4年に一度のガス抜き つか 仮想宗教戦争?

EURO2008開幕です。
EUROを濃厚なスープとするとワールド・カップは水っぽい。
ちょっとうすめすぎちゃったみたいな。
カンピオナート・ドゥ・モンド 
欧州一は世界一 
つーのが欧州人の古来からの考え方。
昔みたいに戦争をしない分 この大会が代償行為―ガス抜き
として機能してることは否めないと思います。

日本史の次に苦手な世界史を改めて見直してみたら
ここで言うまでもなく ヨーロッパでは征服したりされたり 多くの血が流れています。
どんだけ戦争が好きなんだよ つーくらい。
好き嫌い以前に やらなきゃやられる みたいに仕方なく
てこともあったでしょうけど。 
紀元前はひたすら広大な領土の支配を目指す覇権主義志向?
キリスト教が広まると 宗教が原因で始まる対立も相当な数あったらしい。
ナントカ戦争カントカ戦争・・・チェックしてるうちに多すぎて諦めた。 
古代の戦争が私利私欲ベースで多少後ろめたいのに比べ
宗教がベースだと「聖戦」の名の下に堂々とやれますからね。

苦手な世界史で大風呂敷広げちゃうとボロが出そうなので
そろそろ本題。

きのう「モンティパイソン」を観てたら
プロテスタントがカトリックをバカにしまくるシーンがありました。
避妊や堕胎を禁ずるカトリックは 
どんどん子供を生ませて信者を増やそうと懸命なんだろ てね。
カトリックの教義は人間の尊厳を尊重する と認識してましたが
こんな揶揄の仕方があるとは驚いた。
カトリックとプロテスタントの対立は 我々の想像を絶するモノがあるんですね。

カトリックの総本山はイタリア
スペインやポルトガルもカトリック
フランスも基本カトリックだけど 啓蒙思想の影響で独自の解釈。
一方プロテスタントはドイツが源流。
モンティパイソンのイングランドはプロテスタントから派生した英国国教。
いわゆるラテンぽいっつー国はカトリックで
ゲルマン系はプロテスタント みたいな色分け?
イギリス王室はゲルマンの出だし。
民族的な対比は勿論のこと 
宗派の対立 つー視点から見ても 
欧州一を決めるこの大会は 中々興味深いな と思ったワケです。
仮想宗教戦争?

68年の地元開催以降 優勝から遠ざかってるイタリアは
カトリック総本山の名誉を取り戻せるか。
予選同組のフランスには度々苦杯を飲まされてるものの
プラティニやジダンがいたからこそとも言えます。 
が リベリー ベンゼマ ナスリ と新戦力が台頭するフランスに対し
イタリアは高齢化の懸念も。
またダメ? 
割って入るオランダはカトリックとプロテスタントが拮抗。
白人路線からロイクー主体へと転換期だから 
かつての面影を期待する向きには望みウスか。 
ただ オランダのやり方は今後のヒントになるかも。
移民や二重国籍の選手を上手く活用する つー打開策はイタリアも見習うべきでしょう。
マリオ・バロテッリのことです。

ドイツは 因縁が多いイングランドがいないので
モチヴェーションの維持が難しそう。
プロテスタント同士なのに これほど絡むことが多いっつーのも面白い。 
大戦中にドイツから本土を攻撃されたイングランドですが
66年W.cup イングランド大会 疑惑のゴールで優勝したり
96年EUROでは 準決勝でPK戦までもつれたり。
ゲルマンの本家本元と近代サッカーの母国のメンツが激突とあっては
もつれるのもむべなるかな。

英国国教に予選で引導を渡したのはロシア正教でした。
つか ルジニキ・スタジアムの人工芝にやられたイングランド
とも言えるんですが。

東欧とか北欧も侮れないしね。
小国デンマークがドイツを破って優勝 な〜んてこともあったし
前回はギリシャ正教が制覇。
短期決戦は波に乗れるかどうかにかかってますから
ヨーロッパ中が熱くなるのも頷けます。


ところで

キリスト教のサイトをグルグルしてたら新発見がありました。
シェフチェンコの愛称シェヴァ つーのは
旧約聖書に出てくるユダヤ人の反乱者の名前だったんですねぇ。
ダビデ王に煙たがられたので ある町に逃げ込んだけど
悪い女に騙されて命を落としたとか。
ヨメにそそのかされてプレミアへ行ったものの 
大失敗に終わったシェフチェンコにかぶるw !!
因縁 オソロしす




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