阪神:狩野捕手の処遇について (4/13,128815,9)

私には珍しく阪神のネタです.大阪出身ですから巨人の次に阪神が気になります.若干阪神に対して厳しいことも書きますが,阪神ファンの方,ご容赦願います.


 


阪神が狩野捕手を2軍落ちさせ,2軍では外野守備をさせているという.個人的には反対である.


 


主力捕手にアクシデント等が生じたときの為,および,将来、主力捕手が衰えたとき,スムースに捕手交代が行える為に,第2捕手を育てておくことは重要である.身近な例で言えば,2008年のシーズンで巨人がリーグ優勝でき,CSを勝ち抜き,日本シリーズで西武と接戦を演じられたのも,第2捕手:鶴岡が,オリンピックや怪我による阿部の不在をカバーしたからである.


 


シーズンオフに阪神が城島選手を獲得したとき,阪神は理想的な捕手体制になったと思った.狩野捕手(28),城島捕手(34),矢野捕手(42)という年齢構成は,城島捕手を主力としつつ,狩野捕手を第2捕手および将来の主力捕手として育て,緊急時には矢野捕手でまかなうという完璧な体制と思えたからである.城島捕手の控えとなる狩野捕手の打撃・走力を惜しんで,ファンの中から「外野コンバート」の声が出た時も,阪神首脳陣は捕手一本で行かせた.正しい戦略をとっているなと思っていた.


 


狩野選手を2軍に落としたのはまだ理解できる.1軍には城島捕手がいるから,捕手としての機会が少ないから,2軍で経験させるためだと思ったから.それを,外野守備させてどうするの?ライトを予定していた桜井選手が不調だから?桜井選手以外に阪神には外野手はいないの?捕手からコンバートしたばかりの選手がすぐに1軍の外野をやれるほど,阪神の外野は薄いの?林選手・浅井選手・葛城選手・藤川選手ってそんなに見込みがないの?昨年の狩野選手の打撃成績は,打率262,盗塁10と「捕手としては」立派な成績だけど,阪神の外野手として十分な成績なの?


 


捕手は経験である.強肩だけで捕手がつとまるのなら,どの球団も若い捕手をつかう筈である.実際はそうではない.阪神は,昨年1年間,矢野捕手の怪我もあって,狩野捕手に「投資」をした.狩野捕手は着実に成長したと思う.それを無駄にしてよいのですか?狩野捕手に外野の練習をさせるなら,城島選手に1塁の練習をさせて,5-6試合に1回の割合で,狩野捕手・城島1塁手の布陣を組む方がよほどよくはないですか?


 


率直に言って,阪神首脳陣の見識を疑います.何を考えてるんですか?

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