
平成27年6月29日(日) イースタンリーグ巨人対ヤクルト(ジャイアンツ球場)
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舎人
2015年07月01日 13:50 visibility621
G+視聴
週末のG+中継三戦目、いつもは球場で自分の主観に基づいて感想を書き込んでいるのですが、こうやって解説者の話を聞きながら自分の感想を書き込むということは、あやふやだった考えや思いが確かなものになったり、明らかに考えの違いに気付かされたりします。普通なら聞き流してしまうようなことが、しっかりと記憶されるだけでも、自分にとっては意味のあることだと思っています。
今日は橋本が二番になって辻が三番に昇格しましたね。色々と座りの良さを試せばいいと思います。注目すべきは育成の芳川のスタメンです。能力から言ったらもっと注目されるべき選手なので、どんな打撃を見せてくれるか楽しみです。
ヤクルト
(9)藤井(6)谷内(8)川崎(3)松井(7)原(2)田中雅(4)川上(5)星野(P)八木
巨人
(8)松本哲(9)橋本(6)辻(4)和田恋(5)岡本(7)隠善(3)坂口(2)小林(D)芳川(P)大竹
一回表
藤井:カウント1-2からセンターフライ(F、107キロF、143キロB、外角141キロ)
谷内:フルカウントからショートゴロ(125キロS、125キロSw、127キロB、143キロB、139キロB、外角135キロ)
川崎:初球サードゴロ(内角106キロ)
三者凡退、一回表終了
大竹はストライク先行の落ち着いた立ち上がりです。
岡本が川崎の強いゴロを果敢に飛び込んで処理していました。今は何でもないプレーがファインプレーに見えてしまう感じですが、いつかファインプレーが何でもないプレーに見えるようになって欲しいと思います。
一回裏
松本哲:カウント1-2からレフトフライ(B、F、S、外角135キロ)
橋本:カウント1-2からレフト前ヒット(96キロS、115キロF、133キロB、138キロF、真ん中内より139キロ)
辻:初球ショートフライ(外角114キロ)
和田恋:カウント2-2からショートゴロ(137キロB、136キロS、124キロF、139キロF、134キロB、外角120キロ)
橋本残塁、一回終了
橋本が追い込まれながら上手く逆方向へ押っつけてクリーンヒットです。左対左でもこういった打撃ができることをこれからもアピールし続けて欲しいと思います。
二回表
松井:カウント0-1からセンター前ヒット(F、内角106キロ)
原:カウント1-0からレフトフライ(123キロB、真ん中内より138キロ)
田中雅:初球ショートゴロ(インロー138キロ)→併殺を狙うが松井セカンド封殺後和田のファースト悪送球
二死一塁
川上:カウント1-1からショートゴロ(122キロF、127キロB、内角119キロ)
田中雅残塁、二回表終了
簡単な連携プレーを和田がミスし一塁にとんでもない悪送球をしてしまいました。打つ方では着実に成長しているだけに、こういったミスは打撃でのアピールの足を引っ張ることになってしまいます。
二回裏
岡本:初球センターフライ(外角ストレート)
隠善:カウント2-1からサードファールフライ(B、97キロB、136キロF、外角137キロ)
坂口:フルカウントから見逃し三振(139キロS、140キロSw、138キロB、136キロF、126キロB、138キロB、外角122キロ)
三者凡退、二回終了
岡本は凡退に終わりましたが、甘い球を積極的に打ちに行く姿勢は良いのではないかと思います。
三回表
星野:初球ライト前ヒット(外角141キロ)
八木:カウント2-2からスリーバント失敗の三振(89キロF、137キロB、136キロB、135キロS、138キロF)
藤井:カウント2-2からセンター前ヒット(135キロF、138キロB、127キロF、139キロF、142キロB、132キロF、142キロF、真ん中内より129キロ)
一死一二塁
谷内:カウント1-1からショートエラー出塁(139キロB、122キロF、真ん中内より143キロ、辻が送球時球をこぼす)
一死満塁
川崎:カウント2-0からサードゴロ(132キロB、131キロB、外角131キロ)
→岡本の本塁悪送球、0対1
二死二三塁
松井:初球右中間タイムリー二塁打(真ん中外より141キロ)、0対3
二死二塁
原:カウント1-2から空振り三振(133キロS、104キロB、119キロS、125キロB、低め142キロ)
松井残塁、三回表終了
エラーが重なりヤクルトに先制を許しました。前の回の和田のミスもそうですが、いずれも単体のミスではなく、流れの中でのミスです。まだそこまで余裕がないということなのかもしれません。ひたすら練習で上達するのみですね。
