
おっさんでもドリブル考える
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DAI
2013年02月26日 12:20 visibility1708
連続更新だ。
仕事ヒマだ。
マラドーナしかり。
メッシしかり。
ドリブルというのはサッカーフットサルでの華である。
素人目で見てもドリブルでグングン進んでいく人を見るとカッケーし、スゲーと感じる。
それだけに難易度の高いものでもある。
まぁそのへんの代表的なプロと比べてもアレなので置いておくが。
アマチュアのドリブラーというのは基本的に自己中心的であり、ナルシスト、周りを気にせず突貫する。
しかも自分で超上手いと思いこんでいるだけに余計タチが悪い。
ドリブルでボール持って20m進むのとパスで20m進むのではドッチが簡単かつ確実かってのが理解できない脳筋肉野郎だ。
デコイで周りが走ってくれてディフェンスも引き付けてくれているという感謝の気持ちは毛ほども無い。
それどころか「オレがドリブルしてる時は他のヤツらはディフェンスでも引きつけとけ」ぐらいの勢い。
周りが超走らされて挙句ボールをいとも簡単に取られてもなんとも思ってない。
「今回は」取られたって思うぐらいが関の山。
抜けれたら1点だったのになぁぐらいが関の山。
監督には『持ちすぎ』『自己中』『レギュラー外すぞ』『お前オレの話聞いてるか?』と言われ。
チームメイトには『またかよ』『あいつのせいでムダにシャトルランさせられるわ』『取られるならパス出せよ』と罵られ。
サッカーの書籍を読めば『サッカーはチームワーク』『1人はみんなのために』『ボール支配率を上げるならドリブルは鬼門』と書いている。
どうだ。
これだけたくさんのリスクと周りの反感を受けて。
それでも心が折れないのが真のドリブラーだ。
これぐらいの逆風で気を使わなきゃならないようならやめとけ。
周りの顔色や浮くこと空気が悪くなることを恐れるならやめとけ。
お前にドリブルは向いていない。
素直にチームワークで頑張った方が良い。
そんな自己中心的なドリブラーだが。
ドリブルのコツをおっさんが伝授してやろう。
簡単だ。
『ボール取られても折れない心』
これだけだ。
普通なら「あ。しまった。周りになんと思われただろう」「今のパスして置けば良かった」などと考える所でもドリブラーを目指すなら。
そんなこと「微塵」も考えてはいけない。
それを気にするような脆弱な精神ではとてもじゃないがドリブラーなんかにはなれない。
強靭な精神でドリブルをしまくり取られても取られてもチームメイトの空気が悪くなろうと監督に怒鳴られようと折れずに『経験』を積む。
少々周りにヤイヤイ言われた程度でドリブルを控えてしまうようだと『経験』が積めないのだ。
技術的なものも理論的なものも当然ある。
たとえば真っ直ぐのドリブルはダメ。
これは基本だ、ナナメに入る方がラクに抜きにいける。
正面から最短距離を走れるのは日向小次郎ぐらいなもんだ。
他にも緩急つけてとかディフェンスの背中に抜けるとかフットサルなら足裏を使った舐め技を使うとか。
たくさん要素はあるが。
そんなもんは二の次。
まずは自分に酔うこと、そして他の目、他の声を無視できる強靭な精神。
そう。ドリブルってのは技術や理屈より「精神」なのである。
小学生の頃なら技術に大きな差があり無双状態になることも有るだろう。
「他にパスするより自分がドリブルしてシュートした方が確率が高い」と判断することもあるだろう。
まぁ高校ぐらいになったら無双状態なんかありえなくなるけどね。
要は「周りを信頼しないこと」もドリブラーとしての素質なのかもしれない。
このヘタクソ共がっ!もうオレが持って行くからボールよこせっ!
これだ。この精神だ。
この周りを蔑み、クソと吐き捨てるほどの精神。
うを。
ドリブラーって性格悪ぃな。
しかし。
フットサルにおいて個人的にはドリブルは必要ないしドッチかというと自己中なゴミだな。
と思うが確かにそのドリブラーのおかげで点が取れている場面も多々あるわけで。
そうなると100%切り捨ててしまうのもどうかという気持ちがある。
ディフェンスとしては選択肢が多いほどに相手しにくい。
絶対パスを出すと分かってる相手なら比較的相手しやすいし絶対ドリブルしてくると分かってる相手なら同じくやりやすい。
1番困るのは両方バランスよく使ってくる相手。
右にパス、左にパス、前にパス、右にドリブル、左にドリブル、さらにシュートまで混ざってくると全部に対応するのは不可能である。
絶対パスする相手なら右か左で二択しかない。
そういった意味でもドリブルという選択肢は非常に強力だ。
選択肢の中で「ドリブル比率」はかなり低めでもいいんだけど「もしかしたらドリブル」って思わせるだけでディフェンスは足が出にくいものだ。
ということで。
個人的にはドリブル反対ではあるが自分も「どうしてもドリブルが必要な場面」に何度も出くわしたことがある。
そういうときに経験が足らない場合なにも出来ずに終わってしまう可能性が高い。
2時間に1回あるか無いかぐらいのドリブルが必要な場面を生かすためにも神経を図太くしておきたいと思う。
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- 事務局に通報しました。
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