開花宣言

埼スタの周囲の桜も満開。
しかし、雨が降り花冷え。
だからこそ、そして今日こそは、リーグ戦の初ゴールと初勝利を願っていました。

エンゲルス監督のリーグ戦初采配は、先発メンバーの発表の時に驚きがありました。
今日の試合でケガから復帰してきた闘莉王選手が、なんとMFとして先発出場。
「え?まさかボランチ?」と、少々ビックリ。
「でも、それも面白いかも」と、期待をこめて観ることにしました。

今日のレッズは、これまで観てきた試合とは打って変わって、開始から積極的に動いていて、期待が持てました。
しかし、鈴木啓太選手が怪我で早々にベンチに下がると、新潟にペースを奪われてしまい、不安がよぎりました。
ただ、今日は闘莉王選手が守備でも本来のDFの仕事をしてくれて、失点は免れていました。

レッズサポの喜びの花が咲いたのは、前半42分のことでした。
山田選手が左サイドを駆け上がってきた相馬選手にパスを出すと、それを受けた相馬選手がダイレクトでシュート。そしてゴール!
スタジアムの大画面を見ると、左足のアウトサイドに掛けての技ありゴールでした。
「相馬選手って、あんな器用なシュートが打てるんだぁ」と、またまた驚きました。
前半の終了間際に、あわや同点ゴールかと思われたシュートを、阿部選手がヘッドでギリギリクリアー!
助かりました。
安堵の空気が漂い、1−0で前半終了。

後半が開始して1分も経たないうちに、2つ目の喜びの花が開きました。
ゴール前でパスが繋がりエジミウソン選手がポストになり、最後は闘莉王選手がシュートを放ち復活ゴール!
新潟の出ばなをくじくゴールは、惚れ惚れするほどパスが繋がり、そして決まったゴールで、観ていてワクワクしたゴールでした。
そして、レッズのFWとしては今季リーグ戦初ゴールを、永井選手が決めてくれました。
後半22分、ゴール前の混戦から、こぼれたボールを拾った永井選手が左足でゴールを決め3−0としました。

その後、新潟に攻め込まれ危ないシーンが増えてしまいましたが、都築選手を中心にゴールを許すことなく、試合終了のホイッスルを聞くことが出来ました。
リーグ戦の今季初勝利は、初の無失点での快勝でした。
ようやくレッズも、「開花宣言」しました。

ただ心配なのは、前半早々に負傷交代をした鈴木啓太選手ですね。
啓太選手にしては珍しく、担架でピッチを去ってしまったので、よほど痛かったと思います。
それと、先日ナビスコカップの京都戦で、ハットトリックの大活躍をしたエジミウソン選手が、今日の試合はノーゴールで梅埼選手と交代した際、ロッカールームの方にユニフォームを脱ぎながら帰った姿が見られ、ちょっと心配です。

まだまだ「満開」とまではいきませんが、闘莉王選手のボランチでの起用など、新しい形も見られ、しかも積極的にゴールを目差す姿も見え、観ていてワクワクする試合内容でした。
そしてなんといっても、ゴールが決まって余裕ができたからでしょうか、選手の顔もほころんでして、プレーしていて楽しそうだったのが良かったです。

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