三回裏
小林:カウント1-1からサードゴロ(S、B、外角112キロ)
芳川:フルカウントからレフトフライ(138キロS、138キロB、96キロF、137キロF、125キロB、122キロF、136キロF、113キロB、低め109キロ)
松本哲:カウント0-1からサードゴロ(117キロS、外角117キロ)
三者凡退、三回表終了
芳川は良く粘りましたが、最後は難しい球に手を出して討ち取られてしまいました。でもバッターとして良い雰囲気があります。
四回表
田中雅:カウント1-1からレフト線二塁打(139キロF、133キロB、アウトロー109キロ)
川上:初球ファーストゴロ野選(外角133キロ)
無死一三塁
星野:カウント2-0から投ゴロスクイズ(136キロB、B、外角124キロ)、0対4
一死二塁
八木:フルカウントから空振り三振(122キロB、138キロSw、140キロS、133キロB、125キロB、低め127キロ)
藤井:カウント0-1からショートゴロ(101キロF、外角138キロ)
川上残塁、四回表終了
今度は坂口にミスが出て失点です。これも流れの中でのミス。まるで感染ったかのよう。
四回裏
橋本:ストレートの四球(139キロB、94キロB、133キロB、内角127キロ)
辻:初球フェンス手前の大きなレフトフライ(125キロ)
和田の打席で橋本が二盗
一死二塁
和田恋:フルカウントからセンターフライ(97キロSw、119キロB、93キロF、138キロB、137キロB、140キロF、アウトロー119キロ)
岡本:カウント2-1からショートゴロ(92キロS、139キロB、115キロB、外角137キロ)
橋本残塁、四回終了
和田の当たりは左中間に抜けそうな当たりでした。それを相手のセンター川崎がギリギリ手を伸ばして好捕したのでした。
五回表
谷内:初球センター前ヒット(内角139キロ)
川崎:カウント0-1からセンターフライ(138キロF、内角138キロ)
松井:カウント1-0からライト前ヒット(148キロB、外角ストレート)
一死一二塁
原:初球レフトファールフライ(インハイ141キロ、隠善スライディングキャッチのファインプレー!)
田中雅:カウント2-2から見逃し三振(140キロB、125キロB、130キロS、129キロS、内角144キロ)
二者残塁、五回表終了
大竹は二回以降いずれも先頭バッターの出塁を許しています。失点の大半は味方のエラーが原因ですが、このリズムに乗れない投球も少なからず失点に絡んでいるように思えます。
五回裏
隠善:カウント1-0からショートフライ(138キロB、内角135キロ)
坂口:カウント3-1から四球(114キロB、113キロB、108キロB、135キロS、高め135キロ)
小林:カウント0-2からファーストファールフライ(137キロF、138キロF、外角136キロ)
芳川:フルカウントからファーストゴロ(96キロF、135キロB、98キロB、136キロSw、138キロB、136キロF、高め137キロ)
坂口残塁、五回終了
八木はそこまで球が走っている感じではないのですが、とりあえず要所要所で素晴らしい投球ができているようです。
六回表、投手田原誠
川上:カウント2-1からサードゴロ(130キロSw、127キロB、139キロB、外角111キロ)
星野:カウント1-2からサードライナー(136キロS、135キロB、139キロF、内角140キロ)
八木:フルカウントから見逃し三振(141キロS、138キロF、139キロB、127キロB、141キロB、140キロF、外角141キロ)
三者凡退、六回表終了
大竹から代わった田原誠が実にリズムの良い投球をしてくれました。これは流れを変える投球に思えます。
六回裏
松本哲:初球レフトオーバー二塁打(外角130キロ)
橋本:ストレートの四球(94キロB、132キロB、113キロB、高め127キロ)
無死一二塁
辻:カウント2-2から空振り三振(110キロB、109キロB、F、133キロF、低め135キロ)
投球交代八木→土肥
和田恋:カウント0-1から左の肩甲骨付近に死球(141キロF、141キロ)
一死満塁
岡本:初球ライト前タイムリーヒット(外角143キロ)、1対4
→セカンドランナー橋本も本塁を伺うがタッチアウト
二死一三塁
投球交代土肥→中元
隠善:カウント3-1から四球(B、B、137キロB、S、外角140キロ)
二死満塁
坂口:フルカウントから押し出し四球(138キロS、130キロSw、141キロF、132キロF、139キロB、131キロF、130キロF、131キロF、130キロB、141キロB、129キロF、128キロF、128キロF、低め140キロ)、2対4
