☆農業高校として初の甲子園出場~新発田農業~

全国農業高等学校長協会の資料によると、農業関係の学科だけで構成されている高校は平成22年現在で全国に136校あるようです。
さらに、○○農業と単純表記され、地区予選に参加した経験のある高校は全国で81校になろうかと思われます。

 

農業高校と単純表記される高校の中で、甲子園出場経験を持つ高校は以下の6校です。

 

帯広農(北海道:夏1回)
大曲農(秋田:春1回)
金足農(秋田:夏5回・春3回)
新発田農(新潟:夏6回・春1回)
西条農(広島:夏2回・春1回)
都城農(宮崎:夏1回)

 

この中で、最初に甲子園に出場を成し遂げたのは、新発田農業である。

 

 

 

 

新潟県の越後平野の北部に位置し、加治川などを水源とした水田が広がっており県下有数の良質なコシヒカリの産地としても知られ、新発田藩の城下町として栄え新潟県北部の中核都市で人口約10万人を有する新発田市に新発田農業高校があります。

 

新発田農業は1911年(明治44年)に新発田農学校として創立され、野球部は1950年(昭和25年)に創部されました。
甲子園には春1回、夏6回出場し、春夏通算成績は3勝7敗です。この3勝は日本文理、新潟明訓の7勝に次ぎ、新潟商業と並ぶ勝利数です。
夏の予選には、新潟中、長岡中、新潟商、高田師範、長岡工、新発田中、村上中、村松中、長岡商、小千谷中、柏崎中、高田商工、高田中、新潟工、高田工、市新潟中、三条中、三条工、柏崎商、糸魚川中、新潟明訓、北越商、新発田商工、六日町、十日町、柏崎工、直江津実、安塚に次いで、市立工業、水原、中条、新津、津川、高田農、新井、吉川、高田北城定と共に1950年(昭和25年)に初参加いたしました。
初の甲子園出場は、1961(昭和36年)の第43回夏の大会で、この出場は新潟県内の学校としては長岡、新潟商に次ぐ3校目の出場でした。
初の甲子園の初戦では、戸畑を延長10回の末、3 - 2 で下して甲子園初出場初勝利を成し遂げました。この勝利は全国の農業高校に夢と希望を与える1勝だったといえるでしょう。
また、1981年(昭和56年)の第63回夏の大会においては、広島商、東海大甲府と全国屈指の強豪を連破し、新潟県勢として初めて夏の1大会で2勝を挙げました。

 

尚、新潟と隣接する群馬の東京農大二高は普通科のみの学校です。(´・ω・`)

 

 

 

以上です。

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