトで落としてフリーの羽生へ。羽生が右足アウトにかかった素晴らしいシュートをゴール右上に決めた。
ここで羽生がフリーになっていたのは大竹にマークが2人いっていたから。
徳永のボールカットからシュートまでパスがほぼ全てダイレクトでわたる素晴らしい攻撃だった。ベルディは大竹のスカウティングをしっかりしてきたと思うがそれが逆目に出たということか。恐るべし18歳ではないか。

決勝点は長友の頑張り。「僕がゴール前に上がったら相手が混乱すると思って」。素晴らしい判断ではないか。明るいキャラ、しっかりしたパーソナリティ、常に勝負するプレイ、姿勢。いい選手を獲得できたものだ。U23の代表に選ばれ北京に行くことになったら小生もついて行こうと思う。

いや、ダービーの勝利は格別。スタジアム(ゴール裏)の雰囲気も最高だった。
これだから「やーめらーれな〜い!!」 声が枯れてしまったわ。

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