ルール１

皆さん野球のルールはどこまでご存知でしょうか？

インフィールドフライが宣告される条件は当然知っていますよね？
では次の場合は

・振り逃げができる場合とは？
・ランナーがベースについていて打球が当たった場合は？
・一塁牽制が暴投となりボールデッドのゾーンに入ったら？

特に注意したいのが3番目です。知らない審判もやたらと多い。
フェンスで囲まれていない球場や囲まれていても周囲に障害物がある場合、

正解は、

　投手がプレートを外して牽制をした場合⇒一塁走者は3塁（2個の進塁）
　投手がプレートを外さずに牽制をした場合⇒一塁走者は2塁（1個の進塁）

もちろん、ボールが球場の外に出ずインプレー状態であれば話は別ですが・・・。
【参照：公認野球規則７・０５】
次の場合、各走者（打者走者を含む）は、アウトにされるおそれなく進塁することができる。
　（ｇ）二個の塁が与えられる場合--送球が、
（２）競技場のフェンスを越えるか、くぐるか、抜けた場合。この際は、ボールデッドとなる。
　（ｈ）一個の塁が与えられる場合--打者に対する投手の投球、または投手版から走者を
アウトにしようとこころみた送球が、スタンドまたはベンチに入った場合、競技場のフェンス
またはバックストップを超えるか、抜けた場合。この場合、ボールデッドとなる。
　※対象となる条文のみ記載　

つまり、投手が野手として送球するのか、投手として送球するのかで扱いが異なるわけです。

長い間、本職ではない審判（こんな奉仕審判員の中にもしっかりルールを把握されて、
正しいジャッジをしてくれる方も多数いますが）で野球をやっていると、こんなことは日常的に
起こります。「各チームから2名ずつ」審判を出すなんてこともありますしね。

なかには3審制はおろか2審制や1審制で試合をすることもありますので、「審判の判断」に
任せなければならないこともありますが、審判だけに任せずに我々プレーヤーも細かい
ルールもしっかり頭に入れておきたいものです。