☆関東常総鉄道の車窓から
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鶴丸 深志’
2011年11月27日 22:40 visibility232
本日、悲運のエースこと野村祐輔投手擁する明治大学が明治神宮大会で見事に優勝を飾りました。
そんなこともあり、悲運のエースさまの日記を拝見したところ、田宮謙次郎氏に関する日記を書かれていました。
http://labola.jp/diary/13797317
田宮謙次郎氏は、下館商業(現・下館一高)出身である。
下館一高は、茨城県筑西市にあり、1923年(大正11年)に下館商業として創立され、商業科、工業科、普通科の3学科が併置されていた時代もありますが、工業科と商業科が下館工業、鬼怒商業として独立し、現在は普通科のみの文武両道の学校となっています。最寄り駅は、JR水戸線、関東常総鉄道、真岡鉄道真岡線の三線が乗り入れる下館駅です。
野球部は1929年(昭和4年)に創部され、1959年(昭和34年)に茨城大会決勝で茨城高校を破り、東関東大会で成東高校(千葉)を破って、東関東代表として第41回全国高校野球選手権大会へ出場しました。
甲子園では、1回戦で東北の強豪・東北高校に敗れてしまいましたが、栄えある甲子園出場を果たしました。平成20年には甲子園出場50周年の記念碑が建てられました。
ところで、前述した下館駅から関東常総鉄道で取手方面へ向かう途中に水海道駅があります。
水海道駅から5分ほど歩いたところに、水海道一高があります。
水海道一高といえば、来春のセンバツ大会の21世紀枠の茨城県推薦校に選出されました。
選考理由は、「今秋県大会では15年ぶりに8強入りを果たした。また07、08年の春季県大会でベスト8入りを果たすなど近年力をつけている事や学校創立、野球部創部111年を迎える県内有数の伝統校。学業との両立を目指して活動し力をつけてきている」です。
ということで、以下が21世紀枠の各都府県の推薦校です。
青森 県立大湊
1948年創立、連携型中高一貫教育の県立校。甲子園出場経験はない。今秋県大会では準優勝の好成績を収めた。遠隔地のため部員の確保や大会・練習試合の移動に苦心し、やませの影響で日照時間が短く、平日の練習は約3時間に限られるなど気象条件も厳しい。それでも短期集中型の練習を心がけ、09年夏の県大会準優勝、昨春と秋の県大会でベスト8、今秋の県大会でも準優勝など「県民に大きな感動と勇気を与えた」。また、普段から学校や下宿周辺の清掃活動を行い、冬には1人暮らしのお年寄り宅の雪かきを行ってから登校するなど、「地域への貢献度が非常に高い」と評価された。
岩手 県立盛岡三
1963年創立、春は甲子園出場経験はない。夏に2回甲子園出場を果たしているが、1989年以来、甲子園から遠ざかっている。今秋県大会では県3位で40年ぶりの東北大会に進出を果たしている。また今夏の岩手大会では22年ぶりに決勝に進むなど、近年の好成績が評価された。
秋田 県立秋田中央
1920年創立。08年に続き、2回目の推薦。夏4回の甲子園出場経験があるが、春は出場なし。今秋県大会の第3代表決定戦を制し、3年ぶりに東北大会に出場し、1回戦で福島商に2-3で惜敗した。今秋の成績に加え、今夏の県大会準優勝、昨年、一昨年ともベスト8に入った活躍が評価され、「除雪ボランティアに取り組んでいる」ことなどが推薦理由に挙げられた。
山形 県立米沢興譲館
1618年に藩の学問所禅林文庫として創立。1776年に藩校・興譲館とし、1956年に現校名となる。甲子園出場経験はない。今秋県大会では8強入りを果たしている。2回戦で東根工に9-2で勝ち、準々決勝で敗れたが、米沢中央に4-6と善戦した。「進学校として平日の練習は午後6時半までと決めて学業と部活動を両立している」、「冬にボランティアで除雪作業を行い地域に貢献している」ことなどが評価された。
宮城 県石巻工
