読書感想文７

タイトル：日本サッカーが世界で勝てない本当の理由

著者：岡田康宏

出版社：マイコミ新書

サポティスタでおなじみのライター、岡田康宏さんが書いた本です。

サポティスタといえば、今はどうか知りませんが、

かつては日本代表の試合があったときに、

スタジアムの外で配られていた情報誌という印象がありますが、

（非常に中身の濃い情報誌で、かなり面白かった記憶があります。）

今はホームページのみになってしまったのでしょうか。



本の内容としては、参考文献の多さに感心しました。

どの本もだいたい多くの参考文献を使用するわけですが、

著者の意見と識者、一般サポーターらの文献を、
巧みに交えながら彼の意見を併せて文を書いているので、

読んでてすごく説得力を感じる内容でした。



いかにも日本サッカーを批判しそうなタイトルの本では、
一方的に日本の悪いところ、海外のよいところをひたすら述べるだけの、
ないものねだり的な本もあるのが現状ですが、
この本は、そういったものとは違い、
冷静に、そして客観的な視点で書かれているので、
サッカーファンにとっては、大いに参考になる本だと思います。