怪しい姓名判断 ―クロアチア編―

ゾーン・プレスの教科書のようなゲームでした。
30m位の幅の中にフィールド・プレーヤーが集結し
その狭い幅を保ったまま上下する みたいな。
あれだけの密集の中でボールを回し 相手の穴を見つけては突破を図る
つー繰り返しが延々続くワケです。
決定的なチャンスを迎えるのはクロアチアの方が圧倒的に多く
入るか!? とベンチを飛び出して来ては シュートがバーに嫌われ 
膝から崩れ落ちるビリッチ 
こんなシーンを何度見たでしょう。

逆にテリムは崩されたDFにおかんむりの連続。
でも 何があっても75分までは辛抱するサァ〜クセン?
残り15分となって リーグ得点王セミヒを投入しラスト・スパートに賭けます。
しかし押し返し始めたトルコに対し 主導権を渡さないクロアチアでした。
90分まではね。

延長に入ると 俄然トルコ・ペース。
さすがにクロアチアも足が止まって来たました。
トルコの突破をファウルで止めるしかできなくなった何度目かのFK
PA左角の危険な位置からでしたが なんとかクリアし一転速攻に移ります。
トルコ側は混乱状態 右にこぼれたボールを深追いするGKリュシュトゥ
しかしモドリッチが拾ってゴール前へ
これをクラスニッチが落ち着いて押し込み ついにクロアチア先制。
終了1分前のゴールなので さすがのトルコも諦めたかと思われましたが
ロス・タイムは1分の表示。
こんな時はドカンと一発ロング・フィードしかありません。
クロアチア2人トルコ2人が競ってこぼれたボールをセミヒがシュート。

入っちゃいました。
だってセミヒは得点王

追い付かれたクロアチアにPK戦は酷でしたね。
こんな展開だと 名手と言われる選手が外すのはデフォ。
この日も1人目モドリッチが右に外し 3人目ラキティッチが右に外し
ペトリッチのはリュシュトゥがセーヴして終了。

二度の腎臓移植から復活したクラスニッチがヒーローになって終了
これがクロアチアの思い描いたストーリーとなるハズが
どこでこんな話になっちゃったんでしょうね。
早めのリードはトルコの闘志を焚きつけるだけなので
終了ギリギリに決めたゴール。
喜びのあまり駆けずり回ってたビリッチも ゲーム再開に際しては 
最後まで締めて行くよう指示することは忘れなかったのに。
監督ビリッチ のビリ つーのが不吉だったのでしょうか。
ファースト・ネームはスラヴェン ( slaven )
スラヴの つー意味?
でも slave は奴隷
他人のためにあくせく働くことの暗喩とあっては 
トルコの引き立て役で終わることが宿命だったのか?
ミラクル・ターキーと囃し立てられてますけど
♪cold turkey has got me on the run
つージョン・レノンの有名な歌があります。
LSDでバッド・トリップ 気分は最悪   みたいなカンジなのかな。
バンドをやってるビリッチなら 当然知ってるかも。
ビリッチにとっては
ミラクル・ターキー つーより コールド・ターキーな結末でした。

あれだけ追い詰められても悲壮感も投げやりな態度も見せないトルコは
そりゃあ不気味でした。
トントントーンと3戦連続でひっくり返し
もう一個トーンとドイツも倒しちゃうのか?
なんかモヤモヤしてるうちにギリシャが頂点に立っちゃった前回より
ドキドキ感は格段に多いEURO2008ではあります。

しかし あんな負け方をしたクロアチアの選手は
ゲシュタルト崩壊とかPTSD症候群とかにならないか
ちょっと心配。


ところで

28分 トルコ・ゴール前でヘッドの競り合いがありました。
スルナがハカン・バルタの背中を右手でちょっと触っただけなのに
セリエでお馴染み 主審のロゼッティさんはスルナのファウルを取りました。
ポルトガル対ドイツの主審 スウェーデンのフレイトフェルトぉw
バラックはパウロ・フェレイラを両手で押してたんだぞw
                                      両手で押してた
                   両手で押してた 
どーにも納得できんw  ( しつこい

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