
オシムさんイチ押しのゼニトやいかに
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バッジョ
2008年10月01日 23:39 visibility61
いやぁ〜、かなりおもしろい試合でした。結果は2-1でレアルの勝利。今日はちょっと力を入れて書いていきます^^。
開始3分でいきなりレアルが先制。15分位までレアルが完全にゲームを支配。
序盤から4ー1ー4ー1で前線から激しくプレスをかけるゼニトに対して、デラレーがボールをうまく引き出してました。ゼニトは2列目から追い越してくる選手に対して、いい様にやられてましたね。これには中盤で絡んでからシュートまで行けるイグアインの存在も効いてましたよ。彼にパスが出る直前にデラレーは動き出してましたから、簡単にバイタルエリアでいい形を作られてしまいました。
そうこうしている内にレアルに最初の『バテ』が来ました。DFラインでボールが落ち着く様になって、ゼニトはタメを作れるようになりました。やっぱり『攻撃はDFから』ですね。
ゼニトはSBの攻撃参加に特徴がありました。かなり攻撃的ですね。ボールを持ったら4ー3ー3に近いイメージでしょうか。そしてユーロ以来、久しぶりに見たロシアのアルシャービン!サイドにボールが出た後に裏へと流れたり、ダニーが右に流れたら中央でフォローしたり。ゼニトの選手はとにかく流動的に動くので把握しきれません^^;
両チーム共に、ボールを奪われた後は相手陣内で取り返そうと激しく前線からプレスをしかけます。このため、速攻に向いたスペースが双方にできていました。ノーガードの打ち合いと言うと違うのですが、とにかく攻守の切り替えが速過ぎです!
たびたび思う事ですが、体力の尽きてきた後半から似たような展開になるJリーグとは、残念ながら根本的に技術も体力も違うと突き付けられている様な悔しくもあり、非常におもしろい展開に。そしてアルシャービンのクロスをダニーがゴール。
レアルもすぐに反撃。ロッベンの崩しからラファエルがミドル。こぼれ球をニステルローイが押し込んで再びリード。ラファエルは最近絶好調ですね。デラレーもそうですが、チームにもフィットしてるし、ミドルに怖さを感じます。
ここからはおおまかに言うと、攻めるゼニトに対して逃げ切るレアル。カンナバーロのミスキックなんかがありましたけど、レアルのDFラインはベストメンバーだとホントに強いですね。とにかく前を向かせないし、フリーになる選手がほとんどいない。密着マークする時と間合いを取って連携で奪う時の選手間の動きが、先読みをしているかの様でした。こりゃレアル強いわ・・・。
結局このままレアルが逃げ切るのですが、ゼニトの攻撃は本当におもしろかったです。
基本は高い位置でボールを奪ってサイド攻撃。左SBのシルルは完全にニステルローイやロッベンを無視してましたね^^;何度もそこで起点を作られていましたが、攻めなきゃいけないので当然なんでしょう。観ている僕も『いいからいったれ〜っ』って感じでした!アルシャービンは一応左ウィングからプレーを始めますが、中盤でのつなぎ、チャンスメーク、そしてゴール前へのとび出しを繰り返してました。そしてゼニトの凄い所は引いた相手に対してもスペースをこじ開けられるという点ではないでしょうか。
遅攻になっても、まずDFラインの速いつなぎから
↓
サイドのやや深い位置で前を向いてボールを持たせて
↓
その選手に対して平行と裏にフォローに行く
↓
一旦預けた後にワンツーしたり、代わるがわる追い越していって、クロス等のチャンスを作る。
この動きがボールが出る前からできているんですね。しかも90分間通して。
やや左にかたよってましたが、お手本の様なサイド攻撃で、サイドでの数的有利を使った崩しは勉強になりました。
そしてレアルのDF陣との攻防はホントにアツかったです。
ここからはすご〜く個人的なボヤキになりますが・・・
ピクシーが目指す名古屋のサイド攻撃もこんな形でできたら・・・今以上にめちゃくちゃおもろいぞっ!
そして小川よ・・・アルシャービンになれ!
- 事務局に通報しました。
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