選手の意思のVS所属クラブの意向

  • レキ
    2008年08月12日 00:43 visibility391


メッシらのオリンピック出場問題、当初はクラブ側の言い分のみ通ったみたいにみえた。最終的には今メッシがオリンピックで活躍できているが、バルサとメッシの間では「今後は代表の試合よりも必ずクラブチームの試合を優先する」という約束をさせられたという話も聞く。
これまでの経過はこうだ。


スポーツ仲裁裁判所(CAS)は6日、北京五輪サッカー男子のアルゼンチン代表に選ばれたメッシの所属するバルセロナなど欧州の3クラブが選手の派遣を拒否した問題について、クラブ側の訴えを認める裁定を発表した。
CASは理由として
(1)国際サッカー連盟(FIFA)が通達した23歳以下の選手の五輪派遣義務化は理事会決定を経ていない
(2)五輪はFIFAの公式行事に含まれていない
点を挙げた。







ただし、CASの事務局長は裁定に強制力はないと説明し「メッシらの扱いは各クラブと国内オリンピック委員会との個々の協議になる。五輪に出たい選手、有資格選手についてはクラブ側も五輪精神を考慮し、選手との間で最良の解決策を探ってほしい」と述べた。

なお、CASの裁定をFIFAは「裁定は受け入れるが、クラブ側には選手を五輪に参加させるよう訴えたい」とのブラッター会長の声明を発表した。


CASがFIFAの上位機関であることは間違いないが、この一連のメッシ騒動は選手の意思が置き去りにされている気がして仕方がない。
「クラブと選手で話し合え」ってことは、極論すれば「会社の言うことがきけないのならお前はクビだ」と言っているようなものじゃないか。メッシほどの選手になればクラブに物言うこともある程度はできるかもしれない。けど、たいていの選手はクラブにしたがわざるを得なくなるだろう。日本の大久保の場合はOA枠選手なので、これには当てはまらないが、23歳以下でオリンピックに出たいという意思がある選手には何よりもその意思を尊重してあげるべきじゃないかと僕は思う。サッカー選手としてオリンピックに出られる機会なんて年齢制限もあるのだし、一生に一度あるかないかのことなのだから。
なんにしても、選手の育成方法や実践してるサッカーは好きだったんだけど、だんだんバルサが嫌いになってきたなぁ。


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