
楽天日本一おめでとう!巨人は日本一を逃したことでうつむくことなく、リーグ優勝したことを誇りに思わなくてはいけない
-
-
舎人
2013年11月05日 03:41 visibility1782
日本シリーズが終わり、今年のプロ野球の日本一は楽天に決まりました。球団創設9年目での日本一とのことですが、素直に祝福したいと思います。楽天球団、および楽天ファンの皆様おめでとうございます。
ただし、今回の日本シリーズは、残念なことに少しスポーツの中に色々な思惑が入り込み過ぎて、なんだかすっきりとしないものだった気がします。具体的に言うと楽天のことを震災復興のシンボルのように持ち上げ、巨人という敵に立ち向かうというドラマ仕立てのあからさま煽りがあったということです。監督の星野さんは阪神の監督時代から、相手チームに対戦相手以外の敵と戦うことを仕組んでいましたが、今回もいつの間にか「東北のため」に戦っていると野球の頂上決戦の意義をすり替えていた気がします。また、生島ヒロシさんは楽天の日本一についてサンスポで「うつむき加減な日本に希望与えた」などとコメントを残していますが、では逆に巨人の日本一には誰も希望を感じないとでも思ったのだろうか?東北にも巨人ファンがいるとは思わなかったのだろうか?確かに楽天の日本一は普段野球を見ない人たちにとっては痛快で、絆を感じ、1つになれた素晴らしい出来事だったのかもしれません。しかし、野球の頂上決戦の意義がすり替わったことは、巨人ファンならずとも多くの野球ファンが白けた思いになったのではないでしょうか。
巨人は残念ながら40年ぶりの日本一連覇を逃してしまいました。しかし、周りが360度敵のような異様な雰囲気の中、よく戦ってくれたと思います。しっかりと最後まで戦ってくれましたし、神話になるつつあった田中将大に土を付けるなど意地も見せました。そうでなくても巨人はリーグ優勝をしているのです。そのことを誇りに思わないといけません。かつて1990年に巨人は西武に日本シリーズで四連敗を喫してしまいました。その年は130試合制で88勝を挙げるぶっちぎりのリーグ優勝だったのですが、日本シリーズで四連敗したことで、当時の球団社長は「88勝が日本シリーズで1敗するごとに22勝ずつ消えて行き、四連敗したことで何も残らなくなってしまった」などと言っていました。これは今考えてみても失礼な話だったと思います。まずリーグ優勝のねぎらいをすることから始めないといけません。
そもそも巨人というチームは「常勝に宿命付けられている」とか、「勝たなくては意味が無い」といった思い込みがあり、それがためにずいぶん無理なことをして来ましたし、他の球団との軋轢も生んできました。しかし、優勝しなくてもクラブチームとしてファンや地元を楽しませて来た立派なチームはあるでしょう。ではそういったチームは毎年何も残らないのだろうか?もちろん、そんなことはなく毎年毎年その球団のことを応援し、野球を楽しみにファンは球場へ足を運んでいるのです。おそらく、ほとんどのプロ野球ファンとはそんなものなのでしょう。そうでなくては優勝に絡めないチーム以外は生き残れず、ほとんどの球団は消滅してしまっているはずです。第一それでは興行としてのプロ野球というものが成り立ちません。私は巨人ファンですが何となくそんな他球団のファンの心理が分かる気がします。私はファームの試合だけで毎年40試合以上、球場に足を運んでいるのですが、そうなって来ると勝つ勝たないよりも、いかに楽しく試合を見ることができるかが重要になってきます。チームや選手と一体感を感じ、まずは目の前の試合を楽しみ、その先に目指すものとして勝利や優勝というものがある。それが本来のクラブチームの楽しみ方ではないかと思えてくるのです。もちろん、弱くていいとか言っているのではなく、勝つことや優勝以外に価値観があると認めないといけないということです。それを認めずに、勝つこと以外優勝すること以外に価値観を見つけられないことは、“おごり”以外の何ものではないと思うのです。
私はプロ野球のようなクラブチームの存在意義を考えた時に、ファンの思いの最大公約数を使命としなくてはいけないと思っています。人によっては地元の活性化を願ったり、オールスター軍団の編成を願ったり、逆に私のように生え抜き若手の選手の起用を希望したり、それぞれのファンの様々な思いを全て汲んだものが使命です。それに対し最小公倍数としての目的があります。それが勝利や優勝というものです。この目的と使命はどちらか片一方さえ整っていればいいというものではありません。順序としてはまず目的をはっきりとすることですが、そこからどこまで使命を拡げ完遂に近づけることができるかが大事だと思います。
私は今シーズンの巨人はリーグ優勝と、多くの感動を与え、ドラマを生み出したという点で、目的に関しても、使命に関してもまずまず達成感のある良いシーズンだったと思います。もちろん、物足りない点がなかった訳ではありませんが、これにはおそらくベストがなくベターしかない話なのです。何はさて置き、選手や球団関係者は自分たちの今シーズン戦って来た軌跡に誇りを持って欲しいと思います。そして、来シーズンに向けて目的と使命をしっかりと噛みしめながら編成をしていって欲しいと思います。今シーズンはお疲れ様でした。ありがとうジャイアンツ!
- favorite22 chat23 visibility1782
-
navigate_before 前の記事

さすがの日刊スポーツ!スポーツ新聞各紙のドラフト1位予想の正否 2013
2013年10月29日 -
次の記事 navigate_next

巨人ドラフト1位小林のコンパクトで正確なスローイング!
2013年10月30日
- 事務局に通報しました。

chat コメント 件
コメントをもっと見る