2015:J2:10節:H:vs水戸ホーリーホック「立ちはだかる課題」その3
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杉野雅昭
2015年05月02日 22:04 visibility83
4、試合考察
4-1:13久保 裕一のプレーに関して
フィジカルを活かして収めようという意図は、感じられた。
恵まれた体格を活かす、跳躍力や技術というのが圧倒的に不足している。
岡山のサッカーにも適合出来ているとも言えず、パスに対して合わない事も多い。
事故的に得点出来る事があるかもしれないが、上を目指す岡山にとって、現状のままだと厳しいだろう。
怪我で、出遅れた事を差し引いても厳しい評価にならざる得ない。
しかし、チームとしても13久保 裕一を活かす練度も足りない。
技術とスピード、フリーランが求められない野性的なシーンを作れるか。
泥臭く気が付いてたらゴールしてたり、ダイビングヘッドで、飛び込んでゴール。
こういったゴールが13久保 裕一に多い。
そういった状況を作り出すためには、中への人数を増やし混戦状態を作る。
クロスやパスを点で合わすのは難しいので、本数を増やし、攻撃機会を増やす。
マイナスのクロスであったり、裏へ抜け切るパスではない落下点に入って競る形やターンを狙える形の方が良い。
4-2:15三村 真のプレーに関して
やはりもっともっとアグレッシブに行ける様になりたい。
解説者の方も「速さ」に関しての最大限の評価をしていました。
それだけ違いを出せる選手であり、そういった場面をチームとして増やしたい所。
しかし現実は、数回のチャレンジに留まった。
ドリブルを仕掛ける有効性が高まる状況とは、高い位置かつ1対1という状況です。
対応する選手が複数となり、囲まれることで、ドリブルの成功率はぐっと下がる。
そして、高い位置であれば、そこから得点に繋がり易い状況も作れる。
しかし、低い位置であれば、取られた時のリスクが高まり、成功した時の効果も低い。
つまり、ハイリスクローリターンである。
低い位置でもカウンターの場面で抜ければ誰も居ないという状況ならば、チャンスであるが、基本は高い位置で仕掛けるという状況を作り出したい。
4-3:16関戸 健二と17島田 譲のDHのコンビに関して
10千明 聖典と8渡邊 一仁と比べて、守備面(ポジショニングや寄せの速さ、奪取力)が劣るものの攻撃面(オーバーラップ、スルーパス、展開力)前方への迫力がある。
これらの特徴の良い面を全面に出せれば良いサッカーが出来る。
後半、開始早々の16関戸 健二のPK獲得というのは、まさにそういう良さ。
17島田 譲のクロスから13久保 裕一という前半の唯一の好機もそういった良さ。
この4人の攻守の良さを兼ね備えた選手が理想だが、現状は、二者択一。
両方を取ろうとすれば、中途半端になるし、チームの方向性として明確な狙いを持っている方が戦いやすい。
勿論両方高いレベルでやる事に越したことはない。
それにシンプルで戦いやすい反面、少しの問題が、大きな差となって結果に表れやすい。
札幌戦や千葉戦の様に何も出来ず敗れるという試合が出る可能性もある。
それだけサッカーは深く、難しい。
J3昇格してすぐの金沢が2位という高位置につける通り、少しの差が大きい。
順位を大きく下げてしまったが、まだまだ上を目指せる。
そのため良い組み合わせや戦い方を模索していく中で、多くの選手を起用し、この試合で二人が発揮した良さというのを内容を伴った結果に繋げて行きたい。
4-4:対ミラーゲームの現状
現状1点差のゲームが続いている。
明確な対3バックというのは、確立されておらず、1チャンスが左右する。
理由として、基本フォーメーションによるギャップが生まれない事で、選手にマークが付き、自慢のパスサッカーができない事が一つ。
また、局面を打開するドリブルや競り合いで優位に立つのフィジカルの強さ、不利な状況を打開するシュート力、そういった個の力不足に起因している。
ここが、岡山のウィークポイントであり、ここを突かれた時の勝率は悪い。
昨季も良かった無敗の時期に終止符を打ったのも両サイドのCBの空中戦の弱さを突かれた事が理由である。
今季は、3久木田 紳吾の成長と、6竹田 忠嗣の守備力、そして、35岩政 大樹の統率力により、空中戦に対して改善させた。
また、前線からのハイプレスによりロングパスに抑える事も出来ていたが、札幌戦では、ロングパスを入れるタイミングが、早くなかなかそこを封じ込めれなかった。
こういった対策に対して、現状岡山は、明確な答えを出せていない。
しかし、高さが不十分だった水戸とのこの試合では、ドリブルやシュートが得意な14押谷 祐樹の投入や20妹尾 隆佑というフリーランによってスペースを突くのが上手い二人が、局面を打開したことで好機を作ったので、これが一つのヒントになった。
