ラミレスの復調を期待・大敗の中に光った星野の好投

  • 舎人
    2010年05月24日 02:42 visibility90

交流戦5カード目、オリックスに大敗です。


どうしても最近の巨人はエラーやミスが多く、


試合の主導権を握れずに戦っている気がします。


なんだか浮き足立って、地に足が着いていません。


しかし、守備以上に心配なのが打撃陣の不振。


本塁打以外でなかなか点が取ず、やたらと併殺と残塁が多い。


ここ5試合で14得点しかしていないのに7併殺、残塁27。


今日の試合、ラミレスが初回の一死一三塁、


七回の二死満塁の場面でいずれも凡退したように、


どうもここ一番というところでなかなか一打が出ないのです。


巨人は打撃のチームです。強力な打撃陣が投手陣を育て、


少々の失点はすぐに取り返すことで投手陣に自信を持たせてきたのです。


だからチーム状態が悪いということはイコール


打撃の不調に全て端を発していると言っても過言ではないと思います。


今年、どうも巨人が浪に乗れそうで乗れない原因は、


その打撃の中核にいるラミレスの調子が今ひとつだからだと思います。


今年のラミレスは本塁打・打点はリーグトップながら


打率は.249と依然低いまま、得点圏打率こそ.290ですが、


これはやや今年の場合、試合が決まってからの帳尻合わせが多く感じます。


いずれにしても昨年の打率.322(得点圏打率.319)に比べれば


かなり物足りないのは事実です。


今日の試合も初回に外野フライの犠飛でもいいから1点でも入っていれば


違った展開になっていたのではないかと思いました。


試合が決まってからの一発など本当はどうでもいいのです。


どうも見ていて今年のラミレスは


高低の揺さぶりに対し強引で、ミスショットが多く感じます。


とは言え、シーズンをトータルで見れば


ラミレスはおそらく打率.280〜.300に乗せてくることでしょう。


本当の勝負はいかに8月9月にチームの調子が最高潮になるかです。


昨年は8月9月で25の貯金を作ることができたから優勝できたのです。


今年も肝心な時にラミレスの打棒爆発を信じたいと思います。




こんな大敗の試合でしたが、


西村に代わって2番手で登板した星野の好投は光りました。


2イニングを投げて被安打1、無四死球、奪三振3、無失点


今日の星野は何よりもストレートに威力があった。


MAXは147キロ、ストレートの平均は143〜144キロです。


一軍に上がって初めて期待に応える登板をしたのではないでしょうか。




2010年5月23日 対オリックス戦星野全投球


六回表 


山崎 


内角143キロ見逃し 


インロー145キロファール 


外角144キロファール 


外角139キロボール 


内角134キロサードライナー 


山本 


外角144キロ見逃し 


真ん中146キロ見逃し 


真ん中スライダー見逃し三振


坂口 


真ん中143キロ見逃し 


外角143キロボール 


アウトロー128キロ空振り 


高め130キロレフト前ヒット 


赤田 


低め134キロファール 


高め137キロファール 


外角142キロ空振り三振 


七回表 


荒金 


高め143キロボール 


アウトハイ131キロファール 


低め136キロボール 


高め142キロファーストフライ 


後藤 


外角138キロ見逃し 


内角ストレートボール 


内角147キロ見逃し 


外角143キロボール 


アウトロー130キロファール 


高め143キロ空振り三振 


Tー岡田 


外角135キロ空振り 


内角145キロファール 


外角130キロセカンドゴロ 




今日は持ち球の1つである大きなカーブは投げていませんでした。


原監督は星野をいつか先発でもテストしてみたいと考えているようですが、


その時までカーブは封印するのかもしれません。


今日は試合が壊れてしまってからの登板で、


非常に気が楽な場面だったから思い切った投球ができたのかもしれません。


しかしこのような躍動感のある投球ができれば、


少々甘い球でも通用することでしょう。


次回の星野の登板に期待したいと思います。


 

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