2015:J2:9節:H:vsコンサドーレ札幌「対メガクラブの課題」その2

2、短評

上位進出を狙う岡山に対し、上位進出の足ががりを作る狙いのあった札幌の1戦。
ミラーゲームにおいて行われた局地戦で、フィジカルを活かした球際の強さで、札幌が完勝。
岡山は、苦し紛れのシュートを打つのみに抑えられた。
一方札幌は、常時優位に試合を進めるも岡山の粘り強い守備の隙を突くのみ得点に終わったが、勝ち点で岡山に並び、PO圏内を狙える位置に浮上した。

3、得点経過

A:札幌:0-1:10宮澤 裕樹

経過

岡山の攻撃を失敗した流れからの札幌の攻撃をブロックするもセカンドボールを拾われ、サイドに展開される。
11染矢 一樹のプレスを受けた10宮澤 裕樹が、ライン際の31堀米 悠斗に預ける。
31堀米 悠斗は、サイドでキープする。
その間に10宮澤 裕樹が、31堀米 悠斗に対応する11染矢 一樹と21加地 亮と中央を固める3久木田 紳吾の間のスペースへポジションを移す。
31堀米 悠斗からはすぐにそこに出せないので、24福森 晃斗にバックパス。
24福森 晃斗は、ダイレクトで、フリーの10宮澤 裕樹へ通す。
10宮澤 裕樹は、その僅かな時間で、シュートコースを見つけるとそこしかないという所に強烈なミドルシュートを放つ。
これが決まって札幌の得点。 

感想

クロス以外での流れからの失点は初。
岡山の堅い守備を個の力で打開された。
スカパーで、3久木田 紳吾が、中を意識するあまりスペースが出来たとあったが、中央を固める事で、堅守を誇って来た岡山としては、どうするか悩ましい所だ。

4、キーワード

4-1:球際での敗北

これによりボールキープからの組み立てがほぼ出来なかった。
どうやって前線に運ぶかが課題。

4-2:最終ラインのビルトアップ

6竹田 忠嗣から5植田 龍二郎になったことで、ビルトアップが不十分だった。
前半はまだ良かったが、後半は、ここぞという時のバックパスが多く、流れを悪くした。

4-3:僅かな隙への課題

失点のシーンでの3久木田 紳吾のポジショニングは、恐らくチーム方針。
それを変更するのかを含めサイドの裏のスペースのケアは、今後の課題となるだろう。

4-4:間延び問題

早い段階でのロングパスにより寄せに行こうとしたことで、間延び。
寄せのタイミングを含め、寄せをもっと早くする事やラインを上げるなどの対策が必要だ。
場合によっては、引いてセカンドボールを回収するという手段もある。

4-5:個の問題

こういったミラーゲームで、やはり重要なのは個の力。
そういった局面が無い場面もあるが、1点勝負になる事が多い。
やはりドリブルや札幌の10宮澤 裕樹のミドルシュートみたいな圧倒的個の力というのが、勝負を左右する。
岡山に対して、個の力で勝る札幌に対抗する事が出来なかった。
それが山陽新聞にあったJ1に昇格しても通用しないというコメントに繋がったのではないだろうか。

5、満足度

1点(10点満点)

良い所をほぼなしで、完敗。
悔しさがかなり残った。
しかし、今季ワーストのゲームでも1点差負け。
岡山の守備が中央突破とも言える流れからの失点ではあったが、まだまだ崩れていない。
課題とも言える攻撃面を高めて、再び上位進出を目指したい。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

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