カカ、ロナウジーニョ不在ならもっとやれる

アッビアーティ
ザンブロッタ、マルディーニ、カラーゼ、ヤンクロフスキー
ガットゥーゾ、エメルソン、フラミニ
カカ
パト、シェフチェンコ

今季のパフォーマンスを批判されていることに対し、ロナウジーニョの加入によって役割が変わったからだと答えていたカカ。今日はロナウジーニョとセードルフ、ピルロが不在。

５分、右サイドに開いたカカから速いセンタリング。ファーでシェフチェンコがアタマであわすが枠の上。

１２分、右サイド３５メートルのＦＫ。パトが低く速いボールを入れる。マルディーニが右足であわせコースを変えるが、ＧＫが弾く。

１３分、マスカーラのロングシュートがポストを叩く。

１４分、カカが中央をドリブル突破。右足ミドルシュートがゴール右隅に飛ぶが、ＧＫが好セーブ。

２０分、エメルソンがヘディングの競り合いで後ろからフラミニの膝をくらって腰を痛める。

３６分、自陣深く、ＦＫからのカウンター。カカが右サイドで受けて持ち込む。追い越すシェフチェンコにいいタイミングでボールを回す。やや角度が足りないが、シェフチェンコなら打ち込めるシーン。弱気にパス。ＤＦに引っかかり、ゴールならず。

カターニャにうまく守られ、なかなか崩せない。逆にカウンターで２対２の場面を幾度か作られるなど、不安の残る前半。

後半アタマからファバッリ。エメルソンアウト。ヤンクロフスキーが中盤へ。

５７分、相手ＧＫのスローをシェフチェンコがカット。中央へ折り返そうとするがＤＦに当ててしまう。

６４分、中央２５メートルのＦＫ。パトが右足で狙う。ＧＫの好セーブにあう。続けてＣＫ。ファーでカカのアタマ。ＤＦとシェフチェンコがともに反応して足を出すが、ＤＦの足に当たりコースが変わってゴールの中へ。ミラン先制。

６９分、中央ペナルティエリア付近でパト、カカが狭いところをするすると抜け、最後はパト。シュートの場面でコントロールを誤り足が届かず。

７０分、左サイドからの攻め。ヤンクロフスキーが突破し、マイナスの折り返し。フラミニがミドルシュートを放つも、ＤＦに当たり枠の外へ。

７２分、相手ＣＫからのカウンター。カカからパトへ。再びカカへ。左サイド深くをドリブル突破したカカからの速いボールに、ニアでヤンクロフスキー、ファーでシェフチェンコがあわせようとするがわずかに届かず。

７９分、ガットゥーゾがイエローをもらう。これで次節ユベントス戦は出場停止。

８０分、シェフチェンコアウトでアントニーニ。

８９分、エリア内でザンブロッタがクリアしようとしたボールが、明らかにカラーゼの手に当たる。が、笛は鳴らず。

審判の笛に助けられ、なんとか１−０で終了。

今季はロナウジーニョとの兼ね合いで右サイドにいることが多く、本領を発揮できないでいるが、今日の試合では、カカは左サイドから幾度もチャンスを作り、カカ中心のメンバー構成であれば、批判を黙らせるだけのパフォーマンスを見せられることを証明した。