ゴンザレスファミリー
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舎人
2011年07月14日 23:24 visibility437
昨日の試合で負け投手になった東野が最後、昨日の仇桧山を抑え、巨人は同一カード三連敗を免れました。もしも今日負けていたら、コーチ陣の入れ替えなどの措置があったかもしれません。この状況下では優勝など望むべくもないのですが、CSへの進出にも赤信号が点灯した可能性があったと思います。勝因は三回、予想外に珍しく打線がつながったことと、これも予想外にゴンザレスの好投があったからでした。
ゴンザレスは阪神を相手に甲子園で七回無失点、これは日本一になった2009年、5月3日にシーズン初出場を初勝利で飾った時を思い起こさせます。あの時も七回無失点、スコアは4対0でした。この年、15勝2敗でMVP級の活躍をしたゴンザレスでしたが、4月中はしっかりとファームで調整をし、調子の良さを認められての一軍昇格でした。ファームにいた時に下半身を中心に土台を作り上げたことがその後のシーズンの大活躍につながったのだと思います。今回もゴンザレスはファームでおよそ2か月間、じっくりと調整したことが結果的に良かったのではないかと思います。原監督は調子の上がらない主力をなかなかファームに落とさず、あくまで自分の目の前で調整させるようにしていますが、思い切ってファームで調整させた方がむしろ復調が早いことだってあるのです。一昨日の日記ではありませんが、ファームの機能を信じて不調の選手の取り扱いを工夫して欲しいと思います。
ところで、ゴンザレスですが、先月ジャイアンツ球場で行われたイースタンの試合で先発登板した時、スタンドには奥さんや子どもたちが応援に駆け付けていました。子どもは男の子、女の子、男の子の3人兄弟のようです。奥さんも含めて全員背番号49のパパと同じユニフォームを着ていました。ちょうど父の日で、なんとも微笑ましい光景でした。このゴンザレスファミリーを球場で見たのはこの時が初めてではありません。2007年の夏に靭帯再生手術からリハビリ中のゴンザレスが投げるのを、このファミリーは応援に来ていました。戸田の粗末なバックネット裏のスタンドで、まだ1歳になったかならない末っ子の男の子がちょこちょこと駆け回っていたのを覚えています。ゴンザレスがまだヤクルトの選手だった時の話です。家族の愛に支えられていたからどんなに困難なことがあってもゴンザレス今までやってこられたのかもしれませんし、今日の勝利があるのかもしれませんね。
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