4-1:13久保 裕一のプレーに関して
フィジカルを活かして収めようという意図は、感じられた。
恵まれた体格を活かす、跳躍力や技術というのが圧倒的に不足している。
岡山のサッカーにも適合出来ているとも言えず、パスに対して合わない事も多い。
事故的に得点出来る事があるかもしれないが、上を目指す岡山にとって、現状のままだと厳しいだろう。
怪我で、出遅れた事を差し引いても厳しい評価にならざる得ない。
しかし、チームとしても13久保 裕一を活かす練度も足りない。
技術とスピード、フリーランが求められない野性的なシーンを作れるか。
泥臭く気が付いてたらゴールしてたり、ダイビングヘッドで、飛び込んでゴール。
こういったゴールが13久保 裕一に多い。
そういった状況を作り出すためには、中への人数を増やし混戦状態を作る。
クロスやパスを点で合わすのは難しいので、本数を増やし、攻撃機会を増やす。
マイナスのクロスであったり、裏へ抜け切るパスではない落下点に入って競る形やターンを狙える形の方が良い。
4-2:15三村 真のプレーに関して
やはりもっともっとアグレッシブに行ける様になりたい。
解説者の方も「速さ」に関しての最大限の評価をしていました。
それだけ違いを出せる選手であり、そういった場面をチームとして増やしたい所。
しかし現実は、数回のチャレンジに留まった。
ドリブルを仕掛ける有効性が高まる状況とは、高い位置かつ1対1という状況です。
対応する選手が複数となり、囲まれることで、ドリブルの成功率はぐっと下がる。
そして、高い位置であれば、そこから得点に繋がり易い状況も作れる。
しかし、低い位置であれば、取られた時のリスクが高まり、成功した時の効果も低い。
つまり、ハイリスクローリターンである。
低い位置でもカウンターの場面で抜ければ誰も居ないという状況ならば、チャンスであるが、基本は高い位置で仕掛けるという状況を作り出したい。
4-3:16関戸 健二と17島田 譲のDHのコンビに関して
10千明 聖典と8渡邊 一仁と比べて、守備面(ポジショニングや寄せの速さ、奪取力)が劣るものの攻撃面(オーバーラップ、スルーパス、展開力)前方への迫力がある。
これらの特徴の良い面を全面に出せれば良いサッカーが出来る。
後半、開始早々の16関戸 健二のPK獲得というのは、まさにそういう良さ。
17島田 譲のクロスから13久保 裕一という前半の唯一の好機もそういった良さ。
この4人の攻守の良さを兼ね備えた選手が理想だが、現状は、二者択一。
両方を取ろうとすれば、中途半端になるし、チームの方向性として明確な狙いを持っている方が戦いやすい。
勿論両方高いレベルでやる事に越したことはない。
それにシンプルで戦いやすい反面、少しの問題が、大きな差となって結果に表れやすい。
札幌戦や千葉戦の様に何も出来ず敗れるという試合が出る可能性もある。
それだけサッカーは深く、難しい。
J3昇格してすぐの金沢が2位という高位置につける通り、少しの差が大きい。
順位を大きく下げてしまったが、まだまだ上を目指せる。
そのため良い組み合わせや戦い方を模索していく中で、多くの選手を起用し、この試合で二人が発揮した良さというのを内容を伴った結果に繋げて行きたい。
4-4:対ミラーゲームの現状
現状1点差のゲームが続いている。
明確な対3バックというのは、確立されておらず、1チャンスが左右する。
理由として、基本フォーメーションによるギャップが生まれない事で、選手にマークが付き、自慢のパスサッカーができない事が一つ。
また、局面を打開するドリブルや競り合いで優位に立つのフィジカルの強さ、不利な状況を打開するシュート力、そういった個の力不足に起因している。
ここが、岡山のウィークポイントであり、ここを突かれた時の勝率は悪い。
昨季も良かった無敗の時期に終止符を打ったのも両サイドのCBの空中戦の弱さを突かれた事が理由である。
今季は、3久木田 紳吾の成長と、6竹田 忠嗣の守備力、そして、35岩政 大樹の統率力により、空中戦に対して改善させた。
また、前線からのハイプレスによりロングパスに抑える事も出来ていたが、札幌戦では、ロングパスを入れるタイミングが、早くなかなかそこを封じ込めれなかった。
こういった対策に対して、現状岡山は、明確な答えを出せていない。
しかし、高さが不十分だった水戸とのこの試合では、ドリブルやシュートが得意な14押谷 祐樹の投入や20妹尾 隆佑というフリーランによってスペースを突くのが上手い二人が、局面を打開したことで好機を作ったので、これが一つのヒントになった。
その4に続く。
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