2017年ファジアーノ岡山総括(選手編)11~22

1、選手評価基準

A:今季のチームの核として活躍した。 
B:今季のチームの主力として活躍した。 
C:今季のチームの戦力として活躍した。 
D:今季のチームの切り札として活躍した。 
E:今季のチームのバックアップとして活躍した。 

2、今回の評価選手

11三村 真、13櫛引 政敏、14喜山 康平、16関戸 健二、17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン)、18ニコラス・オルシーニ(オルシーニ)、19片山 瑛一、20藤本 佳希、21加地 亮、22一森 純。

 

3、選手評価(11~22)

11三村 真:左WB(ST)

評価:C

 コンディションが不安定なシーズンが続いていましたが、今季は、17朴 亨鎮が出場出来なかた試合を含め、チームが必要としている状況で、試合に出場することで、チームに貢献することができた。
 持ち味は、スペースがある状況でのドリブルは、非常に効果的だった一方で、スペースが無い時は、バックパスやボールロストする場面もあり、そういった場面でのアイデアに課題を残した。
 また、守備の部分では、高さ不足や、マークの部分で剥がされてそのまま決められてしまう場面もあったが、スピードを活かした守備で、一定の貢献はできた。

13櫛引 政敏:GK

評価:E

 開幕スタメンこそ掴んだが、持ち味のキック力が光った一方で、判断ミスや反応の鈍さが目立ち、最終的に出場機会を失った。
 ファインセーブの少なさは、ポジショニングや判断の悪さに起因する部分こそありますが、天皇杯で、PK戦で、セーブして勝利に導くなど、潜在能力の高さを存分に発揮してくれましたが、チームへの貢献度は、決して高くなかった。

14喜山 康平:左CB(左WB・ST)

評価:B

 出場機会の多さやキャプテンとして、チームを支え続けはしたもののプレーの部分では、課題も多かった。CBとして、視野の広い縦パスは効果的ではあったが、シーズン序盤は、ミスパスが何度かあり、危険なシーンが何度かあった。シーズンを重ねる中で、そういったミスは減り、前に運ぶ助けになっていたが、まだまだ満足の行くものではなかったのも事実。
一方で、ロングパス精度には、課題があり、通らないことが多かった。空中戦での弱さも目立ち、競り負けてしまう事や、競る事すらさせて貰えないシーンもあり、失点に繋がったシーンもあった。
 来季の適性ポジションも含め、起用法は再考の余地がある。ただ、セットプレーでの指示役、チームの精神的支柱としての存在感もあり、重要な選手だった。

16関戸 健二:DH(OH・ST)

評価:B

 豊富な運動量で、攻守で色んな場面に顔を出した。最近のシーズンでは伸び悩んでいたが、今シーズンは、復調を感じさせる活躍であった。激しいボディコンタクトや苦しい時間帯でのあと一歩が出るシーンも増えてきた。
 意表を突くプレーで、スピードや技術ではなく、緩急やアイデアで相手を抜くシーンで、状況を好転させてくれることもあった。
 ゴールやアシストといった目立ったプレーこそ多くなかったが、主軸として最後に怪我するまで戦いきった。

17朴 亨鎮(パク・ヒョンジン):左WB

評価:B

 正確な左足で、クロスやセットプレーで、多くのアシストを記録した。特に直接FK、直接CKの得点とプレースキックで、2得点決めるなど、セットプレーのキッカーとしても結果を残した。
 シーズン途中に怪我な無ければ、シーズン当初の見立てであった10アシスト5ゴールは、十分可能な数字であっただけに怪我が悔やまれる。

18ニコラス・オルシーニ(オルシーニ):CF(ST)

評価:C

 シーズン途中の加入で、1得点止まりであったもののスピードを活かした仕掛けは、迫力がありました。抜ききるスピードこそ無かったものの速さもあって高身長で、フィジカルも強い。良いパスを配給してくれる選手がいれば、もっと活躍できる選手であったと思います。

19片山 瑛一:左右CB(左右WB・ST)

評価:A

 様々なポジションをハイレベルでこなした。今季の主戦場は、右CBで正確なビルトアップや攻撃参加、ロングスローといった攻撃面で持ち味を発揮した。守備でも粘り強い守備を見せていた一方で、空中戦に課題を残した。

20藤本 佳希:CF(ST)

評価:E

 24赤嶺 真吾の怪我の間にスタメンを任せられたが、結果を残せなかった。内容も悪く、プレスの判断が悪く、運動量も少ない。チームとして動いて欲しい時に動かず、諦めも早い。まだ、ゴールを量産していれば、理解できますが、8石毛 秀樹の絶妙なアシストを受けて、ようやく初ゴールを決めた。全員守備全員攻撃、ハードワークといった岡山らしさを体現出来ておらず、1年を通して、不満に感じるプレーが多かった。

21加地 亮:右WB

評価:C

 豊富な運動量と視野の広さ、高いパスセンス。経験値に裏打ちされたプレーは、素晴らしかった。しかし、一度シーズン途中に怪我をした後に復帰しましたが、自分の思った様なプレーが出来なかった事を理由に引退決意した。サイドでのパスを巧く繋ぐプレーや、1対1の守備などは、安定感がありました。何と言ってもプロ意識の高さは群を抜いていて、若い選手のお手本となっていました。まだまだプレー見たい気持ちもありますが、本当にお疲れ様でした。

22一森 純:GK

評価:B

 レギュラー争いに勝利し、絶対的守護神としてチームを後方から支えた。最初の頃は、飛び出しの判断が悪く、ゴールポストからなかなか離れませんでしたが、試合を重ねていく中で、果敢な飛び出しで、チームの危機を救うシーンも何度かあった。ファインセーブも何度もあり、守護神として活躍は、素晴らしかったです。

岡山から世界へ
To Be Continued

by 杉野 雅昭(Masaaki Sugino)

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