反町氏の監督としての力量

  • レキ
    2008年08月16日 22:49 visibility249


反町監督は就任当初から評判がよろしくないのは知っている。
けど、そこまで駄目な監督だとは思っていなかったし、オリンピック勝ち点0で終わった今もそれはかわらない。



オリンピック直前の大会といっていい、トゥーロン国際大会で好成績を収めたが、自分はスカパーに入っていないので観ることはできなかった。この大会を観ていたサッカー好きの友人は反町JAPANはどこの国よりも組織がしっかりしていて簡単に崩れないし、攻撃もスムースだった、と聞いていてオリンピックが楽しみだった。


でも、“なぜ”と強く思うところがある。それを挙げてみようと思う。


*トゥーロンでせっかく好成績を収めたのに、オリンピック代表最終メンバーはトゥーロンのメンバーからだいぶ違うものになっていた。本番直前の大会でいい成績を残せたなら、その選手たちを軸に選ぶべきではなかったのか。


*得点が必要な試合でなぜ2トップにしないのか。これはフル代表にも言えることだけど、日本は1トップでいい試合結果(内容)を残したことは極めて少ない。良かったのは家長が1トップ下に入った試合くらいだろうか。攻撃が不得手な日本人に1トップの概念は選手が頭で理解したとしても、実践するのは至難の業なのではないかな。


*谷口のトップ下起用。谷口は好きな選手だし、攻守ともに優れていると思う。U23に召集されるのが遅すぎるくらいだった。けれど、召集されると使われるのはほぼFW的なトップ下。彼の持ち味は中盤の守備をしながら、中央から2列目の攻めが上手いところだと思う。FWに近い役目は試合を観ていても不向きで彼の持ち味が消えてしまったと思う。


*OA枠をもう少し考えてはどうだったか。例えばGK楢崎なんかいたなら、GKスキルはもちろん試合中の守備のコーチングもしっかりやってくれただろう。遠藤は残念だったけど中村憲剛もいい働きをしてくれたのではないかなと思う。


反町監督に個人として訊いてみたいのはこのくらいだ。

彼の頭の中には大会や対戦相手に対してどの戦略・戦術が有効なのかバリエーションはたくさんあったのだろう。けど、その反面、選手が自分のポジションや戦術にフィットする前に、フォーメーションが変わったり、選手を多く試しすぎたがためにコンビネーションが合わなかったりという面が目立っていたと思った。
反町氏はクラブチームというメンバーに限りのある中でのほうが、自分の能力を生かせるタイプの監督なのではないかな。造反選手も外せるしね。

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