打たれることも今は勉強だ!3年目平良拳太郎の一軍プロ初登板の記録

  • 舎人
    2016年04月08日 02:22 visibility861

平良が今日の阪神戦で一軍でプロ初登板を果たしました。結果は先週の桜井に続き四回途中でノックアウトになってしまいましたが、途中四者連続三振を奪ったりと、それなりに存在感を示すことができたデビュー戦だったと思います。



平成28年4月7日 セントラル・リーグ巨人対阪神(東京ドーム)

平良全投球


一回表

高山:カウント2-2からセンター前ヒット(142キロB、Sw、132キロSw、137キロB、内角137キロ)

横田:カウント0-1からセカンドゴロ(136キロF、アウトロー135キロ)→ランナー入れ替わる

ヘイグ:カウント1-2から見逃し三振(124キロB、136キロF、134キロF、内角138キロ)

福留:カウント1-2から見逃し三振(134キロB、139キロS、キロF、外角136キロ)

横田残塁、一回表終了



二回表

ゴメス:フルカウントから空振り三振(120キロB、131キロB、137キロB、137キロS、138キロF、外角135キロ)

鳥谷:カウント1-2から空振り三振(137キロS、132キロS、138キロB、138キロF、外角135キロ)

西岡:カウント2-1からサードフライ(121キロB、121キロS、136キロB、高め135キロ)

三者凡退、二回表終了



三回表

岡崎:初球ライトフライ(真ん中136キロ)

メッセンジャー:カウント1-1からショートフライ(135キロS、113キロS、137キロSB、外角123キロ)

高山:初球後少しで本塁打の大きなセンターフライ(外角136キロ)

三者凡退、三回表終了



四回表

横田:カウント0-1からセカンドゴロ(120キロF、高め135キロ)

ヘイグ:カウント3-1から四球(121キロB、133キロF、142キロB、136キロB、低め135キロ)

福留:カウント1-0からライトオーバー本塁打(138キロB、高め133キロ)、0対2

ゴメス:カウント2-1からサードゴロ(126キロB、129キロB、129キロSw、外角134キロ)

鳥谷:フルカウントから四球(136キロF、135キロB、121キロS、139キロB、133キロB、高め135キロ)

西岡:カウント1-2からレフト前ヒット(121キロF、121キロB、134キロF、134キロ)

二死一二塁

岡崎:ストレートの四球(125キロB、129キロB、130キロB、外角132キロ)

二死満塁

メッセンジャー:フルカウントからライト前タイムリーヒット(132キロS、135キロB、131キロF、135キロF、140キロF、122キロB、137キロB、外角138キロ)、0対4

投手交代平良→土田


平良拳太郎プロ初登板結果 負け投手
三回2/3 球数71球 打者18人 被安打4 与四球4 奪三振4 失点/自責点4 MAX142キロ(2度) ストレートの平均球速136~137キロ


この試合で私が一番注目していたのは左バッターにどうやって向かい合うかでした。その心配は的中し、やはり高山・福留・西岡と痛打をされてしまいました。これは平良がプロとして今後やって行く限り、避けては通れない大きな課題だと思います。何か有効な決め球が見つかれば、悩みは一気に解決すると思います。


それと、ファームの試合で組んだ阿部から高めの球の有効活用を教わったと話していましたが、その成果か、横田や西岡を高めのコースを使って打ち取っていました。しかし、これはそんなに多用すべきではないと思います。今のような制球力で中途半端な高さの球は福留に一発を喰らったように致命的な一撃を見舞われる恐れがあります。打たせて取ることが持ち味の平良は、いかに低めに球を集めることができるかが身上だと思います。


さらに、本塁打を打たれ失点してから動揺が治まらないようではいけません。ピンチでの胆力、打たれた後の切り替え、それらは投手にとって欠かすことのできないものです。中央球界で揉まれてきた投手と違い、平良は沖縄の高校出身ゆえ、まだまだ通過儀礼が足りない気がします。体ももっと太く大きくなって欲しいと思いますが、気持ちももっと図太くなって欲しいと思います。


とは言え、高橋監督が「問題点よりも良かった点が多かった」と評価していた通り、投球の端々に魅力と可能性を感じさせました。球速表示以上に威力を感じる浮き上がるようなストレートも素晴らしいし、カットボール、シンカーのキレもなかなかのもの。結果しか見ていない人は不満かもしれませんが、そう思ったファンも多かったのではないかと思います。


今日の登板はまだまだ課題が多く、力不足は否めません。しかし、元々予想されていた通り、本格化するのは来年以降です。それに向けての体験としては良い勉強ができたプロ初登板だったと私は思いました。いきなりローテーションは厳しくても、今シーズンはまだまだチャンスを与えられるでしょう。その度に、一歩一歩高みを目指して行ってくれたらと思います。今は打たれたことも将来へ向けた良い勉強になったと思います。それを生かすも引きずるも平良、君次第です!

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