守備の要が負傷して

ほぼベストメンバーのミラン。クリスマスツリーで挑む。

ジーダ
オッド、ネスタ、マルディーニ、ヤンクロフスキー
ガットゥーゾ、ピルロ、アンブロジーニ
カカ、セードルフ
ジラルディーノ

対するマンUはけが人が多く、DFは左のエブラ以外ごっそり入れ替わっている。

5分、CKからマンU先制。ロナウドのヘッドがジーダの肩に当たり、ふわっと浮いたボールがゴールへ向かう。反転してかきだそうとしたジーダだが、触れたボールはゴールの中へと吸い込まれていった。

マンUのサイドアタックに対し、二人で囲みにいくミランの守備。ロナウドのドリブルに対しては三人がかりで臨む場面も。

後方でゆっくりまわすミラン。ジラルディーノがポストプレイをさせてもらえず、カカとセードルフにボールが集まる。

22分、敵陣中央やや左で流れながらボールを受けたカカが、スピードに乗ったままスペースへのトラップでエインセを振り切り、左足でシュート。このグラウンダーのシュートが決まり、1−1。

37分、またもカカ。胸トラップから浮かした反転でフレッチャーを振り切り、寄せてきたエインセより早く頭で押し出して抜け出し、カバーに入ったエブラとエインセが交錯した隙にGKと一対一に。右足で冷静に流し込み逆転。

後半アタマからマルディーニ負傷のためボネーラに。

52分、ガットゥーゾ負傷。ブロッキイン。

59分、中央でのパス交換からスコールズがふわっとしたラストパス。ルーニーが抜け出し決めて同点。オッドがラインコントロール誤った。

同点後はマンUペースで試合が進む。ロナウドに仕事はさせじとサイドに人を割く。全体的に間延びし、ルーズボールを拾えなくなる。

84分、ジラルディーノアウトでグルキュフ。カカを残してカウンター狙い。同点で可の方針。

ロスタイム、ギグスのドリブルからのスルーパスを、ルーニーがノートラップで二アサイドに強烈なシュート。ルーニーについてコースをニアに限定していたネスタは呆然。ジーダは好セーブを幾つかみせていたものの、あと少しの集中力がもたなかった。3−2。

後半にマルディーニ、ガットゥーゾの二人を負傷で失ったミラン。特にガットゥーゾが交代後はマンUに一方的な攻撃を許した。ジラルディーノがほとんど攻撃に絡めず、サイドアタック対策で両サイドのオーバーラップも少なくカカの個人技頼み。前半こそ中盤でボールをキープできたため両サイドバックは高い位置を保てたが、受けに回った後半は効果的な攻め上がりを見せられなかった。

バイエルン戦ではルシオとのマッチアップでなかなか突破し切れなかったカカだが、今日は決定的な仕事をし、圧倒的な存在感を示した。

次週サンシーロでは、1−0で良い。アウェーゴールが2点あるため、敗れはしたものの、楽観的な態度で臨めそうだ。

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