小林:カウント0-2からセンター前同点タイムリーヒット!(124キロS、136キロF、低め130キロ)、4対4
二死一二塁
芳川:フルカウントからサードゴロ(137キロF、127キロB、127キロS、129キロB、140キロF、138キロB、138キロF、128キロF、内角139キロ)
二者残塁、六回終了
流れとは本当に恐ろしいものです。巨人がこの回一気呵成に同点に追い付きました。追撃の口火を切った松本哲の打球は意外や意外、いつものパワーでは考えられないほど伸びたのでした。逆方向にフェンス手前のアンツーカーにかかるほどでした。打点を放った岡本ヒットは実にきれいなもの。コースに逆らわずにスムーズにバットを出すと、打球は狭い一二塁間を鋭く抜けて行ったのでした。勝負強い!坂口は追い込まれながら良く粘りました。そして、同点のタイムリーを放った小林のヒットですが、これはコンパクトなスイングでピッチャー返しをすると、ゴロがセンター前まで抜けて行ったのでした。バットの出方がいいのでしょう。小林も勝負強い!
七回表、投手矢貫
藤井:カウント1-2からセカンドゴロ(145キロB、145キロF、142キロF、高め143キロ)
谷内:空振り三球三振(142キロS、114キロS、高め145キロ)
川崎:カウント1-2から空振り三振(113キロB、127キロS、131キロS、低め132キロ)
三者凡退、七回表終了
昨日に続いて矢貫が登板しました。気合いを投球に込めるパワフルなスタイルです。昨日から見ていますが、コントロールも言われていたほど悪くない。正直このクラスの投手をよく日本ハムは放出したなと思います。
七回裏、投手徳山
松本哲:カウント1-1からセーフティバントを狙うもファーストゴロ(115キロB、144キロF、真ん中143キロ)
橋本:フルカウントから空振り三振(135キロB、144キロB、142キロB、133キロS、132キロS、アウトロー145キロ)
辻:空振り三球三振(142キロS、133キロSw、低め124キロ)
三者凡退、七回終了
徳山の前に簡単に三者凡退に終わってしまいました。こんなことをしていると、逆に流れがヤクルトに行ってしまいます。
八回表、投手公文
松井:カウント3-1から四球(B、146キロB、143キロF、131キロB、高め128キロ)
投手交代公文→笠原
原:カウント2-0から犠打失敗の捕ファールフライ(B、143キロB、内角138キロ)
代打山川:空振り三球三振(S、Sw、高めストレート)
川上:カウント1-1からライトフライ(143キロSw、142キロB、低め142キロ)
松井残塁、八回表終了
徳山の好投と公文の与えた四球でヤクルトに流れが行きかけましたが、原の犠打失敗で流れが止まりました。
笠原は連日のナイスリリーフです。しかし、ファームの試合で三連投は投げ過ぎ。
八回裏、木谷
和田恋:カウント2-2から空振り三振(127キロS、132キロB、128キロSw、134キロB、外角134キロ)
岡本:カウント2-2から空振り三振(143キロB、140キロB、135キロSw、137キロF、136キロF、外角144キロ)
隠善:カウント1-0からレフトフライ(142キロB、外角133キロ)
三者凡退、八回終了
どうやら試合が落ち着いてきてしまいました。
九回表、投手土田
星野:初球センターフライ(外角ストレート)
木谷:空振り三球三振(S、Sw、外角変化球)
藤井:カウント1-1からバットを折られセカンドフライ(Sw、B、内角129キロ)
三者凡退、九回表終了
今日の土田は何時になく球にキレがありますね。
九回裏
代打北:フルカウントからセンター前ヒット(B、141キロF、130キロB、142キロB、140キロS、142キロF、141キロF、132キロF、外角143キロ)
小林:カウント1-0から投犠打(138キロB、外角136キロ)
一死二塁
横川:カウント2-2から見逃し三振(132キロSw、132キロB、131キロB、140キロF、外角142キロ)
松本哲:カウント2-2からショートゴロ(139キロB、129キロF、132キロB、143キロS、132キロF、142キロF、外角130キロ)
北残塁、九回終了
北はコースヒットながらしっかりとチャンスメークしていました。
さぁ延長戦です。でも、だんだん辛くなってきたなぁ。
十回表
谷内:カウント1-2からライト前ヒット(130キロS、132キロB、130キロS、外角142キロ)
川崎:カウント1-0からサードゴロ併殺打(133キロB、内角134キロ、岡本素晴らしい反応!)
