バルセロナ フューチャリング ユニセフ
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べろぞぐる
2006年09月08日 16:39 visibility89
1899年の設立以来、常に会員組織【ソシオ】の年会費での運営をポリシーとし、ビジネス化の荒波に飲み込まれた欧州のサッカーシーンでも胸にスポンサーを入れなかったバルセロナが、ついにそのアスルグラーナの胸にロゴを付ける事を決定した。
しかし、そのロゴの主は『Unicef』。言わずと知れた国連国際児童緊急基金(United Nations international Children's Emergency Fund=UNICEF)である。
市場価格は30億円/年と言われサッカークラブにとってドル箱と言えるユニフォームの胸のスペースを、バルセロナは今後5年間に渡り『完全無償(!!)』でunicefに提供する。
プロサッカー選手は、各自で基金を設立し恵まれない子供達や貧困に喘いでいる人達を救うための活動をする選手が多く(インテルのサネッティのPUPI基金やブラジル代表監督のドゥンガ基金などが有名)、取り分け南米系の選手の殆どは、幼少時代を貧困街で過ごしており生きていくためにサッカーが上手くならなければならなかった境遇を持っているし、同じような境遇の子供達を助けたと訴える選手も非常に多いと聞く。そんな選手達にとって、今後バルセロナと言うチームは特別な存在になはずだ。
確かに、バルセロナはユニセフからは一円ももらわないかも知れないが、ユニセフの活動を通じてバルセロナと言うクラブ地位の向上や知名度の向上は勿論、その他にも有形無形の利益をもたらす素晴らしい提携だと思う。
これを機に、クラブ運営の方法もビジネス偏重の流れが替われば良いナ。と密かに期待したりしてみる…
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