笠原への期待！土井への期待！8月17日チャレンジマッチ巨人対フューチャーズ戦のレポと動画アップ

舎人
2011年08月25日 13:51 visibility613

試合経過

http://labola.jp/diary/12852033

先週のチャレンジマッチの話の続き。笠原と土井について話してみたいと思います。まず、先発をした笠原は5回を投げ、被安打3、与四球1、奪三振3、失点1の勝ち投手になりました。この日のMAXは138キロ止まりでしたが、低めに非常に良く制球され、打者になかなか付け入る隙を与えません。何度も話していますが、球持ちが非常に良く、打者にスピードガン表示以上に球速を感じさせるのが、笠原の特長です。

その笠原が今、一軍昇格の絶好のチャンスを迎えています。ゴンザレスの故障によって先発ローテーションに空きができて、谷間を埋める要員が必要になったからです。まず考えられる候補としてはグライシンガー、トーレスの外国人２人、藤井、小山、星野といった辺りでしょう。しかし、グライシンガーもトーレスも、6回3失点程度の働きは期待できますが、それ以上は望めず、それ以下のことを心配しなくてはいけない。それならば、未知数の若手を使ってもあまり変わらないと言えます。藤井がなぜ使われないのか謎ですが、それならば小山、次いで笠原といったようにチャンスが訪れると思います。

私は小山の事を将来リリーフエースに期待しているので、小山と笠原なら笠原に先発を期待したいと考えています。おそらく100試合を経過したペナントレースの残りは物量戦になると思います。特に投手はどれだけコマを豊富に持っているかが勝負になるでしょう。その時に、笠原が一軍で存在感のある働きができるのではないかと期待しています。

土井はフューチャーズの4番として、長打力を見せつけました。レフトオーバーの本塁打と右中間の二塁打を放ったのですが、一軍で実績のある越智と金刃から放ったということに非常に価値があると思います。越智から放った本塁打は高めに抜けたフォークボールでした。この手の右の長距離砲タイプに山本将や下山、梅田などがいましたが、土井のいいところは、タメを作って変化球にも対応できるところです。内角に大きな穴がありそうですが、真ん中から外側に関してはかなり期待の持てる打撃を見せます。非力なバッターが揃う第2二軍において突出した存在感を示していますが、二軍を含んだファーム全体でも、その存在感は日々高まっていると思われます。

試合の翌日の報知新聞の“2軍なう”　2011年8月18日紙面

育成土井「最高」越智から弾

巨人の土井健大内野手(22)が17日、チャレンジマッチの巨人・フューチャーズ戦(G球場)にフューチャーズの「4番・一塁」で出場、4打数2安打と活躍した。6回無死で越智から左越えソロを放つと、8回先頭では金刃から右中間へ二塁打。1軍クラスのチームメイトを打ち砕き「越智さんや金刃さんを打つことができて最高です」と喜んだ。

現在は育成選手。登録期限の7月末を過ぎたため、来季以降の支配下登録を目指すことになる。「最終的な目標は1軍で活躍することですが、今年チャンスを逃したからといって、やることは変わりません。一日一日、いいところを増やせるようにやっていきたい。」同学年には坂本や沢村がいるが、少しでも早く肩を並べるためにも、立ち止まっている暇はない。

6月17日の日記で土井の将来を和田か？小田嶋か？話しましたが、今のところ順調にステップアップしていると思います。