支配下入りしていきなり結果を出した山本和作の打撃 5月24日イースタンリーグ横浜対巨人戦のレポと動画アップ
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舎人
2011年05月28日 06:05 visibility579
試合経過
火曜日の試合の動画をアップしました。今年初のナイターということでしたが、まだまだ肌寒い。フリースを用意しておいて良かったと本当に思いました。試合の方はトーレスの全く危なげのない投球で横浜を圧倒!星野マイケルとつないで散発6安打の完封勝利でした。
トーレスは一軍だと突然、制球を乱し非常に計算のし難い投手だと思いますが、ニ軍においては格の違いを見せつける投球でした。スピードガンはありませんでしたが、150キロに迫る球威のストレートがどんどん投げ込まれます。それによって少なくとも横浜のバッターはバットを4本以上折られてしまいました。四球も2つだけ、なんだか一昨年、一軍に昇格する前のゴンザレスのような印象を受けました。これなら一軍に復帰させても問題なく思います。しかし、やはり突然の乱調癖は怖いですし、外国人枠の関係でグライシンガーが落とされでもしない限り上げようがありません。なんだかもったいないものの、これは仕方ありません。ただ、現在一軍にいる外国人投手3人がこのまま定着したままのはずはありません。トールスにしてもゴンザレスにしても台湾人コンビにしても、いつ上げられてもいいように準備だけは万全にしておいて欲しいと思います。
星野は素晴らしく伸びのあるストレートで1イニングを被安打1、奪三振3の快投を見せました。昨年よりもさらに球威が上がっているような気がします。今シーズン初の一軍昇格も見えて来たのではないかと思います。
打者で最も目立っていたのは工藤でした。先制のタイムリー二塁打を含め3安打猛打賞です。一昨年、移籍してきた年は重用され、それなりに結果を出したのに、原監督は存在を忘れてしまったのではないか?生え抜きではないし、すでに30歳の中堅なので育成の本流の選手ではありません。しかし、ファームにおいて置くにはもったいない選手です。先日の話しましたが、使わないのなら働き場所を用意してあげて欲しい選手です。
橋本が初回と三回にそれぞれ回の先頭として登場し、レフト方向へヒット放ちました。現在一軍のセンターは日替わりですが、橋本にもチャンスを与えて欲しい。1試合でもいいからスタメンで起用してあげて欲しいと思います。
前の日に支配下登録が叶った山本と福元がそれぞれスタメンで登場していました。山本は2安打、福元はこの日は無安打でした。山本の1本目のヒットは外角のスライダー、2本目は真ん中付近のストレートでした。変化球に強く、崩されても喰らい付いていく山本のプレースタイルは一軍でもきっと通用するでしょう。早く一軍でプレーする姿を見せて欲しいと思います。福元もこの日は結果が出なかったものの、次の25日の試合では2安打を放ちアリールしたようです。
星野真澄 奪三振!2011年5月24日 ←New
工藤隆人 猛打賞&二盗 2011年5月24日 ←New
橋本到 マルチヒット&二盗 2011年5月24日 ←New
山本和作 マルチヒット!2011年5月24日 ←New
現在の巨人は昨年までの強力打線がどこへ消えたのかと思うほどヒドい状態が続いています。同じく強打の阪神も貧打に喘いでいますが、これはケガ人云々というよりも、使用球が変わったことによって野球そのものが変わってしまったことに原因があるのではないかと私は思います。だから、不調の選手の復調待ちや、ケガをしている選手たちの復帰を待っていてもどうにもならない気がします。新しいボールに対して順応できなければならない。ダメなら不調の選手は結果が出ないままシーズンが終わってしまうでしょう。かつて、70年代後半に飛ぶボールが禁止された時も、80年代中盤に圧縮バットが禁止された時も、それが原因でバットを置いた打者が数多くいました。巨人においては小笠原、谷、高橋は正念場だと思います。30代後半でスタイルを変えることができるのか?順応できなければ、バットを置くしかありません。他の全ての打者もそう。昨年までの強打者は今年も強打者だと思ってはいけないということです。球界全体で今年はニューフェイスが続々と登場していますが、これも統一球が後押しをしていると思います。球界全体が新旧交代に入ったのだと思います。巨人においても、若手にはかつてないほどのチャンスが今後も続くと思います。好むと好まざるとにかかわらず、巨人は一気に世代交代を押し進めなくてはいけなくなりました。
参考
2011年のプロ野球は“世代交代”の予感(2011/5/25 OCNスポーツ)
今回の山本や福元の支配下入りに関して経緯は色々とあったことでしょうが、これは世代交代を進めなくてはいけなくなったチーム状況において必然だったように思います。一軍で頑張っている藤村や大田たちに続けとばかりに、ファームの選手たちは目の色を変えていることでしょう。育成の選手たちも山本や福元が支配下入りできたのなら、自分だってという思いに駆られていることでしょう。
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