J2:5節:H:ファジアーノ岡山VSモンテディオ山形「千明復活で流れを変えられるか」
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杉野雅昭
2012年03月24日 22:08 visibility101
●山陽新聞予想スタメン
10チアゴ(19中野)
13石原(7キムミンキュン)・11桑田(19中野)
17服部(25田所)・8千明・14仙石(36関戸)・2沢口(13石原)
4近藤(5植田)・3後藤・30一柳
1中林
●リザーブ予想
GK:21真子
DF:5植田
MF:25田所(17服部)・36関戸・7キムミンキュン(13石原or2沢口)
FW:19中野(10チアゴor11桑田)・20川又
●山形前節スタメン
18萬代
9中島・30山崎
8船山・15宮坂・19秋葉
13石川・5前田・4西河・2小林
1清水
●前節リザーブ
GK:16中村
DF:3石井・14宮本
MF:7宮沢・11北村・28太田
FW:10伊東
●前節途中交代
8船山→7宮沢、19秋葉→14宮本、13石川→3石井
●注目選手(岡山側)
☆8千明
怪我から戻って来た彼が救世主になれるか。
彼の持ち味である、鋭い読みからのインターセプトやミスパスの少なさ。
そして、巧みなボールキープして、相手のプレスをいなすドリブル。
さらには、思い切ったサイドチェンジで、一気に局面を打開する視野の広さ。
それらを存分に発揮し、14仙石とのゴールデンコンビで勝利に導いて欲しい。
☆3後藤
DFリーダーとして守備を牽引する。
その粘りのある守備で、1:1で負けないで、相手の突破を防ぐ。
高さもあり、空中戦に強い。
攻撃では、機を見たオーバーラップで、ドリブルを試みる。
是非とも得点に繋げて、攻守でチームの柱として活躍して欲しい。
☆30一柳
積極的攻撃参加で、右サイドの攻撃に厚みをもたらす。
その上がったスペースを突かれる事があるが、基本的には上手くバランスを取っている。
元々SBという事があって、攻守ともにそこそこのプレイを見せている。
なかなか得点に絡めないが、積み重ねのプレイで、結果を残して欲しい。
危険察知能力にも優れシュートブロックする事も多い。
この試合では、攻守で、活躍して勝利に導いて欲しい。
☆1中林
時々ポカもする事があるが、基本的には素晴らしい反応で、シュートをセーブし、ゴールを死守している。
開幕戦は、フィードで悪い意味で、目立ったが、その後は安定している。
ただ、狙ったところに蹴れず、なかなか攻撃に繋がらない。
試合勘も徐々にであるが、上がってきている感じがする。
鳥取とのTMでPKを止めた事が印象に残っている。
是非ともこの試合では、ファインセーブを連発して勝利に導いて欲しい。
☆20川又
怪我から復帰したとの事。
山陽新聞では、怪我の間で、迷いが吹っ切れたとの事。
その記事通り、思い切ったプレイで、勝利に導いて欲しい。
途中出場という限られた時間で、どれだけ活躍できるか。
今後昇格争いに絡むには、20川又の活躍は絶対必要。
●注目選手(山形側)
★30山崎
G大阪で活躍したFW。
J1でも十分通用する実力はあると思う。
彼のドリブル突破や、シュートには気をつけたい。
彼をどれだけ抑えられるかで、勝敗を左右するだろう。
★9中島
仙台で、活躍したFW。
30山崎程の得点力は無いもののスピードは脅威。
裏へ抜け出したり、サイドのスペースに走り込んで来るだろうし、どう抑えるか。
彼の思い通りにプレイされたら苦しい。
彼に仕事をさせない様にしたい。
★19秋葉
ユースからの生え抜き。
チーム最長の11年目となる。
山形の事を良く知っている人物で、攻守で、高い存在感を放つ。
元はFWの選手と言う事もあり、強烈なミドルシュートやプレイスキックを持っており、その決定力には要注意。
彼がボールをもったらシュートコースをしっかり塞いで、シュートを打たせない様にしたい。
★1清水
山形の守護神。
山形に来てレギュラーを掴むまで、なかなか試合に出れなかった。
昨季出場機会が減ったものの数シーズン山形のゴールを守った実力は本物。
しっかりした形で崩し、彼からゴールを奪いたい。
★13石川
7宮沢に次ぐベテラン。
昔は鹿島にいた左SBのスペシャリスト。
クロス精度は高いものがあり、彼の攻撃参加には気をつけたい。
1:1での駆け引きで、負けない様にしたい。
●プレビュー(岡山側)
岡山は、ここまで、2分2敗の勝ち点2の21位。
得失点差は、-4の1得点5失点。
北九州戦、大分戦と自分達のしたいサッカーをある程度できたのに勝てなかった。
逆に富山戦と水戸戦では、自分達のサッカーがあまりできなかった。
良い状態を継続できず安定感がない。
その中で、良い時でも得点できない決定力不足は、深刻。
8千明や20川又の復帰で、状況が好転すれば良いが、どうなるか。
