初日が出ました


薄氷を踏む勝利とはまさにこの事ではないでしょうか?

インテル 2 − 1 スパルタク・モスクワ

 いつ以来だろう?レコバがまともにプレーをしているところを見るのは・・・しかも、戦力として十分すぎる程の活躍を見せてくれていた。まさに、レコバギャンブルは今日のところは成功ですね。あらゆる面で、レコバの良い面を出す事が出来たと思います。結果としての2アシストも重要ですが、縦横無尽にピッチを動き、攻撃の組立ての起点になって、スパルタクディフェンスに混乱を与えていました。

 しかし、ほとんどの在日インテリスタがファンサイトでも書き綴っていますが、後半はもう目も当てられないような試合展開。
 
 まるでスイッチが切れたように極端にサポートが減り、セカンドボールも拾われ続けスパルタクに傾いた試合の流れを最後まで引き寄せることが出来なかった事に一抹の不安もありながら、それでも勝った事に多少ならずほっとする。
 クルスとレコバは久しぶりの試合で疲れが色濃く出ている状況でも、ベンチにいるのは病み上がりのクレスポと、コンディション↓のアドリアーノ。週末には曲者ウディネーゼとの試合も控えているし、出来る事なら、このまま戦力を温存したまま逃げ切りたいと言う考えも、多分マンチーニにはあったと思う。クレスポは病み上がりで使いにくい状況ではクルスを下げれば攻撃の起点を失う事になり、さらに相手に押し込まれる危険が高い。レコバは前半に力を使い切ったように動けなくなっている。フィーゴもスタンコビッチもダクールも試合に使い続けているし…監督の立場は複雑です。だから、マンチーニの采配についての意見は言いません。勝ったし、マンチーニにはマンチーニしか知らない事情もあるんでしょうし…でも、カターニャ戦でも使った5バックで逃げ切る方法論には断じて『NO!』だと叫びたい。
 
 インテルは何を言われてもインテルであり、少なくとも欧州有数のクラブだと言う自負をもって、またその監督を任されていると言う自信の元に、今まで貫き通してきた4−4−2でポゼッション重視のサッカーを苦境だからこそ使い続けて欲しいと思う。苦しい時に続けてこそ、血となり肉となりそして結果となると信じている。継続は力なり。無事これ名馬なりである。

 開幕前の記事にも書いたが、今年のインテルを取り巻く環境と見つめる視線は想像を絶するものがあると思うし、一つの試合で出される批判・中傷その他諸々も多いだろう。無理矢理にスキャンダルに巻き込もうとする動き、情報の捏造、歪曲された解釈なんでもありだ。
 だからこそ、だからこそ今マンチーニには自分の率いるインテルの戦い方と言うものを持って戦いに臨んで欲しいと心から思う。結果を求めるあまりに、自分の実力を疑い、疑心暗鬼になり自滅していった監督、チームを過去何遍も見て来た。マンチーニとインテルには、そんな過去の悪例に倣って欲しくはないのだ。
 
 次のウディネーゼ戦での戦い方、選手起用等がスパルタク戦の流れと合致しているかどうか?ここがその先に繋がる重要な鍵になる。注目しい。
















chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。