2016年ファジアーノ岡山NEXT総括(監督編)

1、評価基準

結果評価基準

A:とても良かった。 
B:良かった。 
C:並。 
D:悪かった。 
E:かなり悪かった。

内容評価基準

A:監督として選手の力を最大限引き出した。 
B:監督として選手の力を引き出した。 
C:監督として選手の力を引き出せなかったが、選手の実力を発揮させた。 
D:監督として選手の力を引き出せなかった。 
E:監督として選手の持ち味を消してしまった。

2、結果評価

結果評価:D→D

順位:15位→16位:D→D
得点:25得点→19得点:D→D
失点:59失点→61失点:D→D
得失点差:-32→-42:D→D

数値的には、解散止む無しという数値となった。
J2所属チームをトップチームに持つもののトップとの実力差が大きく、選手の入れ替えに対し、戦力が大幅ダウンし、昨季以下の数値に終わった。
得点数は、1試合平均1点以下であり、失点も1試合平均2点以上。
勝ち点も7しか獲得できず、ホームでの勝利は無し。
ホーム最終戦で2点差を広げた直後に失点し、ホームでの勝利は0に終わった。
監督として、数値という結果を残せなかった。

3、内容評価

内訳評価:B→E

今季のサッカー:B→E
選手起用:B→E
選手交代:B→E
選手育成:D

育成組織として、選手を育成しているという意識の薄い固定采配が目についた。
本来であれば、多くの選手を起用し、チームとしての総合力を上げつつ、しっかりとした育成をしないといけない。
しかしながら、技術不足の選手に対する冷遇が酷く、13宮本 樹明、4板野 圭竜、2田中 宏昌は、出番に恵まれなかった。
一方で、ユースの有望選手を積極的に起用し、23石川 隆汰を育てた事は評価に値する。
ファジアーノ岡山NEXTの遺伝子を持ちトップ昇格が内定している彼の今後の躍進に期待したい。

4、総合評価

総合評価:C→D

戦力を考えた時にこの結果は止む無しと言える。
JFL参入以降、過去最低の戦力で、精神的な支柱が不在の中での戦いが迫られた。
しかし、監督の采配として持って出来る事があったのではないか。
牧内 辰也マジックと言える試合は、ほぼ無かった。
理想を追求するあまり、結果度外視した戦い方も目立ち中途半端な戦いを1年間通して続けた。
唯一評価できる点は、23石川 隆汰をトップチーム内定を勝ち取る選手に育て上げた点である。
しかしながら、JFLという舞台までチームを上げた確かな実績、そして、自分の理想とするサッカーに適した選手の獲得の難しいセカンドチームという苦しい条件で、しっかり戦い抜いた事。
これは、評価に値し、ホームでの最終戦では、ホーム初勝利一歩までという戦いが出来た事。
こういった実績に感謝しつつ、今後牧内 辰也監督がトップチームに残るのか、それとも他チームで指導する事になるのか。
何れにせよ今後の牧内 辰也監督の今後の戦いが輝かしいものとなると祈って総括を終えさせて頂きたいと思います。
本当に監督として活動した4年間有難うございました。

岡山から世界へ 
To Be Continued

by 杉野 雅昭(masaaki sugino)

記事の質の向上のために反対意見や間違いの指摘などのコメントも大いに歓迎ですので、気軽にコメント宜しくお願い致します。 
また、評価数は、記事を書く意欲へと繋がる事に加えて、記事を書く上での参考とさせて頂いてます。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。