プリンス挑戦記 Vol.9 vs 桐蔭学園高
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Ultra★Ogi
2006年07月10日 01:34 visibility344
Liga Principe Kanto 2006
Gruppo B
Giornerra 9
Shonan1-0Toin H.S.s(La Fukagawa 13:30)
65,Oka(Shonan)
10 岡(2)
11 鎌田(2) 8 林(3) 7 ★猪狩(3)
17 天野(1) 13 阿部(2)
5 笹川(3)22 伊藤(1)3 宮内(3) 2 高原(3)
16 杉田(2)
Group Bの神奈川最強王決定戦。昨年度、鈴木嵩之(現専大)たちの代はコテンパンにやれらているだけにそのリベンジという意味合いも含んでいた。消化試合と口で言うのは簡単だが、桐蔭にだけは絶対に勝って来週月曜の優勝決定戦に臨みたいという気持ちがあった。
試合は双方見応えのある展開。桐蔭が第1試合で荒れた不ラウンドにも関わらず、右サイドでワンタッチパスをダイレクトで5,6回とつなぐ。このチーム、本当に凄まじい。それで天野、阿部のボランチのマークの受け渡しがずれ、高橋育也がPA内で勝負を仕掛けること数回。小澤は高橋がバイタルエリアに顔を出したときは黒子に徹していた。その桐蔭の10番小澤をサイドへ追いやってゾーンで守る戦術は序盤から中盤にかけては功を奏していたが、高橋育也のアタックに菊池のポスト、さらにボランチ荒瀬が武南戦よりも上がってくる。
ここで混乱は生じた。前半30分くらいだっただろうか。高橋のループパスにオフサイド抜け出た小澤。完全に杉田と1対1。小澤は左隅へ教科書どおりに流し込もうとしたが杉田の長い長い右腕。ゴッドハンド。スーパーセーブで得点を許さない。GKをはじめてまだ1年強。196cmの少年はこのプリンス、全クラを経て判断力、セービング共に急成長を遂げている。上級生の高原、宮内を従えてのコーチングにも頼もしさが出てきた。
後半、笹川アウトで俺の関口が投入。スランプ脱出なるか。1.5列目での起用。林がボランチに下がり、阿部がセンター。伊藤が左サイドバックへと回る。後半関口は復活の兆しを魅せた。1.5列目でボールをもらうことに専念し、十八番のダイレクトパスでチャンス量産。翔雅を走らせ、猪狩を、岡を走らせ。桐蔭のボランチに穴が開き始め、関口のショーが始まる。運動量を使わずにチャンス演出に専念させた事が吉と出た。
迎えた65分、猪狩→高原、右からのグラウンダーに岡のスライディングシュート。これが突き刺さり先制!俺ら暴れる。シトロエンの帽子が吹っ飛んだ!!w
その後も湘南ペースで試合は進む。やはり武南戦から感じていたことだが、桐蔭はメンタルが弱い。GKの武田以外、先制されてからはシュンとなってしまった。それでも残り10分死力を振り絞り、高橋育也が杉田と1対1のシーンを作るがこれも杉田のスーパーセーブ。桐蔭のGKの武田大君、マリノスジュニアの出身らしいが(桐蔭にはマリノスジュニア出身者が本当に多い。他に荒瀬など)落ち着き、ポジショニング、リーダーシップなど、大人のプレイができている。彼にはJから声がかかるかも。タッパは180しかないが、それを補って余るカリスマ性がある。
試合はそのまま終了。戦前の予想を遥かに上回る8勝1分けという望外な成績でGROUP B優勝、横浜Mユースとの優勝決定戦に望むこととなった。試合後は水を掛け合って喜びを爆発させる選手たち。今日ぐらいは喜んでおけ。ただ関東No,1、7年ぶりの有料試合、こういうところではじめて真価は問われる。初の大舞台といって言っていいだろう。色々な人が観に秋津を訪れる。ディープインパクト残してやれ。
帰り、バスが深川Gを発車すると共に壁氏と
「Fマリに勝とう、Fマリに勝とう、Fマリに勝とう、みんなで勝とう〜」
原曲は「フランスへ行こう」
と姫のゲーフラとオリジナル旗で鼓舞した。初の大舞台に挑むことになる彼ら。ささやかだけど、これくらいのことはして送り出してやりたかったから。俺らのメッセージにノリノリだった猪狩、林、頼むぜ、おまえらならできる。きっとFマリの堅いDFだってぶち抜ける。VAMOS!
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