松井:カウント2-2からショートゴロ(135キロB、132キロSw、134キロS、135キロB、134キロF、低め135キロ)
十回表終了
岡本がバントに備えチャージした状態で、川崎のバスターのゴロに反応し併殺を完成させました。素晴らしい反射神経だと思います。
十回裏、投手岩橋
橋本:カウント2-2から空振り三振(S、138キロB、125キロF、126キロB、内角140キロ)
辻:カウント1-2から投ゴロ(139キロB、124キロF、126キロF、132キロF、外角124キロ)
和田恋:ストレートの四球(128キロB、129キロB、140キロB、インロー139キロ)
岡本:フルカウントからレフト前ヒット(126キロB、127キロF、136キロF、128キロB、139キロB、128キロF、低め138キロ)
二死一二塁
隠善:フルカウントからスインゲ判定され空振り三振(126キロF、122キロSw、125キロB、138キロB、123キロF、137キロF、123キロB、高め121キロ)
二者残塁、十回終了
両軍決め手を欠き、試合の決着がつきません。
岡本が追い込まれながらもフルカウントまで持って行ってレフト前に強烈なゴロのヒットを放ちました。ファールを重ねているうちに、だんだん岩橋の投球にタイミングが合って来たような感じでした。これでマルチです。後は大きいのが早く見たいなぁ。
十一回表
原:カウント0-2から中継終了(128キロSw、130キロ)
中継は途中で終わってしまいましたが、この後、小林の四球や小林の二塁打などで巨人が無死満塁のチャンスを得て、最後は松本哲の押し出し四球で勝利したそうです。
総括ですが、試合を支配することとは、試合の流れをいかに自分のところに手繰り寄せ、いかに相手に流れが行かないか工夫する作業が必要だと思います。そういった点で、五回までの巨人は、ミスを重ね、流れを持って行かれっ放しでした。しかし、その流れが止まって小康状態にしたのが、六回に登板した田原誠の好投だったと思います。下位打線との対戦とはいえ、ピシャリと球数少なく三者凡退で抑えたことが、その後の同点や逆転に繋がったのでしょう。各々の選手のプレーもさることながら、試合がどう流れて行くかを注目することが楽しい試合だったと思います。
先発の大竹は再三のエラーで最後までリズムに乗れない投球をしてしまいました。内容はまぁまぁといった感じだったので、本来の実績と実力からしたら一軍のコマが不足していれば、昇格もあり得ると思います。しかし、もう1試合様子を見た方がいいかもしれません。
日本ハムから来た矢貫がこの日も登板しました。140キロ台後半の豪快なストレートに意外にキレの良いスライダーとフォークが武器のようです。まだアラというか問題点を見ていないので何とも言えませんが、現段階ではよくこのレベルの投手を日ハムは放出したなというのが率直な感想です。中継ぎのコマとしてなら、十分使えると思いました。
試合が長かった割に四球が多く、ヒットの数が多かった訳ではありません。多くのバッターが出塁はしているものの、内容のある打席を送っていたかは分かりません。そんな中で岡本は復帰後初のマルチヒットを放ちました。二本ともクリーンヒットで、バットの出方は素晴らしいものがあります。勝負強いし、対応力もある。打者として伝わるものは同時期比で坂本と遜色なく、中井よりもやや上、大田や和田恋よりも確実に上です。しかし、豪快さが無い。あれこれ何でも求めては行けないのでしょうが、相手に恐怖心を与えられるバッターとして1位指名されたのです。時間はかかってもいいから、一週間に一本は本塁打を打てるようなバッターになってくれたらと思います。
イースタンは早いもので、すでに3分の2のスケジュールを消化してしまいました。それに対し、一軍はようやく半分が終わったばかり。これからが大変です。この三連戦で活躍した選手が、きっとこれからの一軍の試合で重要な働きをしてくれることでしょう。本当なら球場に行きたいところですが、出来る限り、中継も記録を取りながら視聴して、今後の検証に宛てたいと思います。
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