
誕生日を自らのバットで祝った橋本の猛打賞 4月28日イースタンリーグ DeNA対巨人戦のレポと動画アップ
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舎人
2012年05月01日 02:16 visibility370

試合経過
土曜日の試合の話をします。この試合は平塚で行われたのですが、ここに昼間の試合を見に来たことは今までありませんでした。平日のナイターを見に年に一度のペースで訪れていた感じです。鎌ヶ谷に続いて茶柱さんと一緒の観戦、GWということで渋滞を見越して試合開始の4時間前に都心を出発したものの、到着したのは1時間前でした。渋滞に巻き込まれた疲れはあったものの、晴天に恵まれ球場を渡る風薫る素晴らしいの観戦日和の中の試合でした。

先発はまたしても金刃でした。3月30日、4月7日、4月15日と観戦をするたびに今年は金刃の先発に巡り会います。私のように基本、週末に観戦をしている者は一度このパターンにはまると同じスパイラルが続くことになります。昨年はそうではありませんでしたが、今までそれが栂野だった年もありましたし、深田だったりしました。ファームといえどもローテーションを守っているというのは期待されている証拠です。しかし、ファームで毎週のように登板しているということは昇格に決め手を欠き、もう1つの内容の登板が続いているということでもあります。栂野や深田がそうだったように、今年の金刃もまさに昇格には決め手を欠く登板が続いていると言えます。140キロを超えるキレの良いストレートやスライダーが気持ち良くストライクゾーンに投げ込まれて行きます。しかし、左バッターの筒香や梶谷に簡単にフォアボールを与えたりしています。先発をするということはある程度のアバウトさは仕方ないと思いますが、あまり印象の良い投球をしているとは思えません。五回までは無失点だったものの、六回にエラー絡みで同点を許し、左バッターのサラサーに勝ち越し打を打たれ降板しました。サウスポーながら明らかに右バッターの方に投げやすさを感じていることが伝わってきます。しかし、一軍の今のチーム状態では対左のワンポイントが欲しいことでしょうから、このままでは、なかなか出番が巡ってこないかもしれません。実績はある投手なので、なんとか活路を見出して欲しいと思ってしまいます。
二番手の田原は一死も取れずに降板しました。少し球がストライクゾーンに集まり過ぎた感がありました。また、タイムリーとなった井手の当りはエンドランがかかってセカンドの仲澤が二塁ベース方面に移動をしたところに、逆を取る形で右側を抜けて行ったもので、通常ならばセカンドの定位置の打球、本来ならおあつらえ向きのダブルプレーの当りでした。三連打を打たれたものの、やや不運な当りが混じっていたのです。今までずっと好投を続けてきたのですから、引きずらずに次回の登板で汚名を晴らして欲しいと思います。

三番手は岸でしたが、一死一二塁からの登板だったものの後続を抑え、さらにイニングを跨いで次の回は三者凡退、打者5人をパーフェクトに抑えました。私が今までに見た中で最も良い内容の岸の登板でした。いつものテンポの悪い、ためらいがちのような自信の無いような投球ではなく、実に堂々としてけれんみのない投球でした。大立が支配下入りしたことが大いに刺激になっているのでしょう。球速では大立に叶わないとばかりに、クレバーな投球を目指しているように感じました。星がいて高木京がいて、ライバルが多いことは間違いありませんが、チームで最も喫緊の課題は信頼できる左のリリーフ投手の確立です。この調子を続けていけば必ずチャンスは巡ってくると思います。

打者では橋本が素晴らしいバッティングで猛打賞!誕生日を自らのバットで祝っていました。シーズン序盤は背筋痛が尾を引いていたのか生彩を欠いていましたが、ここにきてスイングに力強さが戻り、それと同時に得意のセーフティバントを決める余裕が出てきたました。守備でも素晴らしいファインプレーがありました。ライトのポール際に飛んだフライをフェンスを恐れず絶妙のタイミングで好捕です。この調子を維持して行けば一軍昇格も見えてくると思います。昨年のシーズン終盤の一軍での出場は、原監督の中に自分の存在を認知させる大きなアピールになったことと思います。その後、そういったアピールの積み重ねが続いていれば、今シーズンの開幕一軍だって橋本はあったと思います。しかし、肝心なところでケガをして今に至ってしまったのです。おそらくアドバンテージは0になり、1からのスタートになってしまったでしょう。しかし、昨年もそうだったように結果を出す続けていけば、いつかチャンスは巡ってくるはずです。一軍の首脳陣が無視できない活躍をして、早く原監督に興味を持ってもらって欲しい。中井のように使われなくてもいいから、まずは一軍に呼ばれることが当面の橋本は目指すことだと思います。

丸毛を久しぶりに見ました。どんなケガで離脱していたのか分かりませんが、ヒットを打った後に盗塁も決めていました。レフトの守備にも就きましたが、特に問題なくこなしていたと思います。スイッチヒッターを目指していると聞きましたが、右投手に対しても従来の右打席で打っていました。昨年の活躍からしたら、育成の野手では唯一、今年支配下入りもあると予想していました。この開幕2か月の遅れは遺憾ともしがたい気がしますが、チームは右の外野手が不足気味なので、丸毛のようなどこでも守れる右の野手は興味を持ってもらえるかもしれません。支配下の期限までまだ3か月もあります。なんとか遅れを取り戻す活躍を期待したいと思います。

動画はとりあえず3本作りました。岸の頭脳的な投球と橋本の右中間への力強い打球が必見です。明るい陽光の中だったのでなかなかいいものができた気がします。
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