
試練が人を磨く(桑田真澄著)
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MasterK
2010年02月18日 15:22 visibility579
今日も「勝つために・・・」とは関係ない話題です。
桑田真澄の「試練が人を磨く」という本を読みました。
1995年(巨人入団10年目)に発行された単行本を2007年に文庫化したものです。
その中で感動したエピソードを紹介したいと思います。
それは桑田選手が1991年(当時23歳)にプロポーズをしたときの話です。
結婚を申込んだのは、自宅を含む不動産を処分して莫大な借金の返済計画を立てた頃だった
そうです。
お相手のご両親に対して桑田選手が先ず言った言葉。
「実はこれだけ借金があります。」
だったそうです。
この桑田の申し出に対して相手の父親が言った言葉。
「これだけの借金だが、逆にキミが順風で来ていればこれくらいの財産を作っていただろうとも
考えられる。そういう財産があるところにうちの娘をやるよりも、こういう辛いときにやるほうが
かえっていいと思う。二人で力を合わせて頑張りなさい。」
桑田選手自身も感動したそうですが、私も感動しました。
借金を打ち明けること、借金があるときに結婚を決意したこと、またそこに嫁に出すことを了承した
父親。
自分だったらと考えるとどうでしょう?
私に娘がいたら嫁に出す気にはなれないような気がします。
全ては桑田選手の人間を信じてのことなのでしょう。
桑田選手自身は「他人の評価は気にせず自分の信じる道を行く」というスタイルで、マスコミを通じ
悪い印象を持っている人も多いと思いますが、真の姿を知っている人は評価しているんだと
痛感しました。
ALL名古屋もいつかはその活動を評価され、仲間が多く集まり、同年代の全国レベルになれるよう、
活動を続けていきたいと思います。
- favorite7 visibility579
- 事務局に通報しました。
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