現地に行かないと分からないのか〜い

「中田は殺虫剤入りの蚊帳を寄付してあげる方がいいんじゃね?」
うちの中三の娘が言いました。
そう　中学生でも分かる。
マラリアに苦しむアフリカ人の家を訪問し　ボールをプレゼントするよりね。
普通の蚊帳の３倍するという殺虫剤入りの方は１０ドル。
マラリアを媒介する蚊に対しての効果は抜群らしい。
一方　ボールは２０ドルか３０ドルはする。
しかも現地の人は１日１ドル以下で生活してるとか。
娘よ　よく見ておけ　世界は矛盾に満ち溢れている　(ヲイヲイ

世界中の色々な地域で起こっている様々な問題について注意を喚起する
つーのが　中田氏とその事務所が企画したエキジビション・マッチなんでしょ?
代表戦より先に前売り完売とあっては　サブタンでなくても気になります。
チャリティーかと思ってたけど　さっき覗いてみたらチャリティーのチャの字もなかった。
ヴァーチャル・チャリティ?
チャリティとかエコに走るのは　暇も金も持て余してる人達の習性だから
海外のセレブの仲間入りしたみたいな報道が繰り返されてたので
セレブの真似事でも始めたのか　つーとそうでもなかった。　
真っ先に私財を投じて援助なり何なりをする気もなさそうだし
日テレの独占取材も中田氏の方から持ちかけたそうで
現役時代のメディアに対するスタンスからすると
この擦り寄りぶりは気持ち悪い感が無きにしも非ず。

真性セレブではない中田氏の旅はトンチンカンに進む。
地球温暖化の現実を知りたい　とラップランドくんだりまで出掛け
氷の解け具合を観察するも　成果なし。
現地アイス・ホテルの従業員も困惑気味に
ここはそんな変わってないっすよ　相変わらず寒いし
と答えるしかない。

ツチ族とフツ族の対立で大量虐殺が行われたルワンダでは
対立する部族同士なのに結婚した男女がいると聞き
ぜひ会ってみたいと言うワガママな中田氏。
早速連れて来られた夫婦は　忌まわしい過去をほじくり返され困惑気味。
なので早めに切り上げようと　伝家の宝刀　ボールのプレゼント。
が　夫婦には女の子しかいないと聞き
じゃあ女子サッカーの選手になってくれたらいいな
と　どこまでもワガママな中田氏でした。


その後　チャンネルはヨメによりCXの「あいのり」へと変えられましたが
ここもアフリカ・ツアー中らしい。
アフリカの貧困を見せつけられながらも　恋のさやあてに夢中の男女に対し
ゾマホンが吠えてた。

世界の現実を見よ
と若い人達にせまるのは　メディアや中田氏のお節介とも言えますが
恋愛オリエンテッドな「あいのり」の若者といい中田氏といい　大差ないかも。
現地へ行って感じる所があった氏も
なんかモヤモヤだけは感じた「あいのり」の子達も
現地へ行かないと分からないのか〜い

サッカー・オリエンテッドで今までの人生の大部分を過ごして来た氏は
世界の現実に触れ　啓蒙活動に意義を見い出したみたいですが
タクシンのシティから現役復帰のラヴ・コールも聞かれる今
もしそうなったら　サブタンも前売りの売れ残りを気にする必要がなくなるのにね。
あまり大風呂敷を広げずに　自分の得意とすることで他人様に喜んでもらえたら
それはそれでいいんじゃない?
世界中どこへ行っても自分を知ってる人がいて舞い上がってるみたいだけど
チャリティまがいのことはホンモノのセレブに任せておけば・・・ね

それにしても　外人には愛想がいいね　中田氏