1963年創立、甲子園出場経験はない。東日本大震災の津波でグラウンドや校舎が被災し、自宅が全壊した選手もいるなか、厳しい環境で練習を続けた。9月の台風15号でも地盤沈下したグラウンドが水没したが、今秋県大会で準優勝し、東北大会に初出場した。この間、地域でのボランティア活動にも取り組んでおり、「困難な条件を克服し、模範となる姿勢と実力を兼ね備えている」と評価された。
福島 県立小高工
1963年創立、甲子園出場経験はない。07年に続き2回目の選出。福島第1原発から14kmの警戒区域内にあり、生徒と教員は県内五ヶ所に分散。野球部員は練習場所や活動時間も制約されている中、今秋季県大会では、東北大会に出場した福島商に惜敗したが、8強入りを果たした。今夏の福島大会でベスト4など過去5年で4回を含む計11回ベスト8入りした実績などが評価された。
茨城 県立水海道一
1900年創立、甲子園出場経験はない。今秋県大会では15年ぶりに8強入りを果たした。また07、08年の春季県大会でベスト8入りを果たすなど近年、力をつけている事や「学校創立、野球部創部111年を迎える県内有数の伝統校。学業との両立を目指して活動し、力をつけてきている」ことなどが評価された。
栃木 県立宇都宮北
1980年創立。甲子園出場経験はない。09年に続き2回目の選出。今秋県大会では準々決勝で準優勝した文星芸大付に1-2と惜敗したものの、ベスト8入りを果たした。「近年好成績を収め、文武両道による活動が他校によい影響を与えた」ことなどが評価された。
群馬 県立高崎
1897年創立。81年春に甲子園出場を果たしている。それ以来は甲子園から遠ざかっている。今秋県大会では準優勝。関東大会では2勝し、ベスト4入りの好成績を収めた。「自主自立をモットーに自分たちで練習を考え実践、野球の技術だけでなく、礼儀、マナーなども重視し、地域からの信頼が厚い」ことなどが評価された。
埼玉 昌平
1979年創立、中高一貫教育の私立校。甲子園出場経験はない。今秋県大会では準々決勝の春日部共栄戦で、惜しくもサヨナラ負けしたが、8強入りを果たした。今秋県大会で6試合を2失点に抑えた。「抜群の安定感。県内屈指の左腕投手を中心にチームワークも良く、強豪校とも互角に戦える」と評価された。また同校が専用グランドを持たず隣町の公共施設を借りながら練習していることや、学校の方針で朝練習を行っていない中で、毎年好チームを育成していることなどを高く評価した。
千葉 千葉英和 1946年創立の私立校。甲子園出場経験はない。今秋県大会では銚子商や千葉経大付など強豪校を撃破して18年ぶりの優勝を果たした。続く関東地区大会では初戦でコールド勝利を収めるなどベスト8に進出した実績などが評価された。
東京 駿台学園
1932年創立、甲子園出場経験はない。今秋都大会では右腕・北川平投手を柱に初のベスト4入りを果たしている。準決勝の帝京戦では1-6と善戦した。「秋の大会だけでなく、各都大会で一定水準以上の成績を残しており、しっかりしたチームが出来上がっている」と評価された。
神奈川 湘南学院
1932年創立の私立校。甲子園出場経験はない。2000年創部。今秋県大会では準々決勝で東海大相模に敗れたが、過去最高のベスト8入りを果たした。グラウンド外でも球場補助員として大会運営を支え、東日本大震災復興チャリティーボランティアへ参加するなどの活動も高く評価された。また夏と秋の大会では、横須賀スタジアムの補助員を務め、今夏、県内で開かれた高校生世代の大会「アジアAAA選手権」にも全面的に協力、日本の優勝に貢献したことも高く評価された。
山梨 県立甲府西
1902年創立、甲子園出場経験はない。1975年創部。今秋県大会では準々決勝で延長15回の末にシード校・富士学苑を倒すなど粘り強い野球を見せ、県準優勝で初の関東大会出場を果たした。主な推薦理由は、部員数が少数15人ながら1人最低2ポジションをこなすなどの工夫をしている、進学校で勉強と両立させながら野球に励んでいることなどを挙げた。
新潟 県立高田
1874年創立、甲子園出場経験はない。今秋県大会では3位決定戦で新潟明訓に敗れるもベスト4入りを果たしている。練習が制約される豪雪地帯のハンデを克服し、文武両道で野球に取り組むことなどが評価された。また「県内有数の進学校で勉強に忙しく、他部と共用の狭いグラウンドで工夫しながら練習に取り組み、近年顕著な実績を挙げている」ことも挙げた。
