プレスが緩く楽勝

前節、ユベントスとインテルが勝ち点を落とし、首位と７差の２位に浮上。しかし、ベルルスコーニもアンチェロッティも、スクデットについては強い意欲を見せず、来季のCL出場権獲得が目標と強調。
ボネーラがベンチに復帰。ガットゥーゾは今季中に復帰見込み。ベンチでロナウジーニョと並んで座るパトが丸刈りになっているが、詳細は不明。

ジーダ
ザンブロッタ、マルディーニ、ファバッリ、ヤンクロフスキー
ベッカム、ピルロ、アンブロジーニ
カカ、セードルフ
インザーギ

６分、敵CK。ファーからアタマで折り返されたボールがファバッリに当たってコースが変わり、ポストを叩く。あわやオウンゴール。

１０分、ベッカムの右CK。一番奥で待つマルディーニのアタマにあう。ゴールライン上で相手に防がれ、ゴールならず。

雨でスリッピーなグラウンドに加え、森本一人を残して守備を固めるカターニャデフェンスに手を焼き、サイドから放り込むだけの攻撃に終始するミラン。

２６分、右サイドライン際からドリブルで中央に向かってカカがドリブル突破。ペナルティエリア角手前でドリブルで縦に抜ける構えから、中央で待つインザーギへパス。ワントラップから右足でつつくようなシュート。ネットが揺れてミラン先制。カカのドリブルに目が行ったDFから離れるようにしてボールをもらうスペースを作った、インザーギらしいゴール。

３６分、森本が体を張ったドリブルから、ボールが流れ、追いかけた森本とファバッリ、ジーダが交錯。転がった際にファバッリの足が後頭部に当たったとしてファバッリに詰め寄る森本。

３８分、相手ミドルシュートが、エリア内でブロックに入ったファバッリの手に当たる。笛は鳴らず。

３９分、カウンターから、セードルフが左から中に持ち込み、シュート体勢から、外を追い越していったピルロへ。ピルロはゴールエリア付近から、飛び出したGKを見て、キックフェイントしてループで逆サイドのインザーギへ。アタマであわせるも、枠を捉えられず。

５１分、大きく左へサイドチェンジしたボールをアンブロジーニがライン際から折り返す。一番奥に走りこんだベッカムがアタマであわせる。GKに当たったボールがゴール正面に詰めていたカカとインザーギの間にこぼれる。体勢の良かったカカが流し込み、０−２。

６５分、ゆっくりとしたパス回しから、ピルロを起点として、くさびのボールをカカが左に落とし、アンブロジーニがダイレクトでインザーギの裏へ。走りこんだインザーギの左足シュートは、相手に当たってコースが変わり、ポストを叩く。

６６分、左サイド深くからヤンクロフスキーがマイナスの落とし。カカがカーブをかけた、狙いすましたシュートを放つも、逆サイドのポスト。

７３分、インザーギアウトでパト。

７８分、ベッカムアウトでボネーラ。ザンブロッタが左に回り、ヤンクロフスキーが中盤に。

８８分、カカアウトで若いDF登録のマッティオーニ。

後半からはカターニャがプレスをかけられなくなり、ミランのパスが簡単に繋がる展開。点差以上に楽な内容で、ミラン完勝。