☆12月25日 きょうの第35回全国高校サッカー選手権大会


明治41年6月、埼玉のサッカーは埼玉師範学校(現在の埼玉大学教育学部)教諭の細木志朗氏が蹴球部をつくったことにより始まり、埼玉師範学校でサッカーを学んだ指導者が浦和の旧制中学に教師として赴任し、指導したことにより普及・発展を遂げていった。
昭和30年代に入ると、高校サッカー界では「浦和を制するものは全国を制す」と言われるほどになった。

▽全国高校サッカー選手権大会埼玉県予選決勝
昭和29年 浦和(対 浦和西)→全国優勝
昭和30年 浦和(対 浦和西)→全国優勝
昭和31年 浦和西(対 浦和)→全国優勝
昭和32年 浦和西(対 浦和)→全国ベスト3
昭和33年 浦和西(対 浦和)→全国ベスト8


第35回全国高校サッカー選手権大会戦績
(昭和31年度)

▽1回戦
刈 谷(愛知) 5-0 徳島商(徳島)
喜連川(栃木) 6-1 鶴 丸(鹿児島)
神 戸(兵庫) 4-0 松本深志(長野)
遠 野(岩手) 7-0 勝 山(岡山)
日立一(茨城) 4-1 山 城(京都)
城 北(東京) 3-0 延岡向洋(宮崎)
秋田商(秋田) 5-2 三国丘(大阪)
上野商工(三重) 2-1 美唄工(北海道)
富山中部(富山) 2-1 古 座(和歌山)

▽2回戦
修 道(広島) 4-0 喜連川(栃木)
藤枝東(静岡) 4-0 富山中部(富山)
浦和西(埼玉) 3-1 刈 谷(愛知)
上野商工(三重) 5-1 栄光学園(神奈川)
北宇和(愛媛) 2-1 遠 野(岩手)
秋田商(秋田) 4-0 島原商(長崎)
仙台育英(宮城) 3-2 神 戸(兵庫)
日立一(茨城) 7-1 城 北(東京)

▽準々決勝
浦和西(埼玉) 2-1 修 道(広島)
日立一(茨城) 4-3 秋田商(秋田)
藤枝東(静岡) 5-0 上野商工(三重)
仙台育英(宮城) 4-1 北宇和(愛媛)

▽準決勝
浦和西(埼玉) 2-0 仙台育英(宮城)
日立一(茨城) 2-1 藤枝東(静岡)

▽決 勝
浦和西(埼玉) 3-2 日立一(茨城)


第35回全国高校サッカー選手権大会で初優勝を成し遂げた浦和西高校といえば、野球漫画の「おおきく振りかぶって」、テニス漫画の「エースをねらえ!」のモデル校であることは一部マニアの方には有名な話である。
ところで、上記の戦績でも分かるように、昭和30年代後半頃までは、各地の進学校がサッカーの全国大会に数多く出場していた。野球が実業学校に普及し、サッカーが進学校に普及していった経緯については改めてふれたいと思う。





以上です。

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