『久々の勝利』

  • sion
    2006年08月22日 18:50 visibility51

久しぶりの逆転勝利でした。

 

会場:徳島県鳴門総合運動公園陸上  19:04キックオフ

 

 徳島ヴォルティス 2-1 湘南ベルマーレ

 

 

ここまで、正直絶不調の中にあったヴォルティス。

選手は自信を失い、後半に失点を重ね敗戦という試合がかなりありました。

 

それでも、少しずつ自信を取り戻し、ここ数試合は『本来の動き』が出来るようになっていました。

その中での対戦は8月のナイトゲームで、昨年の『逆転勝利』を思い出すものでした。

試合は、好調で3連勝をかけたベルマーレが、やはり試合開始から攻め込みます。

ヴォルティスは、落ち着いた守備でカウンターを狙うという構図に。

一進一退の攻防の中、ヴォルティスにミスが。

32分、天羽がノリヲ様にバックパスをする時、声が聞こえなかったらしくボールを後ろにそらしてしまいました。

それを フラビオがあっさりとゴールに流し込み失点。

ここまで好調だったのに、あまりにも簡単なミスで自尊点。

絶不調の頃のヴォルティスならば、このまま心が折れていたかもしれません。

しかし、今節は違っていました。

44分に2本のCKを獲得しました。今節90分を通じてたった2本だったこのCKでしっかりと結果を出してくれました。

それは、10試合無得点だった漢『渦王』羽地でした。

1本目のCKの時にベルマーレDFが痛めました。

2本目、そのDFは治療の為に外に出ていました。羽地は上手くフリーになり、これ以上ないタイミングで打点の高いヘディングを叩き込んで得点。

前半はこのまま1-1で折り返しました。

 

後半開始から、繋ぎながら攻め込み始めたベルマーレ。

ヴォルティスには『60分までの失点の恐怖』が頭をよぎりました。

昨年から続いている悪癖の一つがそれでした。

ただ、ここも同点にして落ち着いて来たDFがしっかりと対応。

逆に56分、石田がパスカットしたボールをそのままジョルジーニョにフィード。

ジョルジーニョはそのボールをヘディングで右に落としました。

そこにフリーで走り込んでいた羽地が、左足で流し込んで逆転。

 

勝利の為には少なくともあと2点が必要なベルマーレ。

しかし、攻めてもヴォルティス守備陣がしっかりと対応。

足を痛めたアンドレの代わりに入った伊藤が、中盤の底で見事なカバーリングで危険な所を防いでいました。

徐々に攻撃の起点となるべき筈のアジエルが埋没。

たまにドリブルで攻め込んでもバックアップが無いので、孤立する時間帯が多くなってきました。

これと対をなすようにヴォルティスは、高いDFラインを維持。

落ち着いたボール回しから、サイドを広く使いゴールをこじ開ける動きがどんどん出始めました。

試合はこのまま2-1で終了。

ヴォルティスにとって、実に10試合ぶりの勝利となりました。

 

 

これをただの勝利とするのか、それともこれからの反転攻勢の礎とするのか。

それは、明日のザスパ草津戦にかかっています。 

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