長野 県小諸商
1893年創立、甲子園出場経験はない。今秋県大会では準々決勝で惜敗したが、23人の少ない部員で、公立校で最高成績のベスト8に進出した。夏の長野大会では強豪の佐久長聖を破り、47年ぶりにベスト4進出を果たした。「清掃など地域のボランティア活動に参加し地域連携・貢献に積極的に取り組む、創部91年の伝統を持つ、文武両道を実践し在校生の模範となっている」ことなどが評価された。
富山 県立伏木
1927年創立、甲子園出場経験はない。部員11人で臨んだ今秋県大会ではベスト8入りを果たす好成績を収めたことや、夏の富山大会では部員17人で挑み、優勝校の新湊に11-14と善戦したことなどを挙げた。また部員全員が学校所在地の高岡市と隣接市の中学校出身者で、地域に密着している点も評価された。
石川 県立金沢西
1974年創立、甲子園出場経験はない。今秋県大会では7季ぶりに優勝。北信越大会では初戦の砺波工(富山県)をコールドで降したが、準々決勝で準優勝した地球環境(長野県)に敗れてベスト8に終わった、公立校ながら08年春と今秋に優勝。夏の石川大会でも08年にベスト4になるなど、ここ3年の県内の公式戦勝率は7割を超える実績が評価された。
福井 県立美方
1969年創立、1971年夏に甲子園出場を果たしているが、春は出場はなし。生徒の大半が地元出身で、うち約7割が女子。運動の専門学科などもなく、部活動強化に恵まれているとは言えない環境の中、昨春の県大会で4強に進出。今秋の県大会では、準優勝した北陸と延長14回に及ぶ接戦の末に惜敗したが、大会を通して、投手を中心に失点の少ない安定した戦いを続け、高いチーム力を示した点が評価された。また、定期的に校舎周辺を清掃したり降雪時に最寄り駅の雪かきをするなど、地域や学校に良い影響を与えている点も推薦理由としている。
静岡 県立伊東商
1963年創立、甲子園出場経験はない。伊豆半島唯一の単独商業高校で、1、2年生部員が17人と少人数であることなどの制約を克服し、今秋県大会で準々決勝で優勝した静岡商に1-2と惜敗したが、ベスト8進出果たした事や来年度創立50周年を迎えることも推薦理由に挙げた。
愛知 愛産大工
1963年創立、甲子園出場経験はない。今秋県大会では、3試合連続完封勝利をするなど初の4強入りを果たした。今年創立50周年で、9月の台風15号で河川敷にあるグラウンドが冠水し一時使用不能となる困難を克服し、今秋県大会で4強入りを果たしたことなどが評価された。
岐阜 県立大垣西
1980年創立、甲子園出場経験はない。06年に続き、2回目の選出。今秋県大会では準決勝で強豪・県岐阜商に1-2と惜敗。東海大会出場はならなかったが、投手力と守備力が安定しており、失点が少ない点が評価された。
三重 県立津商
1921年創立、甲子園出場経験はない。今秋県大会では準々決勝でいなべ総合に1-5で惜敗したものの、8強入りを果たした。主な推薦理由として「男子が少ない商業高で、部員不足に長年悩まされたが、最近は部員が増えた」、「監督の指導の下、創意工夫した練習で着実に実力を伸ばしたこと」などを挙げた。
滋賀 県立石山
1963年創立、1994年春に甲子園出場を果たしている。今秋県大会では県3位となり18年ぶりに近畿大会へ出場している。グラウンド右翼側に名神高速道路があり、十分な打撃練習や自校で練習試合ができない環境の中、今秋県大会では3位と好成績を収めた。また、32人の野球部員を「風紀」「学力向上」「美化」「記録」の4委員に振り分け、各リーダーを中心に責任感などを養い、文武両道を実践している点が評価された。
京都 立命館
1905年創立、中高一貫教育の私立校。春4回、夏3回の甲子園出場経験があるが、83年春以来、甲子園から遠ざかっている。今秋府大会では準優勝。近畿大会では初戦で準優勝した天理に延長10回の末、1-3で惜敗した。今秋府大会で準優勝した実績に加え、「ずば抜けた選手の集まりではなく、地道に努力を重ねた。これから大躍進の要素を持っている」ことや「他校や地域住民に良い影響を与えた」ことが評価された。
大阪 大商大堺
