読書感想文4

  • taki
    2010年09月21日 20:16 visibility70

4回目の読書感想文です!





タイトル:「J」の履歴書


著者:川淵三郎


出版社:日本経済新聞出版社





初代Jリーグチェアマンで、日本サッカー協会会長時には、


「キャプテン」のニックネームで親しまれていた、川淵三郎氏の自伝みたいな本です。


彼の幼少時代から現在に至るまでの経歴が書かれた構成になっています。





どんなことも包み隠さず、正直に話す彼らしさが出ている本でした。





今の奥さんと出会った頃のエピソードでは、


社会人時代に、振られたと思って半ば諦めていたにもかかわらず、


駄目もとでアプローチしにいったら付き合えたなど、


彼の勇敢さ?が今のJを作り上げたんだろうな、という部分を感じました。





この本は、Jリーグが好きな人なら、一度読んでみたら、絶対に面白い本だと思います。


前半に書かれているキャプテンの少年時代、学生、社会人時代のところは、


彼に興味がない人にとっては、面白くないと思うので、読まなくていいと思いますが、

そこを飛ばして、Jリーグ創設時のエピソードなどを読んでみたら、夢中になれると思います。





例えば、



セレッソ大阪の前身であるヤンマーは、

神戸をホームタウンにする可能性があった?とか、





「ガンバ大阪」は、本当は「大阪ジョーズ」という名前で参加するはずだったのが、


とある事件で変更することになった?とか、





最近、色々な問題を引き起こしてきた「ベストメンバー規定」は、


totoの導入を想定しており、八百長をさせないための規約として作ったものだった?!など、





そんなことがあったのか?!


という裏話っぽいことが知れて、結構楽しいと思います。





彼に対して色々意見があると思いますが、この本を通して、


見栄や虚栄を張ることなく、正直にまっすぐに生きる彼の素晴らしさを感じることができました。





今、多くのサッカーファンがサッカーについて、


あれこれ言いたい放題語ることができるのも、


彼がサッカーをメジャースポーツにしてくれたからこそだと思います。


(もちろん彼だけではありませんが。)




そんな環境を作ってくれたキャプテンを含め、


サッカーがマイナーだった頃から支えてくれた方々に、


深く感謝しながら、これからもサッカーを楽しんでいきたいと思います!

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