結果が欲しかった

前節オランダにかわいそうな判定もあって大敗したイタリア。
いつも試合直前にスタメンを発表するドナドーニだが、今回は前日の記者会見でデルピエロとキエッリーニの起用を明言。

ブッフォン
ザンブロッタ、パヌッチ、キエッリーニ、グロッソ
カモラネージ、ピルロ、デロッシ、ペロッタ
トニ、デルピエロ

アタマから前がかりなイタリア。グロッソがかなり高い位置に張り出す。
トニのアタマに当ててデルピエロが落しをもらうシーンが幾度か見られる。

19分、30MのFK。キヴの蹴ったボールがパヌッチに当たってコースが変わり、ブッフォンの逆を突く。ポストに助けられる。

32分、中央やや左、25MのFK。ピルロとデルピエロが並ぶが、蹴ったのはデルピエロ。枠を外れる。

38分、ザンブロッタからのクロス。ファーでトニが落とし、中央でペロッタ。トラップをコントロールしきれず、クリアされる。

39分、右CKからトニのアタマ。ロボント好セーブ。

前半ロスタイム、ショートコーナーからのクロスにトニのアタマ。ネットが揺れるがオフサイド。

トニが競り合いでほとんど勝ち、トニめがけて放り込めばなんとかなりそうな気配。デルピエロはトニとの距離が良いのか、ボールに絡む回数が多い。

55分、ロングボールをザンブロッタがアタマでブッフォンに返す。が、これを読んでいたムトゥへのプレゼントボールとなり、そのまま流し込まれて先制を許す。

56分、CKからファーでキエッリーニが折り返したボールをパヌッチが流し込む。同点。

あまりボールに絡めなかったペロッタがアウトでカッサーノ。

74分、オーバーラップしたザンブロッタからカッサーノに戻し、クロス。トニが胸で落とし、デロッシのアタマ。ロボントの好セーブにあう。

75分、デルピエロアウトでクアリアレッラ。高さを使うならボリエッロの方が良さそうだが。

79分、ショートコーナーからのボール。ニアでパヌッチが相手を後ろから掴み、PK。厳しい判定。
キッカーはムトゥ。やや甘いコース。ブッフォンがセーブ。

84分、カモラネージアウトでアンブロジーニ。

1−1でタイムアップ。

ほとんどのボールで競り合いに勝ちながら、トニの落しを活かしきれなかった。結果が出なかった事で、またドナドーニの選手投入に批判が出るだろう。パワープレイ要員と思われたアンブロジーニは前線に張り付かなかったし、クアリアレッラはスピードを活かすだけのスペースを見つけられなかったのだから。

よほどの幸運が無い限り、イタリアのグループリーグ敗退が濃厚となった。フランスに勝ち、オランダがルーマニアに負けないことを祈る。

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