1968年創立の私立校。甲子園出場経験はない。今秋府大会では府優勝の大阪桐蔭相手に準々決勝で0-3と惜敗したものの、ベスト8入りを果たした。また年数回、地域での清掃活動や防犯活動での協力を続けていることも推薦理由として挙げた。
兵庫 県立洲本
1897年創立の淡路島の県立校。春2回、夏1回の甲子園出場経験があり、1953年春に全国制覇を果たしている。86年春以降、甲子園からは遠ざかっている。今秋県大会で、昨年覇者の神戸国際大付を破るなどし、公立校で唯一4強入りした。近年の県大会では度々上位進出を果たしているものの、近年甲子園出場は遠ざかっている点、地元民間団体の東日本大震災の被災地支援活動を手伝うボランティア活動などが評価された。
奈良 市立一条
1950年創立、1971年春に甲子園に初出場して以来、40年以上甲子園から遠ざかっている。近年では09年春に県優勝を果たしている。今秋県大会では公立校として唯一ベスト4入りを果たした。「学業と部活動を両立させている、他の部活動とのグラウンド共用で工夫を凝らしている、地域のボランティア活動に積極的に参加している」ことが評価された。
和歌山 県立那賀
1923年創立、甲子園出場経験はない。2年連続2回目の選出。今秋新人戦と今秋県大会で初の優勝を果たした。「地元出身の生徒だけでチームを構成し、基礎、基本からの指導を徹底。元気良く最後まで試合をあきらめない戦いぶりは、県内のチームの模範になっている。地域に根ざした教育活動、文武両道を実践している」ことが評価された。
岡山 金光学園
1894年、神道金光教会学問所として創設。1949年に現在の校名となる。2001年より中高校一貫教育を開始。甲子園出場経験はない。3年ぶり2回目の選出。今秋県大会では準決勝で優勝した玉野光南に1-4で惜敗するも、ベスト4入りを果たした。「伝統ある進学校で文武両道、夏の県大会では常に上位進出、3年以上にわたって地域の清掃活動に取り組んでいる」ことなどが評価された。
広島 県立広島観音
1922年創立、甲子園出場経験はない。1994年創部。今秋県大会では3位となり、中国大会へ出場を果たした。昨夏の広島大会は4強に進出するなど近年、力をつけている。110m×90mのグラウンドを高校総体優勝経験のあるサッカー部などと共用し、平日はフリー打撃ができない。グラウンド全体を使えるのは土日のみ。シーズン中は、遠征から戻った午後5、6時ごろにフリー打撃をするなど工夫している。早朝の清掃活動なども評価された。
鳥取 県立鳥取育英
2003年創立。由良育英と赤碕両校が05年3月に廃校になり、04年4月から鳥取育英に統合された。推薦は3年連続3回目。甲子園出場経験はない。今秋県大会では、中国大会優勝の鳥取城北を倒し2年連続の優勝を果たした。「過去数年の試合成績はいいが甲子園出場に恵まれていない、学校の統廃合を経験しながら地域に根ざして頑張って活動している」ことなどが評価された。
島根 県立大社
1898年創立。春2回、夏8回の甲子園出場経験があるが、1992年夏以降甲子園から遠ざかっている。今秋県大会では20年ぶりの優勝。中国大会では優勝した鳥取城北に敗れたものの、ベスト4入りを果たした。「文武両道で、国公立大や有名私立大に野球部卒業生が進学している。秋季中国大会で広島県の強豪校を破った」ことなどが評価された。
山口 県立下松
1944年創立。甲子園出場経験はない。今秋県大会では夏に山口大会を優勝した柳井学園を破るなどベスト4入りを果たした。2年生10人、1年生5人と部員が少ないにもかかわらず、今秋県大会で好成績を残したほか、年末年始の神社清掃などの地域貢献が評価された。
香川 県立小豆島
1949年創立。甲子園出場経験はない。部員12人の小数ながら今秋県大会では準々決勝で優勝した高松商に3-4と惜敗したものの、ベスト8入りを果たした。離島のハンディを感じさせない活躍とともに、島の過疎化と少子化が進む中、地域に密着した活動も評価された。
徳島 県立徳島科技
