プロ初失点ながら一軍昇格の話も出始めた宮國の投球 7月3日プロアマ交流戦 巨人対フェッデックス戦のレポと動画アップ
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舎人
2011年07月10日 04:49 visibility696
試合経過
イースタンで昨日行われた薄暮ゲームのことを話す前に先週の日曜日のプロアマ交流戦について話したいと思います。この試合は例のごとく高卒ルーキー三人が登板したのですが、三人とも登板するたびに幾つかの成長と幾つかの課題を見せながら経験を積んでいるといった感じです。トップを走る宮國のリードは変わらないものの、後の2人もプロとしてやって行くだけの十分なポテンシャルをかいま見せています。いつかこの3人が3人とも戦力になって一軍で投げている事が夢ではなく、高い確率の予想に思えてきます。
さて、宮國ですがこの試合では初回二回と簡単に三者凡退、しかし、三回に相手の積極的な初球攻撃に当惑し、投げ急いだのかプロ初失点を喫してしまいました。相手との力の差は歴然で早く抑えたいと言う気持ちからやや雑な投球をしてしまった感じです。先発をして三回を被安打3、無四球、奪三振2、MAXは144キロという結果でした。前回は2球しか投げていなかった100〜110台のカーブをこの日は5球投げ、効果的に使っていました。失点の原因は「ブルペンから球に力がなかった。試合でも逆球が多かった。疲れはなかったが三回になってやや球が甘くなってしまった。悪いなりに抑えられるようにならないと。コントロールのなさと、長い回を投げるスタミナがない事を痛感した」このように宮國は自己分析しています。
ところで、登板の翌日の報知の“2軍なう”には宮國の一軍昇格の話が出ていました。
当初は「第二の2軍」でじっくり体力を強化する計画だったが、ここまで順調に成長。川口投手総合コーチが「9月くらいに(一軍)昇格させることもあるかもしれない」と期待を寄せる右腕から、今後も目が離せない。
私は来シーズンの9月で十分だと思うのですが、一軍の首脳陣としてはすぐにでも見てみたい思いなのでしょう。このあたり十分に球団として方針を決め、急場しのぎのコマとして使わない事を願いたいものです。
この日の田中はまずまずの投球、2死球と相変わらずのお騒がせ投球でしたが、球威においては2人を抑えて最も速く、140キロ台中盤をどんどん記録していました。この日は失点こそしましたが、登板するたびに少しずつ落ち着いてきている気がします。2イニングを投げて被安打2、四球、失点1、MAXは146キロでした。
前回は散々な内容だった成瀬が、この日は見違えるほど良い投球をしていました。ストレートでも変化球でも思い通りにストライクゾーンに投げ込んでいます。三人の中では最も緩急を使うのが上手い気がします。以前も話しましたが成瀬は先発タイプだと思います。2イニングを投げて被安打1、四球1、無失点。MAXは140キロでした。
打者の方は丸毛が猛打賞と結果を残していました。相手が相手ですが、良いアピールになった事と思います。スタンドから「マルマルモリモリ・・」なんて応援があり、笑いが起きていました。
後は伊集院と市川がマルチヒットを放ち、目立っていた感じです。
動画はルーキー三投手に関しては全球スピードガン表示を付けて仕上げました。三人が三人とも持ち味を発揮していると思います。是非ともご覧になってください。
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