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メンタル強化必須のサンガ。
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リオネル
2007年04月22日 03:04 visibility143
試合が終わりたった9人の選手がサポーター席に挨拶に来た。
下位チームによもやの完封負け。爆ギレのサポーターたち。
選手たちの顔は、もう哀れなくらい表情がない。
普段ならとめどもなく続くであろう罵声の嵐。
だが誰も何も言わない。拍手で迎えるサポもいた。
開いた口が塞がらない。何も言う気にならない。とはまた違う空気。何だろう上手く表現できない。言葉が見つからない…。
ちょこんと頭を下げて去り行く選手たち。痛々しいほどの後ろ姿に爆声で京都コールを送りながら涙がとまらなかった…。
サンガにイエローカード5枚。レッドカード2枚。監督退席処分。
【試合終了後の監督のコメント。】
『レフェリーの判定に対しては、正式にビデオなどを提出したいと思っています。自分たちでリズムを崩していったのは反省すべき点だと思っています。また、やり直して次の鳥栖戦にのぞみたいと思います。
(守備について)ボールに対して、ファーストディフェンダーがしっかりしたアプローチが出来なくって、そこで相手に自由にプレーされてしまった、いいボールを配球されてしまった。(京都の)ボランチに対しても、もっとファーストディフェンスをしっかりいかないといけなったんですけど、いけずに、そこで、サイドチェンジとか向こうにリズムを与えてしまったと思っています。』
※美濃部監督が退席処分となったため上野ヘッドコーチが会見へ出席
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いまだかつてこんな試合を見たことがない。荒れた試合とはまた別のおかしな試合。
J2の長丁場こんな時もある、気持ちを切り替えて次、行こう!と素直に思えない。
試合前、僕は楽勝だと思っていた。愛媛というチームを全く知らなかったし、知っているメンバーも一人もいない。コーチに元サンガ選手が就任しているくらいだった。サンガにとって初対戦。
選手たちもなめてかかっていたとは思わないが、愛媛のサッカーが良かった。
失うものはない。果敢にボールを奪いに来る。
サンガのぬるい中盤をことごとく封じて俺たちだってやれば出来るんだ!という新鮮なサッカーをやってくれた。サンガ攻略のお手本のような展開。
ボールを奪われピンチになれば足元に行かずに体で止めに行ってファールやイエロー。後ろからいってレッドに…。
主審のジャッジに不満はあった。美濃部監督が激怒した。椅子を蹴り上げ、あんなに荒れたミノさん初めて見た。
ジャッジも何もそれ以上のサッカーやってプレーで勝てば問題ない。
だが、ドツボにハマれば普段のプレーができずナーバスになるサンガの悪いところ。修正云々よりメンタル部分でもっともっと強くなって行かなければ波に乗った時しか勝てないチームのまま終わってしまう。
J1昇格。J2優勝。今はその言葉は封印。そんなレベルでない。
きちんと自分たちのサッカーができれば、コンスタントに自分たちのサッカーができれば、おのずと結果がついてくる。
そういう意味でいい試合経験ができた。
サンガの膿が出た試合。何を学ぶかである。
- 事務局に通報しました。
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