少なくともベンチ入りの選手が豪華なり、交代カードを切り易くなり、流れを代える交代カードを切ることも可能となり、今までの岡山と違ったサッカーができるだろう。
17服部の先発で行くなら、キッカーを17服部にしても良いと思う。
25田所を起用するなら、36関戸をOHかDHで起用して蹴らした方が良いと思う。
というのもここまで、セットプレイで得点できていないのが痛いからだ。
有利に進めながらファールで止められる。
そして、そのセットプレイを活かせない様だと、ファールで止めるだけで、決定機になる前に防がれてしまう。
そうならないためにセットプレイから得点を奪いたい。
強いチームには、セットプレイでの得点が必要不可欠。
私としては、昨季の序盤戦よりは自分達のやりたいサッカーができており、得点さえ出来れば一気に波に乗れるのではないかとみてます。
一番の起爆剤は、9アンデルソンの復帰だろうけど、時間かかりそうですし、今居る戦力でどれだけ戦えるかですね。
順位こそ最下位ですが、ここから巻き返す事も十分可能だと思います。
選手達には、下を向かず頑張って貰いたいですね。
●プレビュー(山形側)
山形は、ここまで、3勝1敗の勝ち点9の4位。
得失点差は、+1の7得点6失点。
開幕戦こそこけたが、その後は、昨季までJ1だった勝負強さを感じる3連勝。
J1時代の堅守こそ影を潜めるもののその分攻撃が良く、J1で3年間戦っただけあって、その得点力は素晴らしい。
前節は、絶好調の甲府を破るなど、持ち味を発揮しつつある。
ヤフーの予想を見る限りシステムは、4-3-2-1とかつてACミランが採用していたシステム。
SBの選手が上がり易く、前方にスペースが出来やすい。
トリプルボランチで、中央の守備が堅い。
後ろからどんどん前を追い越し、スペースへ走り込む波状攻撃しやすいシステム。
そのため後ろの選手の攻撃力が求められる攻撃的サッカー。
それは、ここまでの結果が物語っている。
前線の選手は、スペースを使ったり、中央で、固まってサイドに他の選手が上がってくるのを待つ事もできる。
といった感じにその時に応じた攻撃が可能。
また、有名な選手こそ少ないが、山形歴の長い選手が多く、チームとしての成熟度はかなり高いものがある。
一人一人が、自分達のすべきことが分かっており、連携も良い。
J1だとそれをもってしても通用しないのだから恐ろしいところである。
だからこそそこを知っているチームは強い。
初戦の千葉戦こそ2点差をつけられての完封負けだったが、松本、大分、甲府戦は、何れも1点差の勝利。
戦力だけでは無い、勝負強さを持った結束力あるチーム。
そして、決して資金力のあるチームではないが、継続が功を奏している岡山が参考すべきチームの一つであるだろう。
チームとして、非常にまとまっており、厄介なチームである。
●プレビュー(相互)
岡山と山形は、今回が初対戦となる。
状態は、全く違い上位と下位の試合となる。
岡山が、山形の強力な攻撃陣をどれだけ抑えられるか。
そういった1戦ともいえる。
今の岡山であると、1点以上取られるとかなり苦しい。
そう考えると岡山としては、前半は、少なくとも0点に抑えたいところ。
山形としては、1点得点すればかなり有利に進めれる。
8千明が、この試合から復帰するという事で、そこが勝負にどう左右するか。
4-3-2-1システムの特徴である、後ろの選手が追い越していく攻撃を如何に防げるか。
守備で後手後手を踏めば、岡山の大量失点、山形の大量得点という試合になるだろう。
そうならないために、岡山が主導権を如何に握れるかが一つのポイント。
8千明と14仙石で、試合を支配し、先手先手に試合を進めたい。
上位と下位の試合だが、岡山のパス数は、トップクラスで、攻撃の形は岡山も作る事ができるだろう。
後は、どう決めるかという事と、岡山側プレビューで書いたが、セットプレイが一つの鍵を握るだろう。
逆に山形としては、パス回しを危険なエリアでさえずに、後ろをしっかり固めて岡山にパスを回されるのではなく、パスを回させたい。
そして、危険なエリアに侵入してきたらすぐにボールを奪って、攻守を入れ替えを早くして、一気にリスクを冒して攻めたい。
山形は、攻撃的チームと無条件に言えるが、岡山も本来目指しているのは攻撃的チーム。
そういった意味では、多くの得点が生まれる試合になることも想像できる。
岡山が、歴史の長い山形にどれだけ出来るか楽しみな1戦。
山形としては、意地を見せたい一戦。
岡山としては、初勝利して、巻き返したい1戦。
どちらにとっても大事な1戦。
最後まで応援したくなる様な良いサッカーに期待したい。
岡山から世界へ
To Be Continued
by杉野雅昭
まだまだ未熟なので、おかしい点があるかもしれないので、反対意見歓迎ですし、間違いなどありましたらご指摘などのコメント宜しくお願いします。
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