土本恭平の投球
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舎人
2010年05月08日 11:06 visibility171
5日の湘南戦で登板した土本の投球をアップしたので紹介します。
八回から登板し、いきなりバッター2人を空振り三振!
ヒットを打たれたものの、次のバッターをわずか1球で打ち取ります。
九回も打者2人を簡単に打ち取り、3人目のバッターにヒットを打たれたものの、
捕手実松の盗塁刺で3人で攻撃終了。
土本の武器は150キロ級のストレートと2種類のフォークと聞いていたのですが、
そのとおり、球の伸びは素晴らしく、フォークも素晴らしいキレでした。
どうやらカウントを取りにいくフォークと、空振りを奪うためのフォークがあり、
かつての上原を彷彿させるものがありました。
なによりいいのが常にストライク先行、
八回九回は全てボール1以内で打ち取っています。
八回裏
野口カウント2-1から空振り三振(外角ストレート)
北川カウント2-1から空振り三振(低め変化球)
松本初球ライト前ヒット(高めストレート)
山崎初球捕ファールフライ
松本残塁、八回終了
九回裏
梶谷カウント2-0からライトフライ
筒香カウント1-0からセカンドゴロ(内角ストレート)
桑原カウント2-0からレフト前ヒット(外角ストレート)
下窪の打席で桑原が二盗失敗(実松ナイススローイング!)
九回終了、試合は4対4のまま延長戦へ
おそらく土本はこの日、九回で降板する予定だったのだと思います。
それが試合が延長戦へ突入する事になったため、
3イニング目も登板することに・・
この回はどうも球が高めに浮き、ボール先行です。
先頭バッターに四球を与え、それを足がかりにサヨナラヒットを打たれてしまいました。
2回1/3イニング、被安打3、与四死球1、奪三振2、失点1
久々の登板で、いきなりの3イニングは慮ってあげないといけない登板でした。
この試合では負け投手になった土本ですが、
持っている実力はファームのものではなく、
すぐまた一軍でも通用するものがあると思いました。
しかし、球種が少ないことで狙い球を絞られやすいこと。
コントロールが適当に良いので、球がストライクゾーンに集まりやすいこと。
これらの点が問題かと思いました。
プロとしての経験を積み、対戦に慣れてくれば、
久保に疲れが見え始める頃に一軍で救世主になっている予感がします。
元々、東都では専修大のエースとして、
東洋大のエース大場(現ソフトバンク)と互角の投球をしていました。
いつか先発としての登板も見てみたいと思いました。
土本恭平(巨人) 2010年5月5日 八回九回全投球
http://www.youtube.com/watch?v=7BT0Txk2FH0
- 事務局に通報しました。
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