ENG-USA

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どんなにヨレヨレになっても捨てられないTシャツってのがございまして
20年位前に福生の雑貨屋で買ったんですが
ほかのがみんな3000円以上したのに
これだけ700円くらいで売ってました。
有頂天のカモノハシ みたいな絵柄ですけど
Rapture のハズが Raptues となってて
その後 多摩地方のほかの店でも同じような状況に出食わしましたから
ミスプリのため叩き売りされてたんでしょうね。

開始早々 先制ゴールを挙げてはしゃぐジェラードを見てて
唐突にこの有頂天のカモノハシを思い出しました。
ベンチのカペッロも同様に上機嫌かと思ったら
あの顔をさらに鬼の形相にして チャカツクな!! と戒めてるようでした。
毎回国民の期待を裏切り続けておよそ半世紀になりますが
プレミアの成功を背景に威信を取り戻したいイングランドは
円熟期を迎えたルーニーと
ランパードやジェラードの攻撃力を持ってすれば
悲願の世界制覇も夢ではないと
今大会にかける意気込みはハンパではないです。

ところがこの期待が選手には重圧になってるのは明白でして
あの喜びようはそれの裏返しに他なりません。
ただし まだタップリ時間が残ってることを考えれば
もっと冷静であるべきでした。
勝負の厳しさを知り尽くしたカペッロが
その後の引き締めに躍起になったのも頷けるところですけど
たった1点のリードでフワフワしちゃったイングランドは
やはり勝ち慣れていないチームでしたね。


相手が「いっちょやったろか度」では他の追随を許さないアメリカだった
つーのもイングランドには不幸な巡り合わせでした。
この「度」は フットボールではもっとも重要なファクターですからね。
エキジビョンとは言え ヨーロッパ王者スペインを倒した実績がありますし
エヴァートンでのドノヴァンの活躍は勿論
ハワードだって不動のレギュラーだし
プレミア恐るるに足らず てのがメリケンのフツーの感覚。
対面のチェルンドルにやられっぱで
新顔のミルナーなんかなんも出来ずに交代だもんね。

当然 そのフワフワ状態は報いを受けます。
グリーンのプレーは 痛恨の とか言われてますが
軽率の極みでしょうね。
新型のボールの特殊性についてはあれだけあちこちで語られてるのに
手先だけで掴みに行ってツルリ。
味方のミスは全員で取り返しに行きましたが
不出来のミルナーも交代 キングも負傷交代
攻撃のカードを自由に切ることも儘ならずドローで終了。


カモノハシは卵を生んで母乳で育てる一番原始的な哺乳類と言われてますが
ワタクシには なぜかイングランド代表とかぶります。
フットボールを生んだ母国なのに世界の進化から取り残されてるようで
キック&ラッシュの原始的なイメージを論う方も未だにいらっしゃいます。
それを覆すには結果を残すしかないんですが
リーグ戦で披露してるようにスキルもフィジカルもあるのに
チームとして結果が出ないのは やはりメンタルが原因?

一見ノンキそうなカモノハシだって毒爪を隠し持ってます。
イングランドの毒爪と言ったらルーニーしかいませんが
この日は不発でした。
やはりこの毒爪に懸けるしかないかw





一方その頃 ARG-NGA方面では
まさかまさかのエインセ決勝ヘッドw

何をいまさらな とエインセ召集に懐疑的だった世論を驚かす結果に
マラドーナは鼻高々でしょう。
つーか まだやってたんだ エインセってw

なんとかメッシを封じたナイジェリアですが
全体におとなしいカンジは否めません。
アメリカ大会で一番ショックだったのは 
やはりグループ・リーグで対戦したこのカードです。
アモカチ イエキニ アムニケ オリセー そしてフィニディ・ジョージ
縦パスだろうが横パスだろうが 低くて早いパスがビシビシ通り 
アルゼンチンは振り回されるばかりでした。
ナイジェリアの時代はもうそこまで来てる と思われたんですがね・・・・


 
























































































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