
こんなところにいてはいけない!元気を出せ藤村
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舎人
2013年04月03日 08:47 visibility1320

前回の中井については話せば話すほど苦しくなってしまう感じでした。本人はもっと苦しい思いをしていることでしょう。しかし、それを自分以外の他のせいにしたり、他球団だったらなどと考えていたとしたら、そこで中井という選手は終わってしまうと思います。常にどんな時でもベストを尽くす、例えそれが練習の時でもアピールになり、一軍昇格に繋がったりするかもしれません。以前、岸がスピーチで話していた「天網恢々・・」という言葉が思い出されます。岸はと話していました。(2012年9月30日 日記)これはその通りだと思います。BANBABANさんが宮崎までキャンプを見に行った時、中井から真剣さが感じられなかったと話していましたが、ファンの目からしてそのように見えたのですから、おそらく監督や首脳陣はもっと厳しい目で見ていた事と思います。そういった練習の時でも中井から鬼気迫るものが伝わって来るようになったら、おそらく、その思いは首脳陣に届けられ、一軍に呼ばれる事になる気がします。頑張って欲しいと思います。
さて、今日はその中井と同期の藤村の動画をアップしたので話してみたいと思います。が、藤村はすでに一軍のタイトルホルダーで、本来、私が話す対象の選手ではないはずです。とっくにファームを卒業したはずが、なんでこんな所にいるのだろうという気にさせられます。正直、どう話していいか分かりません。しかし、開幕メンバーを外され、元気がない姿ばかり見せられていたので、励ます意味で動画を作り、話し始めたいと思う次第です。
藤村は昨年、壁にぶつかり走攻守全てに亘って伸び悩んでいた気がしました。どこにそう感じる原因があるかを考えてみます。出場試合数が119から109、打席数も352から238に減っています。しかし、マイナスの数字ばかりかというと、打率は一昨年の.222から昨年は.252に上昇しています。発売されたばかりの「野球太郎」の名鑑号によると、真っすぐの打率が.214から.310に上昇、さらに140キロ台の球に.324と力強さが加わったのだそうです。また、ベースボールタイムズから出ているプレイヤーズファイルによると、藤村の打撃チャートが次のように進化している事が分かります。
.109
.114
.150 .176
.192
.143.059
一昨年は何しろ内角が弱く、速球に対応できていなかったのが、昨年は内角に打率三割です。得意だった低めが打てなくなってしまったのは気になりますが、全体としては進化していることが分かります。
守備はどうだったか?
日本シリーズでの手痛い失策はあったものの、こちらも昨年の方が悪くなった訳ではありません。
それでは足の方はどうだったのか?
打撃や守備に関しては壁に当たったどころか成長を感じさせる数字が出ているのに対し、盗塁に関しては大きく数字を下げています。出場試合数が減ったので、盗塁の数自体が減る分は仕方ないにせよ、成功率が5回に1回しかアウトにならなかったものが、3回に1回アウトになるようになってしまった。このあたり、足でアピールして来た選手なだけに、その存在意義を問われ、生彩を欠いていると判断されてしまったのかもしれません。
しかし、そういった盗塁面で苦しんでいた数字があったとしても、思っていたほど、藤村は壁にぶつかっていた訳ではない感じです。打撃面ではむしろ数字を伸ばしている。それではなぜ昨年は一昨年よりも生彩を欠き、伸び悩んでいたように思えたのかを考えると、藤村自身というよりも、どうも他の選手の勢いに圧迫されていたのではないかという気がして来ます。その選手とはつまり寺内の事ですが、一昨年は73試合だったのが、昨年は103試合と大きく出場試合数を伸ばしているのです。
一昨年まで、セカンドをメインに守っていたのは脇谷でした。それが、例の落球騒動もあって不振を囲い、その後、骨折までしてしまったのでした。そのニッチに上手くハマったのが藤村だったのです。二軍では2割5分程度しか結果を残していなかったにもかかわらず、たまたまポジションに空きが生まれた事で一軍に昇格し、そのままスタメンを任されるようになったのでした。これは実力で勝ち取ったと言うよりも、運が味方したといった方がいいかもしれない出来事でした。もちろん、運も実力のうちですが、苦労をして手に入れたポジションと違い、その立ち位置は盤石なものではありませんでした。昨年の序盤、藤村は守備面で大きくつまずきました。オープン戦の頃からやたらとエラーが目立つのです。開幕はヤクルトが左腕を3人投入してくるということでスタメンを寺内に譲ったものの、2つめのカードのDeNA戦からスタメンを任されることになるのですが、その途端にエラー、3つめのカードの阪神戦でもエラー、シーズンを通して3つしか犯していないエラーを開幕してすぐに立て続けに犯してしまったのです。それが走塁にも伝播してしまった感じで、盗塁死が目立ち、時には牽制で刺される事もありました。昨年の開幕ダッシュに失敗し、低迷していた巨人において、そういった生彩を欠いたプレーは、そのまま済まされるものではありませんでした。いつしか藤村の影は薄くなり、その代わり、後塵を拝していた寺内が藤村に並んだのでした。
要するに藤村の壁にぶつかり伸び悩んだイメージとは、開幕直後のチームが低迷していた時にミスを重ねてしまったこと。さらに、信頼を勝ち得た寺内の躍進があったため出番が減ったこと。この2つが理由ではないかと思います。藤村自身のことに立ち返れば、実のところシーズンを通じてみれば、伸び悩んだどころか、若干ながらむしろ成長していたのです。
今シーズンになり、2月にキャンプが始まると、藤村は脇谷が復帰した事で2つしかない座席を、寺内を含めた3人で争う事になります。しかし、そのイス取り合戦に敗れ、二軍に落とされてしまったのでした。これは能力的な理由ではなく内面に大きな原因がある気がします。なんだか自信を失っている感じを強く受けるのです。どうも我々の抱いている伸び悩んでいるというイメージ通り、藤村本人も自分は壁にぶつかっていると思い込み、最初から気後れしていたような気がしました。レギュラー奪還を目指す脇谷の充実ぶりは目を見張るものでしたし、一軍に何が何でもしがみつかなくてはという寺内の必死さは見ているこっちにも伝わって来ます。彼らの気迫に藤村は最初から圧倒されてしまっていた感じでした。検証した通り、実はそんなに壁になどぶつかっていないし、伸び悩んでいるどころかむしろ成長していたのです。そのことに気づき、自分に自信を持つべきでした。
私が思うにおそらく藤村は守りに入ってしまっていたのではないかと思います。せっかく掴んだレギュラーや一軍でのポジションを離すまいとした守りの心理が、そのプレーから本来持っているはずの溌剌さや柔軟さを奪ってしまっていたような気がするのです。しかし、年齢的に脇谷や寺内に比べ藤村は圧倒的に若いのです。失うものがないとしたら、本来それは藤村ではないかと思います。一軍に初めて昇格した時のような、がむしゃらさを取り戻して欲しいです。藤村はまさに野球小僧だと思っています。全身から野球が好きで好きでたまらない匂いがぷんぷんしていたのです。今はその匂いが消えてしまっている。今はファームで苦しんでいても、何かのキッカケでその匂いや雰囲気が出て来た時、きっと一軍に昇格している事と思います。
動画は20日と28日のものです。レフト方向のあまりきれいなヒットではありません。早く右中間左中間へライナーが出るようにならないかと思います。
藤村大介 レフト前ヒット!2013年3月20日
藤村大介 レフト前ヒット!2013年3月28日
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