2009年創立。徳島工、徳島東工、徳島水産の3校が統合して徳島科技となる。かつて徳島工が存在した位置に建設された県立校。前身の徳島東工が推薦された事はあるが、徳島科技としては初の推薦。甲子園出場経験はない。今秋季県大会でベスト8入りを果たした。今秋大会中の台風などで鮎喰川沿いのグラウンドが水没し、練習するのが困難な状況にあったにもかかわらず、好成績を収めたことなどが評価された。
愛媛 県立小松
1907年に小松町立実用女学校として創立、その後合併を経て1949年に現校名となる。甲子園出場経験はない。今秋県大会では宇和島東や今治西なご強豪校を破って初優勝を飾り、四国大会に初出場を果たした。台風19号による同校施設への被害を克服しての活躍などが評価された。
高知 土佐
1920年創立、併設型中高一貫校。昨年に続き2回目の推薦。春6回、夏4回の甲子園出場経験があり、春と夏に準優勝を1回ずつしているが、1993年以降甲子園から遠ざかっている。今秋県大会でベスト4入りし、県選抜大会(8月)は準決勝で明徳義塾を1-0の完封で破り、準優勝の成績を残した。「学業と部活動を両立させ、常に全力疾走の姿勢を貫いている」ことなどが評価された。
福岡 県立育徳館
小倉藩の藩校として1768年創立、2004年に併設型中高一貫校となり、07年に現校名となる。甲子園出場経験はない。今秋季県大会ではあと一歩九州大会に届かなったがベスト4入りを果たした。「藩校の流れをくみ、文武両道を実践した。甲子園でも十分戦える力があると判断した」と評価された。
佐賀 県立鹿島実
1926年創立。甲子園出場経験はない。今秋県大会では準々決勝で準優勝した龍谷に1-2と惜敗したものの、ベスト8入りを果たした。「野球に取り組む真摯な姿勢が他校や地域によい影響を与えた」と評価された。また学校付近の掃除などボランティア活動が高く評価された。
長崎 県立小浜
1949年創立、75年創部。1988年夏に甲子園へ出場したが、春は出場がない。部員14人という人数難の中、今秋季県大会でベスト8に進出。準々決勝で昨年の選抜出場校・波佐見に2-3と惜敗したものの健闘したことや、高校生らしいすがすがしいプレー、マナーの良さが高く評価された。
熊本 県立球磨工
1963年創立。甲子園出場経験はない。今秋県大会では準決勝で優勝した九州学院に1-5で敗退するも、ベスト4入りを果たした。同校野球部は野球部専用のグラウンドもない中で工夫した練習に努め、生徒会役員や学級委員を担う部員が多く、日常生活でリーダーシップを発揮している点が高く評価された。
大分 県立大分豊府
1986年創立、併設型中高一貫校。02年以来2回目の推薦だが、甲子園出場経験はない。今秋県大会はベスト8に進出。昨秋県大会でベスト4、夏の大分大会で優勝した明豊に準々決勝で0-1と惜敗するなど、近年安定した成績を収めている。「普通科の進学校として文武両立を目指し、限られた練習時間を有効に使い、成果を上げてきた」ことが評価された。
宮崎 県立宮崎西
1974年創立、公立併設型中高一貫校。甲子園出場経験はない。今秋県大会ではノーシードから準優勝し、初出場の九州大会でも、準優勝した強豪・九州学院(熊本)相手に0-2で敗れたが、ベスト8の好成績を残した。また、グラウンドが狭く、練習時間も平日約1時間40分と短い中で練習を工夫していることが「困難条件の克服」として評価された。
鹿児島 県立松陽
1983年創立。甲子園出場経験はない。96年茨城県立松陽と姉妹校協定を結ぶ。今秋県大会ではシード校を破るなど接戦を勝ち抜き、創立以来初の4強入りを果たした。「音楽、美術、普通科に特色ある5コースを置く公立高として、芸術・スポーツなどさまざまな分野で学業と両立する姿は、文武両道を目指す高校生の励みとなる」として評価された。
沖縄 県立知念
1945年創立。甲子園出場経験はない。部員は3学年合わせて100人を超える。今秋県大会では準優勝を飾り、48季ぶりに九州大会への出場を果たした。校内グラウンドをほかの部活動と共有する練習環境にある中、文武両道を実践しながら選手、指導者が日々の努力により、一丸となって野球に取り組んでいる姿勢が評価された。
以上です。
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