負けたから分かること。
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もりさわ ゆう
2007年07月27日 00:34 visibility40
25日のサウジアラビア戦を見ていて、改めて感じた事。
それは、「日本人の真面目さ」だと思いました。
たぶん、オシム監督から「パスを回してゴールを狙え」と指示されたのでしょう。
だから、必要以上にパスを回していたのではないかなと、思いました。
だから、たとえゴール前でシュートチャンスがあっても、他の誰かにパスをしてしまっていたのではないかな、と思いました。
両サイドバックにしても、自陣でボールを受けて相手のプレッシャーがないのに、その場で止まってパスを出す相手を探している。ように見えました。
とにかくパスを回してゴールを奪おうとして、ゴール前まではボールを運ぶ事は出来ていました。
でも、最終的なしかも重要な目的である「ゴールを奪う」ことは、なかなか果たすことができませんでした。
もちろん、指示は指示で守る必要もあるでしょう。
だけど、たまには「ドリブルで仕掛けてみようかなぁ」とか、「コースが開いた!シュート撃っちゃえ!」とか、オシム監督もビックリするプレーをたくさん見せても良かったのではないかな、と感じました。
「オシム監督の目差すサッカー」が面白くないのではなく、その指示に忠実な「日本人の真面目さ」がつまらなくしていたのではないかと、改めて思うのです。
たしかに、「相手をあざ笑うかのようなパスがどんどん繋がり、そしてゴールを決める。」というプレーは見ていてきれいだと思います。
でも、いつかはそれも通用しなくなります。
結果、何度となくパスカットされピンチを招いていました。
気になっているのが、ベトナム戦以降先制点を取られていることです。
しかも、セットプレーからです。
なぜなんだろ?何故修正できないんだろう?という疑問が残りました。
そして、ここまでの試合全てで失点をしていること。
まあ、ベトナム戦ではオウンゴールという「事故」がありましたけど。
今大会の「最終戦」は、宿敵韓国との3位決定戦。
ぜひ、「ドリブル突破」や「ミドルシュート」など、オシム監督もビックリするようなプレーを織り交ぜて、韓国からゴールを奪って下さい。
そして、できることなら無失点でお願いします。
「韓国に勝って、3位になろう」を合言葉に、今大会の有終の美を飾って帰ってきて下さい。
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- 事務局に通報しました。
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