まだまだですな。

今夜、浦和レッズの「初のアジアへのチャレンジ」を応援すべく、埼玉スタジアム2002へ行きました。

初めての海外のチームとの公式戦で、どんな試合になるのか楽しみでした。
ゴール裏のサポーターたちは、いつもどおりの声援で選手たちをサポートしていました。

インドネシアから来たペルシク・ケディリの選手たちは、そのサポーターの声援に圧倒されたのか、それとも寒さのせいなのか、はたまた実力差なのか、開始直後からレッズが試合を支配していました。
「いつゴールを決めてくれるのだろう」と、ワクワクしながらその瞬間を待っていました。
だから、先制点が決まったときはうれしかったのと同時にホッとしました。
11分、コーナーキックから一度はキーパーに跳ね返されるも、そのボール今日もリベロに入っていた阿部選手がシュート。さらにキャプテン山田選手が押し込んで先制しました。
実はこの時、ワシントン選手も必死になってそのボールに足を伸ばしていたのですが、タッチの差で山田選手の足がボールを捉えていました。
これでリズムに乗り「この試合何点取ってくれるのだろう」と、大量得点を期待しました。
ところが、その後たくさんチャンスを作り、シュートも的確に枠を捉えていたにもかかわらず、相手GKの好セーブもあり?どうしてもゴールネットを揺らす事が出来ない、見ていて疲れる展開になってしまいました。
だからなんでしょうか、前半終了間際に決まった永井選手のGKに当たって入ったゴールも、「やれやれやっと決めたか」という思いが強くて、思い切り喜べませんでした。
まあそれでも、2−0とリードしてハーフタイムを迎える事が出来たので、安心はしていましたけど。

後半に入っても、やはり試合はレッズペースでした。
ただ、一時的にペルシク・ケディリに押し込まれて、何度かカウンターを喰らいかける場面もあり、ちょっぴり焦りましたが、そこは流石にJリーグ最少失点のDF陣が見事に凌いでくれました。
68分に、岡野選手の登場にサポーターのヴォルテージも上がり、それに後押しされたかチームにも勢いが戻ってきました。
そして74分、待望の3点目が小野選手の左足から生まれました。
なかなか得点を決められずイライラが募りだしていたサポーターたちも、目の覚めるような尾の選手のミドルシュートがゴールに突き刺さった瞬間、驚きと喜びを爆発させる歓声を上げ喜び合いました。

レッズの初のACLは、3−0で見事白星スタートとなりました。
まぁ、その事はうれしかったけど、チーム自体はシーズンが始まって「公式戦3戦目」ということもあって、コンビネーションなどがまだ咬み合っていないな、という印象でした。
それと気になったのは、左サイドの相馬選手。
折角素晴らしいドリブルをもっていながら、「ワシントン狙い」の単純なクロスボールしか上げない。
あれでは、どんなに弱いチームを相手にしても、読まれてチャンスの目を摘まれてしまうと思うのですが。
もっとDFと勝負して欲しいと思います。
あんなプレーでは、「三都主選手の穴」は埋め切れません。
それともう1人、途中交代したワシントン選手が心配です。
昨シーズンの「出れば必ず1点を取る」姿が、今はありません。
昨シーズンなら確実にゴールネットを揺らしていた場面でも、スタンドがため息に変わってしまうのです。
そのせいなのか、今日の試合で途中交代した際に、リストバンドとユニフォームを脱ぎ捨てて、怒りをあらわにしていました。
レッズがこの先ACLでもJリーグでも勝ち進んでいくためには、ワシントン選手の活躍が欠かせません。
「眠れるエース」が早く目覚めてくれる事を切望します。

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