やっと決まった!!ウェールズ代表監督

  • taki
    2010年12月16日 19:08 visibility54

ジョン・トシャックさんが辞任してから、しばらくの間、後任監督が決まっていなかったウェールズ代表監督が、ようやく決まったようです。



就任したのは、元ウェールズ代表の選手としても活躍した、ガリー・スピードさん。



昨シーズンに現役を引退し、今年からシェフィールド・ユナイテッドのコーチをしていたものの、チームの不振で監督がすぐに解雇され、その後監督を務めていたようです。



なので、監督経験は4ヶ月くらいという感じでしょうか。現在のシェフィールド・ユナイテッドは、チャンピオンシップリーグで、最下位クラブと勝ち点差が1
の20位と降格圏内ですが、シーズン途中から急遽監督を引き受けたことを考えると、この結果から彼の監督の資質を評価するのは適切ではないのかもしれませ
ん。



そう考えると、彼の監督としての力量は、未知数です。

今後、彼がウェールズ代表を、どういったチームに作り上げていくのか、注目してみていきたいと思います。



自分の意見ですが、ウェールズサッカー協会には、彼を育てるというくらいの気持ちで、スピードさんに監督業を任せて欲しいと思います。つまり、長期的なビジョンで彼をみてほしいということです。

今回の監督後任探しをみて思ったのは、おそらく予算がないため、ウェールズ代表監督というのはあまり魅力的な仕事とは言えず、海外から実績のある監督を招集することは難しいということです。

以前から、そんな気がしていたのですが、改めてそういう気持ちを強く感じました。



ガリー・スピードは給料とか条件はともかく、彼自身がウェールズ代表として長年プレーしてきただけに、ウェールズ代表を自らの手で強くしたいという野心があったからこそ、就任してくれたのでしょう。



ただ、見方を変えてみれば、こういった野心を持った人だからこそ、チームを強くしてくれる可能性だってあると思います。

EURO2004出場まであと一歩と迫りながらも、予選で敗退してしまった以降、ウェールズ代表の成績は下降線を下る一方です。



ウェールズ人らも今の代表には期待を全く抱いていないようで、イングランド戦以外では、空席の目立つスタジアムで親善試合やEURO予選のホームゲームを行っています。



おそらくこの状況を打ち破るには、かなりの時間が必要でしょう。



今回のEURO出場はほぼ無理として、次のワールドカップや、開催国枠が増えるEURO2016への出場に向けて、ガリー・スピードさんには、EURO2012予選とカーリングネイションズカップで監督経験を積んでもらいたいと思います。



明るい話題としては、ガレス・ベイルの躍進は述べるまでもなく、アーロン・ラムジーも怪我から復帰したようで、今はアーセナルからノッティンガムフォーレストへレンタル移籍中で、試合にも出場するようになったようです。

この二人が完全にフィットしたら、あとはアシュリー・ウィリアムスやジェームズ・コリンズらを中心に守りを固め、ベイルやラムジーの個人技に頼るカウンターサッカーもできるでしょう。



時間は掛かると思いますが、スピードさんと協会には忍耐強くチームを育てて行き、EUROやワールドカップでは、隣国のイングランド敗退を願ってばかりいるウェールズ人が、自国の応援に熱狂できる日が来るよう、頑張ってほしいです!

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